個性の強いおもしろおいしい飲食店が多いからです。
その中でも特に個性的なのが、米とサーカス というお店です。
早稲田口を抜け、この看板の先を進み雑居ビルを抜け、小路を分けいるとあるのです。
カウンター席が並び、こじんまりとした印象の居酒屋さん。
メニューが
はい、これです。
昆虫食。
これを冷やかしに食べに来たのです。
しかし、生半可な気持ちで来たらダメでした
。
ここから先は露骨に虫等々ゲテモノが、でてきますので御容赦下さい。
箸の隣に蛇!!
蛇漬け込んでエキス飲むバカがどこにいるよ!
それで何元気になろうとしてるのかっ!
エナジードリンク気取りか?
全く理解できない、目が二つこっちを見ているヌルッとしたやつを眺めながらご飯です。
さ、昆虫食いきます。
お待たせしましたぁー
と威勢よく運ばれてきた、盛り合わせです。
頼んだのは私どもです。
メンバー紹介がまだでしたね。
左から、
ゲンゴロウ
ワーム(若竹にいつく幼虫)
サソリ
イナゴ
カイコ
センターの蠍が破壊力強いですねぇ、、。
みんな存じ上げております。
しかしどのメンバーにも著しく嫌悪感。
押しメンなど、いないのです。
とりま、帰ろ?
森に帰ろう?と促したい所ではありますが、時既に死んでいる。
故に、ゴミになるか、我々の血となり肉となるしかないのです。
残すのは、お店の方々の労力を無駄にしてしまうので食べることにします。
この葛藤の中、震えが止まることはありませんでした。
まず、双子でもめる訳です。
「あんたから食えよ!」
と。
ラチのあかない、低レベルなケンカ。
そして、めめ(妹)が意を決し!
「じゃあサソリいくわ」と。
ざくりっ
サソリをかじりました。
寒気がします。
カサカサというか
パリパリというか。
焼いた甲殻のわれる音。
ああ、めめはサソリを食べてしまったのです。
何だかマズそうにしていました。
ほっといて次にいきましょう。
ゴキブリに似ていますがゲンゴロウです。
途中コガネムシも食べましたが、不味くて写真はありません。
コイツの殻は厚い。
硬い。
頑なに何かで覆われたい悪意を感じますし、その黒ぐろとした姿にポジティブな要素は一切ありません。
箸でつかもうとしても、ツルツルすべり
結局床に一匹落としました。
わざとではないですし、暗い床にいると、完全にアレっぽいです。
お店に迷惑をかけぬよう、ティッシュに包んですてました。
気を取り直して食べましたが
バリッバリッとしていて、
これ、食べ物じゃないなと思った次第です。
さ、次は
かいこ。
幼虫です。
小学校の頃、お蚕様を育て繭を収穫する授業がありました。
私は蚕のベッド(桑の葉)をうまく作れず、机の引き出しの中で蚕のたまご、幼虫がうじゃうじゃーと繁殖してしまった経験があります。
これ以来お蚕様系ウネウネした虫がどうにも苦手です。
白飯大好きなねねとしては、ご飯さえあればいけるのではないかと信じ、
キュウリのきゅうちゃんのように、のせてみました。
まぁ、美味しそう。(それがきゅうちゃんならば)
そっ
ずっ
あ、、
くさい
苦い
まずい
三重苦。
旨みの要素がない。
見た目以上の味。
すごいですねぇー。
ここまでまずいとは。
〆はチャーハン♡
あれ、黒ごまチャーハン?
いいえ
蟻です!
あ、やだぎっしり!!
サムいーぞくぞくしますう。
単品でもゾッとする虫ですが、大群でビッシリ来るともっとゾッとします。
まぁ、食べます。
チャーハンはしっとりしてて最高に美味しいです。
しかし問題は蟻。
にがまずい。
虫のスタンダードな味なのですかね?
なんか、こう、苦くて獣臭い感じ。
食感は案外許せても味がどうしてもダメです。
非常にいい経験となりました。
「写真どうぞ撮ってください。
Facebookでもインスタでもどうぞアップしてください」
とさわやかに答えてくださった店員さんに感謝です。
ちなみに
虫以外のメニュー・お酒はとても美味しく、
いかのワタ煮
焼きカスタード
等々絶品です!
また行こうと思います。