今週のお題「給食」
ということで、双子の給食の思い出です。
もう四半世紀前の話しにならますが、
ねね(姉)は幼少期は病弱で食も細かったのです。
小学校1年生の2学期の最後の給食で、骨付きチキンの唐揚げがでました。
ねねは骨がついた肉など食べたことがなかったので、戸惑いました。
でも食べ終わるまで給食は終わらないので頑張って肉に食らいつき、食べたつもりでいました。
そこへ、クラスの肥え系男子が早々と自分の食事を終え、ねねのチキンを見て、
「これ、食えねーならくってやるよ!」と得意気に言うのです。
ねねは
「もう食べたんだよ」とか細い声で言いましたが、
チキンに目がくらんだ肥え系男子には届かず、骨付きチキンはキレイに食べられてしまいました。
ネネの食いかけを食べられて、幼心にゾッとしました。
今思い出してもぞっとします。
話は変わって、めめ(妹)の給食の思い出。
小学校2年生の時、給食の割烹着(学校備品)を無くしためめ。
さかもツイン家、更には学年全体がざわついた出来事です。
割烹着をなくす子なんていない。
そんな子は、いない。
親に問い詰められるめめ。
ぼへらーとして、どこにやったか言わないめめ。
「あんた間違えて持ってない?」とランドセルを漁られるねね。
結局見つからず、確か親会社弁償したような気がします。
時を経て、昨日めめに聞いてみました。
あの日のことを。
めめ「あれはねー、工作の袋の中に割烹着を入れておいたらお母さんがゴミと間違えて一緒に捨てちゃったんだよ、多分」と。
どんだけ整理整頓できない子なのでしょう。
めめ「めめは、多分ADなんとか、ほら注意なんとかなんだよ。
集中できないんだもん。」
と。
あーーー、自覚あるんだ!へぇー!
なるほどねぇ。
と妙に納得しました。
ねねにも、集中がスパンと切れておっちょこちょいで済まされないことをやらかす時があります。
めめはそれの上を行くな、と思うことがありました。
昨日分かったこと、めめには自覚がある。
双子の距離がすこし縮んだ気がしました。
ほぼ毎日互いの部屋を行き来して、あーだこうだ言い、時にはケツを蹴り倒すようなケンカをし、ねんねこごっこという名のお昼寝を一緒にしたりしていますが、まだまだねねはめめのことをよく知らないのでありました。
そして、めめは、ねねが寝るのを見届け、ねねが食べるのを楽しみにしていた蒸しパン(どうやらめめは蒸しパンが好きらしい)をもって自室に帰っていきました。
ぱたむ
以上、給食の思い出からの、注意欠陥双子のぼんやりした日常でした。
ではここら辺で失礼いたします。
ねね