こんばんは。ねね(姉)です。
本日はさかもツインの姉の旦那さん(義理のお兄さん、以下義兄)が胃カメラを受けてきました。
ねねは2月の終わりに胃カメラを受けて辛かった、痛かったと話したところ義兄が
「オレも健康診断で胃カメラ受けるよ、え、そんなに辛いの?いやいやそんなことないでしょ、余裕っしょ」と言いました。
これは大変、胃カメラをなめている。今回初めて胃カメラを受ける義兄は何もわかっとらん。舐め腐っちょるばい。ならばいかに辛いか教えてあげよう、と胃カメラ心得を叩き込んでおきました。
ふだんにこにこしてる顔も(エイだけど)
クワッ!!!!
と信じられない顔(エイだけど)になるの、それ位痛くて辛いのね。
胃カメラを受けるにあたっての不安にオブラートをはがしてお答えします - ここから先は私のペースで失礼いたします
とにかく管が入るとヒリヒリした痛みと違和感、ゲボが吐きたいくらい胃がパンパンに張るのにゲップできない辛さなど事細かに身振り手振りを交えて最終的には泣くよ、と脅したところ
「うそ~何か怖くなってきたんだけど」と不安を煽ったようです。
さかもツインの姉に至っては「あんなんやるくらいなら死んだ方がいい」とまで極論を言っていました。
そうして迎えた検査当日、昼頃メールがきていました。
タイトルは『胃カメラやばい』です。
これが某有名大学を出た義兄の胃カメラの率直な感想です。某有名大学で数年何を学んでいたのか不安になるほどの語彙力です。中学生レベルです。やばい。
胃カメラの前に知性はありません。気取った言葉もし小難しい論語も出てきません。そこにあるのは『やばさ』だけなのです。そしてその『やばさ』に対抗する手だてはなく我々は泣くのみなのです。
やばいよね、と返信したところ
『このまま死ぬのかと思った』と死を覚悟するほどの苦痛を味わった旨が記されています。
『人間のする行為とは思えんかった』と道徳心に訴えかけてきます。
お医者さんが異常犯罪者扱いされた瞬間です。
喉に管を入れるという狂気の沙汰。それに対して憤りを感じたのでしょうか。しかしながら自分で胃カメラを受けるという選択をしたのでお医者さんに罪はありません。金を払って受けるのは義兄自身なのです。全ては健康体というお墨付きを受け安心するための手段なのです。
結果異常なしで良かったと思います。ねねは概ね健康だけど胃の形が変、でしたから。
最終的におつかれと自分で自分を労っていました。多分この苦痛を乗り越えたときに生まれ変わった、一つ強くなった自分を見出したのでしょう。
そう、胃カメラの前ではどんな人間も平等に無力なのです。
頭が良かろうが悪かろうが何だろうが胃カメラが与える苦痛に涙を流してティッシュで拭うことしかできないのです。
たとえどんな天才がいたとして、その人と比べたら自分なんてカメムシ以下だわと思って悩むことがあれば、どんな人間だって胃カメラを前に涙を流す平等さがあるので同じ人間なんだ比べる価値はないと考えていただきたいです。ねねはそうします。
胃カメラを無事終えて考えたことは、自分自身の健康や病気の早期発見に務めるという予防医学への意識は誰もが持っていた方がいいことなので胃に不安がある方は胃カメラを積極的に受けるべき、ということ。
多分検査後にこんな達成感がある検査もそうそう無いと思うので。一皮むけるってこういうことなんでしょう。いや、一管飲み込む、か。
義兄は口からの胃カメラだったようで多分ねねより厳しい闘いをしたかと思われます。お疲れさん、とメールをしときました。
次に会ったらどうだったか事細かに聞きたいと思います。
さてねねのほうは胃の不調もすっかり治りもりもりご飯を食べています。いくら食べても足りないくらい食べています。
食べる幸せを知ってるから消化菅は大事にしないとね!では。