ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

職場の床を水浸しにした件について

本日のねね(姉)の仕事は、個室にこもり色んなものを消毒するというものでした。

四畳ほどの狭い部屋で、ありとあらゆるものを消毒液につける係です。

誰とも喋らず、ただ流しと向かい合い、洗い、消毒液につけ、乾かす。

この単純作業は孤独との戦いですが、意外とスタッフのみんなから人気のある業務で、free番と呼ばれています。

「あ、今日freeなんだ!いいなぁ!」
「あ、今日freeだったんだ!どうりで見ないわけだ」
「あ、今日free?久しぶりにあった気がする」

こんな会話はほぼ毎回繰り返されます。

朝からこもり、黙々と単純作業は楽しいです。

業務のキーポイントである、消毒液を作る作業、
10ℓほどの容器に水を汲み、消毒薬をまぜるのですが、これが重い重い。

シンクの横の容器をそっと持ち上げ、横にし、少しづつ古い消毒液を捨てたら
水道のノズルを伸ばし、容器に突っ込み、ひたすら水を汲むのです。

時々水の溜り具合を見ていないとこぼしてしまいます。3分ほどでたいてい汲み終わります。

線のところまで、あとちょっと。

もう少ししたら水を止めよう、と思った後の記憶がありません。


ねねはふっと別用で部屋を出ていってしまいました。


これが悪夢の始まりです。


近くの部屋で他のスタッフの手伝いをしていたら、

「すいません!ちょっと来てください」

と声をかけられました。

清掃スタッフさん何だろ?

ちいとまって、これ終わってから行こう、と思い、はーいと返事をして、行かないでいると。


「すいません!大変なことになってます!」


...

あっ!


「水出しっぱなしだっっ!」


ねねはここでやっと思い出しました。


水出しっぱなしだったことを。


個室に戻ると四畳程の部屋の三畳は水浸し。

シンクの横の容器から水がじゃあじゃあと湧き出ている!!


ひぁやぁぁぁぁーーーー!!

やってもうた!!

こんな悲惨な現場見たことない!


しゃむわおおおおぉぉぉぉー


水道代ーーーーー


瞬時に色んなことが思われます。


そして、怒られる...とも思います。


てか気づた時点でお願い、水道とめて。。

血の気が引くのを感じながら水を止めます。


ねねの持ち前の何となくやり過ごせる運で、今日は半年に一度の床ワックス清掃の日。

床に洗剤をまき、きれーに掃除する日だったので、清掃スタッフさんに、
「すみませんが、この部屋から掃除お願いします。すいません水浸しで。」

と丁重に謝り、シャムワオでも解決出来ないような大量の水を掃除してもらいました。

別用でねねは個室を離れ、ラウンドしていると、

主任がやってきます。

主任
「あ、ねねちゃん(仮)!ねえ、個室が水浸しになっちゃったみたいなんだけど。知ってる?」


...もうバレてる笑

 清掃の人がちくったようだ。

もとい、個室の荷物をどうするか、という相談をねねがいない間に主任にしたようだ。

主任
「あのバケツ(容器)に水入れっぱなしに...した?そこから水があふれてたみたいなの」


ねね
「...すみません。知ってます。やっちゃいました」(困り顔での苦笑い)

主任
「...そ...」

「知ってた。」

「...気を付けてね...」
(苦笑い)


もう起きてしまったことで、しかも誰かに被害があったわけでもないので怒るに怒れない、といったところでしょうか。。

とりあえず一瞬絶句、を経ての片付けよろしくですんで良かったです。


水浸しになった引き出しやらダンボールやらを片付けて、ねねはもうくたくたです。

忙しい上に余計な仕事まで増やしてしまったのは不注意が祟ったのか、厄年のせいか。

勤め先は建物の老朽化、手狭になったので、去年の10月に新築移転したばかりだったのです。

きっとあんなに水浸しにしたのはねねが初でしょう。

新築の水浸しの引き出しを掃除ながら、
大掃除じゃーん!
キレイになったわぁー
と何だかすごいポジティブに考える自分を振りかえると、
図々しいおばさん
でした。

おばさん
でした。

...

今日のまとめ
  • 水の出しっぱなしには気をつけましょう
  • ポジティブ思考なのかばばあ思考なのか。ポジティブ思考だなって思ったらそれはただの図々しいばばあだ