ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

こばやしの網焼き牛タン弁当を食べる男

ねね(姉)はただ今新幹線の3列シートの真ん中に座って帰路についております。

東北新幹線が満席となり、友人と離れ離れになり座っています。

気楽な一人旅気分でのんびりして、
車内販売の
f:id:sakamotwin:20160626184633j:image
奇跡のスジャータのアイスを食べました。

しかもリンゴアイス。

小切りのリンゴが入っている!

口溶けのよいスジャータのアイス♡

いやはや、これは極上のひととき。

新幹線で食べるスジャータの特別感が好きなのです。


3列シートの真ん中って意外と周りの動向が丸見え。

右隣のおじさんは乗車後ビールを呑み始め、辺りにアルコールのいいかほりを撒き散らしています。

開けた直後、ぶしゃっと腹にビールをこぼして、アセアセ拭いていました。

動く車内での飲食はこぼしとの戦い。

そんな右のおじさんを片目に、今度は左のおじさんが仕掛けてきます。

仙台から乗車してきたおじさん。

牛タン弁当を大事そうに持っています。

今どきの駅弁はホカホカで食べられるように、紐を引くと暖まるシステムを搭載しているやつもあります。

左のおじさん、どうやら初めてそういう駅弁を食べるみたいで、
自分の買った弁当に怪しげな、クラッカーについているような紐を見つけます。

「あれ?」

「ん?」


左のおじさんの未知との遭遇

戸惑いを隠しきれず声が漏れます。だだもれすぎて聞こえてきます。

弁当の紐の説明書きをみて、

「へ?」

と激しく戸惑いながらも、紐を手にします。

おそるおそる。

そっと。

つぅぅぅーとゆっくり引き始めました。

しゃっと引いてええねんで。

なのに、

つぅぅぅーと、ナメクジが這うかのようにゆっくり、そして、鼻の中に詰まったうどんを引くかのように、スロウな時間が流れます。


ポンッッ

プシュぅーーー

蒸気がでました!

これで温め完了です。

左のおじさん
「おぉ…」

と感動しています。

それをみてねねも、はじめ人間ギャートルズと思います。

そして、容器を触り、お決まりの一言
「あつっ」

ああ、どれをとっても昭和くさいわかりやすい展開。

だけど、なぜかドラマチックなのは夕日が綺麗だったからかもしれません。


左の40代と思しきおじさん。
人生初のホカホカ駅弁。

ねねはしかと見届けました。
そして、なんでか同じ気持ちで感動して牛タン弁当を食べた気になりました。(すごいいいにおいがした)


そして、日本酒をぐびりとあけ、牛タン弁当を堪能し、くつろぎ始めるのでありました。


今日のまとめ
  • 人生初のことには驚きと戸惑いがいっぱい
  • 左のおっさんはいい時間をすごしている
  • 左のおっさんは新幹線タイムがこなれてる。
以上、左のおっさんの初体験をリアルに体感して、左のおっさんに同化しかかったねねでした。