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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

ひとりでスィートルームに泊まって孤独が浮き彫りになった話

こんばんは、ねね(姉)です。

先日福岡旅行に行き、ねねは前入り、めめは当日入りして観光を楽しんできました。

 


初めてひとりで飛行機に乗りました - ここから先は私のペースで失礼いたします

 

ひとり飛行機もクリアしたことに達成感があります。

 

仕事終わりに飛行機に乗り込み夜の空港のロマンチックさに心がいっぱいになりました。というか無事たどり着けるのかという不安と緊張で空弁を買ったものの食べられなかったんですね。


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空港に着いたのは21時半、博多周辺で空いているホテルがなかったので旅行代理店の人の勧めで博多からちょっと離れたホテルに泊まることになりました。

 

もちろんねねひとりだからシングルステイで予約です。

 

空港から地下鉄に乗り唐人町駅で降ります。

Googlemapを駆使し何にもない暗闇を20分ほど歩きながら、

食べずに残った空弁をホテルで食べるか。

野菜足りてないからコンビニで野菜スティック買ってくか。

と考えていました。そしてコンビニで買い物を済ませガサゴソガサゴソ袋を抱えホテルにチェックイン。

あまりのフロントの広さに驚愕。みすぼったらしいったらありゃしないねねの疲れた顔が悲壮感を増します。

 

仕事終わりの疲れた顔って土気色になるの。俗に言うくすむ、っていうやつなんだけとほんとそう。ファンデーションでどうにもならない。むしろ塗れば塗るほどシワに粉が溜まり老いアピールをしてしまう。

若さアピールしたいよ、本当は。でもやればやるほど肌から浮いておかしいんだ。

20代の頃はそんなことなかったのに、っていうことが30代には起こります。それがリアル、アラサー女子のリアル。

 

 

チェックインのサインをしているとフロント係がパソコンを険しい顔で見つめ「ねね様、本日ダブルのお部屋ができなかったのでスィートのお部屋にグレードアップさせていただきます。こちら側の事情ですので追加料金はありません」と言われます。

 

ねねは「?」と思いましたが泊まれればいいので「はい」と言います。何が起こったのかよく分かりません。スィートって何?現実社会の甘さ?スィートって部屋本当にあるの?

 

32階のカードキーを渡され「とんだ高層階だな」と思いながら部屋へ。

 

そして目に広がる世界とは。

うつつかまぼろしか。

 

 
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はい、どーん、おかしいでしょ、ソファーそんなにいる?テーブルでかすぎない?

 


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はい、どーん、ガラス張りの窓、夜景バカみたいに美しい。

 


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はい、どーん、ベッドでかすぎない?これがキングサイズっつーやつですか?生まれて初めて見ました。

 


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はい、どーん。枕でかすぎない?ねねの手5個分位はあるでしょ?ちょいちょいまちぃよ、ここひとりで泊まるの、枕よっつもいらない。

なんならソファーふたつもいらない。

だって更にデスクがあるから。

ねねはひとりだから座るとこひとつあればいい。

こっちのソファーに座りあっちのソファーに座り、デスクの椅子に座り、なんならベッドに腰掛ける。

 

ケツが足りない。圧倒的にケツが足りない。とりあえずデスクの椅子に座るのを諦め、ソファーに座り空弁を食べました。

コンビニの野菜スティックはタレがめちゃくちゃ美味しかったです。

 

こんな豪華な部屋でひとり食べるお弁当は虚無でした、いや、お弁当こそ現実でこの空間は虚無なのかも。

 

ねねの身の丈にはコンビニ弁当とビジネスホテルがちょうどいい。座るとこはひとつでいい、ケツはひとつしかありませんの。

 

荷物もどこに置けばいいか分からない、だってクローゼットまであるから。


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あ、ここにもメイクルーム的な椅子が。

すみません座りきれないのでケツかち割った方が良かったですか?

 

そしてとどめは
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バスルーム。

 

まじですか。
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カーテン開けたら夜景、朝は海と空。美しい景色見ながらの展望ジャグジー。

 

シャワールームはガラス張り。

足元には清潔そうなバスマットが広々とひかれている。

 

 

...。

 

 

ここはねねみたいなひとりもんが来るところじゃない。

 

カップルや女子会で泊まるとこだろう。

キャッキャうふふ、たのしー、フォトジェニックー!とか言って泊まるとこだろう。

 

なんでねねはひとりなんだ...

 

孤独がくっきり浮き彫りになりました。

普通なら恋人なり友人と来るところにひとりというのはアラサー独身女子の心をえぐる。

 

そりゃうれしい、こんな豪華なスィートルーム。人生初のスィートルーム。テンションあがるっちゃーあがる。

 

ただねねはねね、ひとりだしコンビニの野菜スティックを食っている。

 

 ネスレのコーヒーのやつとか使い方分からないし怖いから見て見ぬ振りをした。

 

なんていうかな生きる世界がねねよりもおハイソな人たちはこういう広い部屋でキャッキャうふふ、コーヒーを飲みジャグジーに浸かり高いところから景色を眺めハイパー無敵人生を送るのだろうか。

 

誰かと泊まりに来る人は人を思い遣り人を大事にするから大事にされ仲むつまじくいられるのだろうか。

 

ここにひとりでいたらねねは人と関わることを最小限にしてみんながしている事を呆然と眺める、まるでロフトに逃げ込んで下の階を見ているだけのロフト女子だなとつくづく思いました。

 

だから結婚できないんだな、ちゃんと誰かと関わろうとしないから。

 

そんな寂しさを感じつつ、入ったジャグジーはとても気持ちよくて、キングサイズのベッドは寝心地が良くて枕を頭、足、腕の4点下に挟み込み贅沢に斜めに寝たので充分満喫しました。

 

ベッドに斜めに寝るとか最高、贅の極み。

 

夜景を見ながらジャグジーに入りましたがお姫様気分になったので、朝早く起きて朝日を浴び海を眺めるジャグジーにも入り落ち込んだロフト女子を水に流してひとりを楽しみました。

 

朝ごはんは
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パンケーキやオムレツを焼いてくれるコーナーがあったり


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 コーヒーの入ってるやつがめちゃくちゃかわいかったり


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炭水化物が、ごはん、おかゆ、パン、チャーハン、目がくらむほどの品揃えなビュッフェでテンション上がりすぎて気が狂いそうでした。

 

ゴリラなら激しく胸板叩いて吠えているところです。

 
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吹き抜けの天井にホテルの凄みしか感じませんでした。

 

チェックアウトをし、ホテル最高だったなあとホクホクした気持ちで佐賀県七ッ釜へ向かうのでした。

 
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こんなにラッキーなことがあったんだからもしかしたら何か悪いことがあるかもと不安がついてまわってきました。こう考えるねねはネガティブ人間なんでしょう。

 

案の定この後カメラのレンズキャップなくしました。3月に無くして買い直したばかりでしたがね。

 

でもありがとう、ねねをスィートに泊めてくれて。孤独を感じて心にグッとくるものはありましたがスィートルームは 最高でした。

 

人生のうちでまた泊まることがあるとすれば今度はまだ見ぬ恋人と行きたいです。がねね的には恋人作る方がスィートに泊まるより難関かも知れません。

では。