昨日図書館に行って埼玉の観光ガイドをぼんやり眺めていたら、吉見百穴という奇妙な観光地を見つけました。
横穴墓群であり、無数の穴があること。
関東平野にあるのは極めて貴重だというヒカリゴケが自生していること。
地下には軍需工場があること。
ざっくりした説明だけで、背すじがヒューんとなるような摩訶不思議な話。
周りのアラサー女子に一緒に行こうと言っても付き合ってくれないでしょう。。
だって、古墳とはいえ墓場ですからね。
ねねもそういうところは怖くて行きずらい。
しかし、気になってしまった以上、この目で見たい!
いざゆかん!電車とバスを乗り継いで!
1人で!カメラを持って!
覚悟を決めねねは出かけます。
東松山駅からバスが出ており20分もしないで
百穴入口に着きます。
ここで降りる人は誰もいません。
平日だからかな。
歩いてる人すら見当たらないし、どっち行けばいいのかな。
Googlemapを開いて歩きます。
川沿いに意味深な、穴の文字。
奥には百の文字もありました。
左に進み
廃墟公園を横目に進みます。
オカルトすぎる。もうここから不穏なオカルト臭漂ってる!怖いです。
駐車場もガラガラ。
吉見百穴到着です。
入口で300円払い入場します。
入ると
わ…ぉ。
無数の…穴(墓穴)。
予想よりこじんまりとはしてましたが威圧感というか、古墳感というか、墓感が凄かった。
なにこれ、墓穴ありすぎでしょ。
びっしりぎっちり!
1300年前の古墳時代末期のものであり、江戸時代には不思議な穴と言われていたそう。
なんだか分からない無数の穴。
先住民族の住居跡なんて言われていた事もあったそうですが、調査の結果、墓だとわかり、大正13年に国指定史跡となったそうです。
現在は219個の穴があるそうですが、怖くて数えたくないです。
古墳もさる事ながら、ヒカリゴケもみておきたいところ。
穴ぼこの中に自生している幻想的な発光苔。
こんなに穴があるのに、ヒカリゴケが見えるのは2、3箇所の穴だけらしいです。
この穴から覗くとね
写真だと写りが悪いけどうっすら光ってるのです。
ほんのちょっとだけでしたが、感動しました。
うはー光っちょる!って。
2回見て、2回思うこと一緒です。
軍需工場の中も1部見ることができます。
気温は15度。ひんやりしています。
いや、ひんやりと言うか、ゾッとする。
薄暗くて閉鎖的な空間。
しかも軍需工場。
オカルト要素満載。
老夫婦が先に入られていたので、ねねもちょっと後ろからそっと入りましたが、ダメダメダメ。
これ、1人でダメ、ゼッタイ。
怖い。
出られなくなる。
写真だから少し明るく写ってますけど、実際もっと不気味。
ライトが心もとない。
出口が見える範囲で歩きます。外に出よう。
アングラすぎる。
そしたらちょっと階段を登ってみましょう。
ん?
入れる?
…
そんな、観光地のかまくらみたいなノリで言わないで!
入れるわけないよ!(精神面で)
ご遺体が安置されてたとこでしょ。
だめだよ!入っちゃ!
だから入りませんでしたが、写真だけ。
左側がうっすら高いのは、そこに安置していたからだと思われるそう。
穴の入口に向かい、下がり勾配になってるのも水はけを良くし、腐らないよう考えられていたのだとか。
古代の知恵すごいなぁ。
ただね、岩壁の所に無数の傷があって、だれかがつけたのかな?文字のようにも見える…
よく見るとね、
ONOって見える部分があったんですよ。
小野?
誰!
古代の小野の墓なの?小野が来たよってサインなの?
もう怖い!気のせいが気のせいの一線を超えたので去ります。
頂上まで登るとちょっとした展望台が。
ちょっと休みまして。
山頂は所々ベンチがあって休めます。新緑と青空がきれいなところでした。
売店や食事処、勾玉作り体験処もあります。
(トイレもちゃんとあります)
墓要素の強いラムネ
ただ、これだけオカルト要素盛り沢山でね、全然お腹すかないんですよ。
胸がいっぱい、ってやつなのかな。
それともげっそりってやつかな。
ゴカボウとか手打ちうどんとかおでんとか。
魅惑の食品も、なぜだか古墳の前では覇気がなくなります。
今回は何も食べずに出てきました。
次回は慣れるかな?ゴカボウ食べたかった。
ちなみに、古代人の服の貸出もあります。
ねねは1人だったから着られませんでした。恥ずかしくて。
今日のまとめ
- 埼玉県にはヒカリゴケを見られる所がある
- 吉見百穴は100どころか、219個の穴がある
- 地下は涼しいのでクールスポットとして推している
- 古墳すごい
吉見百穴だけでなく、ちょっと離れたところに黒岩横穴墓群というところもあるそうなので、そちらもぜひ。
この後ねねは岩室観音へ寄ります。続く。