ねね(姉)の聴診器、15年近く使ったためかいよいよ壊れ始めたので新しいのを買いに行きました。
銀座にナースグッズが売っているお店があるのでそこに行き、自宅に届くよう手配。
あぁ、長く使ったものだ、と思いながら、その分自分も歳をとったんだ、と切なくなりました。
せっかく銀座に行ったので、松屋銀座でやっているグレースケリー展へ行ってきました。
グレースケリー。
女優からモナコ公国のプリンセスになったご婦人。
この写真を知らない人はあまりいないのではないかと。
美しくかつ気品溢れる佇まい。
展示にはこのロイヤル婚の写真や着用していたドレス(ウェディングドレスもレプリカがありいたく感動したし、目がキラキラした)
もう、グレースケリー展を見終える頃にはプリンセス気分。
ちゃんと化粧をして身だしなみと心を整えて、気品溢れる婦人になりたいとしゃなりしゃなり銀座を後にし有楽町へ向かいます。
本屋さんなどをウロウロしてたらお腹空いてきたので、何食べようか考えたら、餃子しか浮かびませんでした。
週一で餃子食べてます、このところ。
おかしいな、グレースケリーは絶対餃子食べないだろうな。
グレースケリーみたいに美しくなりたい。
フォークとナイフを使うような料理を食べるべき。
気品溢れる食事を...
いや、やっぱ餃子だわ。
脳内グレースケリーから一変、餃子になってしまった。
もはやあのウェディングドレスよりも餃子が目に浮かぶ。
有楽町駅から徒歩数分の天鴻餃子房へ行きました。
有楽町電気ビルヂングの地下はどうやら飲み屋街のようで、このお店も仕事終わりのサラリーマンやOLさんがグループでわいわいしていました。
あ、こりゃ1人で入れる雰囲気じゃないな。
6人くらい並んでるし…。
諦めて他の店行こうと思って来た道を戻りますが、
「ここでひるんでるようでは強い心とどこにでも行ける勇気がつかない」
とアメリカからモナコへ単身渡ったグレースケリーのような新しい場所へ飛び込んでいく強さと気高さをねねも!
リーマンに混じって並び、30分くらい待ったかな。
中国人店員さんに「何人?は?1人?はぁー(ため息)、ちょっと待ってて」
と迷惑そうにあしらわれる。
カウンター席がない店はお1人様アレなんだな、入りにくいんだな。
でもここの餃子が食べたい。
もうここしかない。
心を満たんに!ここの、餃子。
根性みせて並んで餃子とご飯、カシスウーロンを頼みまた待つ。
しばらくメニューを恋する目で眺めました。
先にご飯とスープと酒が来る。
…。
酒は呑むよ。
でも、ご飯だけ(しかも多めのめし)は食べられないからね。
また、待つよ。
お腹空きすぎて軽く低血糖起こしそうだよ。
そしたら
きたー!
みて!この
造形美!
きっとグレースケリーだって、お花みたいなやつだから好いてくれるよね!
「イッツキュート♡」
なんて言って食べちゃうよね。
でもアメリカ人餃子なんて知らないから、カントリーマアム的なクッキー的な甘味の気分で食べちゃうとね、
これ、中身ニラニンニクエビ(大ぶりのプリッとしたエビ)だからね。
「ノォーー」
って怒っちゃうかもしれない。
そしたら
「ノーじゃないよ、こうして食べるんだよ」
とタレをたっぷりつけて(ポン酢も用意してある)ご飯と一緒に食べる方法を教えてあげるしかない。
そしたらきっとグレースケリーも納得してくれる。
そして気高く餃子をお腹いっぱい食べるんだ。
それほどに、おいしかった。
またカシスウーロンのほろ甘さが餃子にあってね、今日の夕飯は最高だったってことです。
今日のまとめ
- グレースケリー展を見て女子力上げようと思った
- だけど餃子には勝てなかった
- 餃子最高
以上、私のパラダイスは有楽町にあったのでまた行こうと思うねねでした。