こんばんは、ねね(姉)です。
毎日毎日凍える寒さですね。こんな寒い夜に食べたいものは何ですか?せーので言いましょう!
せーの、
…
…
ラーメンっ!
え、今おでんとかシチューとか鍋とか言った人いませんでした?誰ですか?コタツでアイスって言ったのは?正気ですか?タイトルラーメンじゃん?ここは予定調和でラーメンて言いましょうよ?言わない?え、言わない?
ん~そういうこともあるよね、自由ってそういうことでしょう。みんな優勝、みんな天才。これが場を丸く収める方法です。
先日ふと、
うにが食べたくなっちゃったんですね。うに。
そこまで強く想うほど好きでなかったし、自分で買ったこともない位なんですけど、ふと気になって仕方なくなってしまいました。
そうなったらもう頭の中はうにでいっぱいですよ。恋?みたいな。恋してないからその分有り余るロマンスはうにに注がれるわけなんですね。
うにって寿司とかパスタしかないか、うにラーメンって聞かないなと思って調べてみたら六本木の方にあるそうなんですが、どろどろつけ麺系だったので、ねね的には何か違うなと感じてしまいました。
じゃあねねが食べたいうにラーメンはどんなものが?
描いてみましょう!
え?うそ、33歳独身女性の描く絵ってこんなにひどいの?まずどんぶりの形がいびつすぎるでしょう。
伝わらないといけないので説明を加えたらうにがきもいです。うにのこと、好き好き言っといてこんな見てくれに仕上げたの悪いなって思います。
スープは黄金の透き通ってあっさりしている出汁、麺にうにの風味が絡むよううにはあんかけにする、三つ葉とワサビを添えて爽やかな香りを出す、刻み海苔をふりかけて海の風味を演出、足りないパンチ力はチャーシューにまかせて、麺は主張しない細麺。
これが理想のうにラーメン。
構想は完全に出来上がった、あとは実行するのみ。
前日から仕込みをします。
低温調理でチャーシューを作ります。豚肩ロースを醤油、みりん、酒、砂糖、ニンニク、しょうが、ネギのタレに漬け込んで低温でじわじわ加熱します。
家の中がニンニク醤油のいい匂いに包まれます。
あとはスープの出汁とりをしました。
鯛の骨とかで出汁をとりたかったのですがコスト的に諦めました。この青のペットボトルの水はマルエツで127円です。飲み口が広いのでここから昆布、鰹、干し椎茸を入れて1日置きます。常温でじわじわ出汁をとるのです。
下準備は以上です。
仕事終わりにうにを買いに行きましたが、うにが売っていませんでした。え?何で?うにって売ってないの?
こういううにはスーパーには売ってないの?こういうのが欲しいんだけど…。
結局スーパー3件巡り力尽きたので嘘のうにを買いました。
卵黄が入っていてうにだけじゃないのです。
キッチンの様子です。地獄です。狭いので仕方ないのです。
スープはうまく出汁がとれたのであとは塩気を調整するのですが、結構塩入りました。出汁の旨味を出すには塩分が必要なのです。
ラーメンの麺は極細のやつにしました。麺から作れよ、というのは無理です。思いの外高くつくと思います。西友で75円でこの麺が手に入るならこれ以上のコスパのよさはないです。
チャーシューは2切れだけにしておきますが、厚みはしっかりあります。
うにのあんかけを作ります。
嘘のうにには形がなかったのでどろどろになってしまいました。日本酒を入れて香りをつけます。家の中が正月の料亭みたいな品のいい香りになります。
色々あってできました。
ねねが憧れたうにラーメンです。
三つ葉と刻み海苔、真ん中にワサビ、チャーシューライドオン。
さぁ、食べましょう。
あんが麺によくからみます。とてもいいです。
ズルズル…
うにの味しねぇ!嘘のうにだからうにの味しねぇ!うに要素がない!
強いていうならわさびと出汁の効いたスープ、細麺が微かな海鮮風味に合っておいしいかな、くらいです。
いや、わさびと細麺が意外とうまい?
ん?わさびがうまいのか。まぁ細麺信者のねねとしてはそこらへんがおいしかったです。
あんかけにしたので麺にスープが絡むのが強かったですね、これはいい。牡蠣ラーメンとかでもイケるはず。とろみは優しく麺を包み込む。
とにかくスープがあっさりしているので、チャーシューのニンニクが効いたガツンとした旨味がバランスを整えておいしかったです。
脂身最高、柔らかい脂身は幸せの象徴です。
結果を言うと、嘘のうになので65点くらいです。本当のうにでやったらという期待値が高いです。ベースはできているのであとはうにを、本当のうにを買いたいです。本当のうにが買えたらまたうにラーメンやります。
本当のうに~、待ってろよ!どこに売ってるんだ!
ちなみにボツ案はこちら。
白髪ネギが入っているのですが、うにの旨味とネギの強い香りが相殺しないか心配だったのです。これはこれでいつかやってみたいものです。
まだまだうにに恋い焦がれる日が続きそうなねねのうにラーメン探求の旅は続く。では。