こんばんは、ねね(姉)です。
台風一過で湿った空気が暑さをもたらしてます。明日は37度の予報。こわー。頑張って乗り越えられるのぉ?無茶だわぁ。熱中症には気を付けましょうね、お互い。
今週のお題「ちょっとコワい話」ということで、病院勤め歴10年のねねがコワいなぁ~と思った話でもしましょうかね。
ねねは小学校のときから学校の怪談を読み漁り、オカルト大好きなんですけど肝心の霊感というものが一切なくて、お化け集まるスポット『病院』に勤めているのに1度もお化けを見たことはありません。
看護学校にめちゃくちゃ霊感の強い友人がいて、実習中「肩に小さいやつ憑いてるよ、祓ってあげる」と肩をばっしばし叩かれたり、外部の実習で解剖見学をしたときに雑にご遺体を扱う医大生の後ろに「雑に扱うな」と怒りを顕にしたご本人様(絶賛他界中)が見えると言われました。
就職して夜勤などがあると電気の消えた病院はやはし気味が悪かったですがお化けを見たいと思っても見ることはありませんでした。
あのフロアに誰かいる、霊がいる、など噂はよく聞きましたね。
・落ちているはずのない場所に血痕がある
・聞こえないはずの声がする、女の声がする
・誰もいないところから足音が聞こえる
・椅子を片したのにまた置いてある
聞いてみるとこんなのが多いです。
話す人々が怯えた様子で話すのがなおさらコワい。
特殊例としては死神が見える人。本当にいるのかわからないですが、看護学校の先生がそうで黒い影のような、とにかく黒いらしい。
自分の肉親が亡くなる時も見えたそう。あー、この人亡くなるんだとわかるのは便利なのかはたまた。。
他にも、寝たきりの患者さんが妙に落ち着かないことがある。そういうとき他の患者さんが亡くなることがあり、その後は落ち着いていつも通りに戻ります。だいたい「死神見えてるんじゃない?」と話します。
割りとはっきり見えちゃう人。これも特殊例。だいたいみんな影なり音なり実像は見ていないが1人だけはっきり見ちゃった人がいましてね。
夜勤中病室のカーテンのところに白い服を着た女が立っていて「あ、気づいたらいけないやつだ、気づいてないふりして逃げよう」と思って振り返った瞬間、フェイストゥーフェイスしてしまったらしい。はっきり見てしまったというのは珍しい。そのまま気づかないふりしてナースステーションに逃げ帰り電気をこうこうと照らして朝が来るのを待ったそう。
患者さんがベッドの下に何かいるとしきりに訴えてきて見ても何もない、あるはずもないので軽く流していたら絵を描いて本当にいないか?ここにいるんだ。と言ってきたのはコワかったですね。
その部屋は出るらしい、と曰く付きだったり目撃情報が多いと看護師さんわーわー大騒ぎ。コワいコワい、お祓いしようよ、なんて大騒ぎ。ねねはコワいなんて言いつつも面白がってみんなの話を聞いています。オカルトだねぇ~って。
看護師さんは以外とお化けの話、好きなんですね。
今の勤め先は新築でお化けの話などしなくなりましたが、築10~30年位の病院ではそんなことがよくありました。
古い病院は建物のおどろおどろしさと合わさって恐怖が倍増です。
とはいえ病室で一番コワいのは生きている人間ですね。患者さんの急変や転倒転落事故。不穏行動。
ねねが見たコワいもの。
床に落ちていた排泄物(固形のほう)。思わず叫んだ、なんでぇーー!と。(その後ふたりがかりで大掃除した)
噴出するような激しいリバースをオカマ看護師顔面でキャッチ。思わずねねは叫んだ。うわーー!○○さぁーーん!と。
オカマは静かに言った。「うそぉ、さいあくぅ」と。(その後シャワーを浴びたオカマ。リバースはみんなで掃除した)
患者さんに入っている割りと重要なチューブ(気管内挿管チューブではないよ)の固定がしてあるのに先っちょが見えていた。ねねは言った。「え、あれ?チューブこれ、あれ、こっちが端でこっちが先っちょうあーーー抜けてるぅーー」(ご本人が必死で抜いたよう。その後チューブは再挿入された)
こんなところでしょうかね。
ほら、生きてる人間の方がコワいでしょう。コワいのよ。看護学校の校長が言ってたもん。これは真理。
後何年勤めるかわからないですがでもいつかお化けを、お化けの気配を1度は見てみたいと思うねねでした。