ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

マザー牧場で過ごす休日


ねね(姉)は牧場に行きたかった。

癒しが欲しかったのだろう。

童心に返って動物に触れ合い、美味しい空気をすう。

ねねにとって、大切な時間である。

今日はねねの最高の休日をここに記そうと思う。


朝、最寄り駅に車で行くと、そこに妙齢の婦人が歯茎を出してにやりと笑って待ち構えていた。


紹介しよう。


この嬉しいと歯茎が丸出しになってしまう婦人こそ、私の親友K江だ。

もう15年近くの付き合いになる。


K江とは全く気遣い無用の付き合いなので、休みを一緒に過ごすにはありがたい存在である。

車に乗るなりエセ関西弁でハイテンションに何かを話しかけてくる。

せっかく星野源のアルバムを流しているのに、くぐもった声が何も聞こえない。

と思ったらキィーーだのなんだの叫びかけてくる。

地獄のドライブや…
地獄のドライブの始まりや

お互いに地獄のドライブであることを共有認識とし、一路千葉マザー牧場へと向かった。


車を走らせ首都高速を抜け、アクアライン、海ほたるへ。

牧場も行きたいけど海も見たいよねって楽しみにしていた。

着いてみると

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濃霧っつーやつ。
海一滴も見えません。

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K江は亀になりました。

もう行くよって言ったらちゃんと人間に戻ってくれたのでホッとした。


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ここは、天国へ続く道ですか?
はたまた、地獄?

さすが、地獄のドライブ

先の見えない、幻想的というには陰りすぎている橋をひたすら進むのみだった。

程なくして

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マザー牧場に着いた。
濃霧は消え、ところどころ日差しがさす。 


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なんていい休日だ。
日頃のストレスなんて消え去る。


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隣ではK江が、歯茎を出している。
彼女もうれしいのだろう。


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私はK江に言った。
「歯茎でてるよ」と。

K江は歯茎を出して笑うだけだった。
最高の歯茎だった。
光をうけ、妙に輝いていた。


マザー牧場はイベントが時間刻みであり、早速バターチーズ作り体験へ行くことに。


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向いがてら、牛乳まんじゅうをつまむと、ふんわりと優しい味にいやされた。

普段ハイハイン(赤ちゃんせんべい)を食べてるK江にもぴったりのお味だった。


さて、チーズ作りでは

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牛乳とヨーグルトと生クリームが入った鍋を火にかけ


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分離してきたら



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濾す
というだけのシンプルな手法。


次はバター作り

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生クリームの入った小瓶を
ただひたすら

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振るだけだ。


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おお、固まった。
バターだ。


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出来上がったらその場でクラッカーと食べる。

乳製品の旨みをダイレクトに感じられる貴重な体験だった。

楽しかった。

横ではK江が、やっぱり歯茎をだしていた。
きっと美味しかったのだろう。


腹も満たされ、次は動物と触れ合おう。


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触れ合い広場には大人しい動物達が放されている。

羊もさわり放題だ。

羊毛は冬毛で、すごく汚れている。


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ゴワっとした外側の毛をかき分けると、中の方は案外ふんわりしている。

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ぷすりと指が入る。

クセになる。
やみつきだ。


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ぷすりとすると、羊がブルブルブルと震える。
嫌だったのだろうか?
でも面白いので羊スポットでは延々と羊毛に埋もれさせてもらった。

とても可愛らしいやつらなのだ。



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所々に羊ゾーンがあるのだが、


一際目を惹く羊がいた。


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こいつだ。

今はやりのツーブロックとでも言うのだろうか。
毛刈り中に暴れてしまったのだろうか。
牧場側の悪意だろうか。

しばし見とれた。

後に入った情報によると、
数日前にK江の姉、通称姉じゃがマザー牧場に行っていたらしく


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OSUSHIーーと言われながら毛刈りshowに出ていたとのことだ。

上の方にうなだれるOSUSHIがいるのがわかる。

見つけられただろうか。

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こいつだ。

こいつだけ、こうされてしまった。

スシローではないとだけ覚えておいて欲しい。



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二重あごのうさぎや


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でかい亀ともふれあい、


ラビットハウスへ向かう。

ここは
うさぎ・モルモットをだっこできるお部屋だ。

入口で手袋とタオルを渡される。


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スタッフさんに言うとだっこさせてくれる。


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膝の上に、ラビットファー


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ハァーかわいいっ。
5時間くらいモフモフしたい♡

ねねが一番楽しみにしていた、馬との触れ合い

人参エサやり体験は300円でできる。
これはやった方がいい。

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あーん♡
ができる。

誰かにあーんをしたのは何年ぶりだろうか。

にんじんをあげるとお礼に生暖かい鼻息をブスぅぅーと吹きかけてくれる。

馬の息吹を間近に感じられる。


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なかなか立派な歯と歯茎だった。


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ポッキーゲームを楽しむように人参を食べる馬。


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とてつもなく楽しい。


そして、乗馬体験。


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御年22歳(人間でいうと70歳)、マザー牧場最高齢馬、マミーちゃんに乗せてもらう。


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乗り心地ふぁっふぁする!


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白馬のK江様。なかなか素敵だった。



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オシャレなお帽子の馬もいたり、8頭くらいいたと思う。


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馬好きな方には是非行って欲しいところだ。

 


羊毛で羊人形作りもできる。

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ハァっっ

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フゥんっ

マザー牧場で採れた羊毛なので、顔を埋めたくなる気持ちよさ♡


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きもちいぃ。


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完成品もふわふわで気持ちいい。
ついつい手が出るふわふわさだ。


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あっという間に夕方になり冷えてきた。

牧場と言えばアイス。

食べた。
ホットミルクコーヒーも美味しかった。

1日いても飽きない、足りない、もっといたい。

それがマザー牧場だと思う。

2年パスもあるので、通いたい。
バンジージャンプや、小さな遊園地もあるので、お好きな方はぜひ。
 


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夕日に照らされ絵になるK江。
おしゃれなやつだ。


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名残惜しいが、4時半閉園なので帰路につく。


夕刻に食べたアイスが私に洗礼をほどこした。

お腹が痛い。

高速道路を慌てて出て、色々あったりした。

ねねは固く心に誓った。

外出先でアイスは食わない。

これはもう何回も誓っていることである。 

そしてもう何回も誓を破りアイスクリームの洗礼をうけている。

本当の地獄のドライブたった。


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なんとか海ほたるに舞い戻り、記念撮影。

もはやメガネが2人を表している。
インスタ映するだろうか。


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夕日の中の自撮りだ。

海がやっと見えて満足した。


こうして無事埼玉に戻り、
K江は

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車内で下剤を飲んだ。
腹が丈夫すぎるらしい。

そして2人の地獄のドライブは終わった。


その1時間後、ラインがきた。
K江は結果にコミットしたらしい。
よかった。


ねねも帰宅すると、キッチンが甘臭く、ニオイの元を辿ると、ミカンにカビが生えていた。

よくあることだ。


干していた布団カバーを取り込むと、鳥糞がついていた。

これもまあよくあることだ。

そっとみかんを捨て、布団カバーを洗った。

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夜中に干した。

こうしてねねの1日はおわった。
その日の夜は布団カバーが無くてもぐっすり眠れたという。