ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

どうしても冷麺じゃなきゃダメな日

土曜日の夜は夕ご飯を簡単に済ませたい派のねね(姉)です。

一昨日煮た豚肉や、パン、萎びたレタス、裂けたトマト、賞味期限今日までの卵、賞味期限3日前にきれた牛乳、

冷蔵庫の中の旬を過ぎた食材たちが、ねねが食べるのを、今か今と待ち続け、変わり果てた姿になろうとしているのは重々承知のことでした。


しかしながら、終業2時間前、ふと、

冷麺

が頭をよぎりました。


え!なになになに?

冷麺ですって?

冷蔵庫の負の遺産にさらに加えるなら、賞味期限いつだか分からないうどんもあるけど?

ダメ?

家で食べたらええんじゃないの?

ダメ?

残り物食べないと...。

あー、違うと、
あぁ、ダメなんすね。

噛んでも噛んでも噛みきれたかよく分からない、冷麺じゃないとダメなんですね。


致し方なし


かくなるうえは

冷麺を食べに行こうではありませんか。

帰宅途中の赤羽エキュートに立ち寄り、
韓国料理を取り扱うお店へ。

いつもイートインは混んでいて並ぶとのこと。

店内は5席しかないからね。

ねねも10分位並んで、冷麺を頼みました。


ほんっっっとお願い
冷麺お願い
冷麺冷麺冷麺冷麺

冷蔵庫の変わり果ててしまいそうな食材よりも、今は冷麺に全身全霊そそいでいるから、

お願い私に冷麺をー!

と、切に願いながら、

「韓国冷麺で!」
と頼みました。

席に着くとすぐ出てきましてね、

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透き通るスープ、半透明の麺、赤さが激しめのキムチ、概ね火が通ってるけどまだ通す余地はあるよ、と余力を残した卵の黄身。

ぁぁ。

すべてが、ねねの欲しいが揃っています。


さぁ、もたもた写真なんて撮らないで、早くお食べ。
氷入れて冷やしといたからね


と言わんばかりの器。

食べるよー

いただきます!

ズルズル

モッチャリモッチャッリ

ンフゥーーー

ズルズル

モッチャモッチャモッチャリモッチャモッチャモッチャリ

ンフゥーーー

うっま!

この麺のコシのつよさ!

そしてスープとキムチの3位!

うまいよー

そうだよ、これだよー、今日ダメゼッタイ!冷麺じゃなきゃダメゼッタイ

の日にぴったりの冷麺です。


あっという間に平らげました。

もう満足です。

さぁ、帰ろうと席を立った時、隣の赤い服を着たご婦人が
「大丈夫ですか?ここ、通れますか?私荷物多いから」
と心配してきます。

そんな気を使わないで、ご婦人。
私なんとか通ってみせるから、ソルランタン麺気にせず食べて。

来るのちょっと時間かかってやっと食べてるんでしょう。

大丈夫席たとうとしなくて。

通ってみせるから!

ねね
「あ、大丈夫ですよー。通れます。」

ご婦人
「ちょっと私荷物多いから。ごめんね。」

ねね
「大丈夫ですよー。」

ねね
「(無事通れたので)ほら!んふふ」

ご婦人
「あら、細いからねぇ。んふふ」

ねね
「んふふ。ありがとうございました。」
ねね
「(物腰穏やかで、赤い服がすてきなご婦人だったな)」

親戚かのようなやりとりを繰り広げ、ねねは帰りました。
ご婦人はソルロンタンを食べ始めました。


イートインスペースはおひとり様が多く、
おひとり様のおひとり様によるおひとり様のためのような場所でした。

その中でおひとり様同士がささやかに気遣い合うなんて。

おひとり様の居心地いい場所じゃないですか。


定期的に行くことになるだろう、
そう察したねねでした。

今日のまとめ
  • 冷麺うまい
  • イートインスペースは、静かで手っ取り早いけどうまい、ので、ねね好み
以上、帰り道の夜風に吹かれ、5月なのに凍えて、しかも、酸っぱい知るが後から耳下腺を刺激して、耳下腺ジワーんとするねねでした。