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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

浴衣お出掛け 熱中症死のかほり

 

こんばんは。ねね(姉)です。

 

今日は久しぶりに友人K藤さんとお出掛けです。

今年は浴衣着られなかったから、と浴衣で川越散歩をしてきたのです。フォトジェニックで有名な川越氷川神社の縁結び風鈴もいよいよ9月10日までで見納めとなるので夏の終わりの余韻を味わってきました。


縁むすび風鈴ー川越氷川神社【特設サイト】

 

昼過ぎに集合、ねねは家から浴衣を着て出掛けます。日差しがきっついのぅ。暑いのぅ。

 

K藤さんと合流し、まずは腹ごしらえ。とある洋食屋さんでランチ。
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ワンダフルおいしいエビフライ。

大好き洋食。

浴衣の帯がきついなかお腹パンパンになるまで「おいしーおいしー」と言いながら食べました。

 

思えばこれが悪夢の始まりでした。

 

「お腹いっぱいで苦しいね」なんて言いながら昼間の日差しをめいっぱい受け歩き回ります。

 フォトジェニックフォトジェニックなんて言いながら写真を撮ったり話に夢中になりました。
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1時間以上歩いたり外で日差しを浴びた割に、お腹がいっぱいで苦しくて水分をとらなかったのが良くなかったんですね。

 

急に喉が乾きだして頭が痛い、頭が痛いときの気持ち悪さがある。あー。こりゃやばい。お腹も苦しい。

 

「ちょっと冷たいものでも飲もう」とカフェに行き水を飲んでも止まらない喉の乾きと頭痛。お腹の苦しさもあって帯を緩めても気持ちが悪い。目が回りそう。ふらふらする。

 

「K藤さん、ごめん、具合が悪いよ?ちょっと瞑想モードに入らせて」と目を閉じても具合が悪い。苦しい。気持ち悪い。

 

ねねは察した。熱中症じゃないか、と。

 

横でK藤さんが不安そうにしている。しばらくしても動かないねねを見かねて「車で来てるからねねさんちまで送るよ!」と声をかけてくれ車の用意をしてくれました。ついでにカフェのお会計まで。

 

ねねはトイレに行き吐いたら楽になるかと思ったけどこのかたゲロを吐くのがめちゃくちゃ苦手。10~20代の間は4年に1度しか吐かないような消化管をした女なのである(オリンピックゲロと読んでいる)

30過ぎてから年1度位は突拍子もなく吐くようになったのですがやっぱりうまく吐けない。胃のもたれ、張り感を少しでも和らげて水分をとりたいのに。

 

カフェのトイレの匂いでえづいても何も出ないので仕方なくK藤さんの車に乗り込み、「万が一にも吐いたらごめん、ビニール袋を下さい」とスタンバイ完了。

着てきた浴衣の帯は外し締め付けをオールフリーにしてシートを倒し、ねねの地獄の輸送タイムが始まります。

 

K藤さんは「横になって、寝ちゃいな、浴衣脱いでいいから。大丈夫?」と的確に声をかけてくれます。あぁ、K藤さん(看護師さん)。ありがとう。心強いよ。今日は甘えさせて下さい。そしてこの死にかけたねねをドナドナ(搬送の意)してください、と心のなかで呟きました。

 

「病院行く?」

と言われたとき点滴してもらったら楽だろうなと思いましたが、浴衣で病院は勘弁と考え「大丈夫」とだけ答えました。

 

「顔色がヤバイよ」

と言われたときそうだろうね、と思いました。精一杯に「ごめんねぇ」と答え目を閉じました。

 

帯を解いたのがよかったのか少しずつ吐き気が遠退き微睡み始めました。

 

カーナビで聞き覚えのある土地に差し迫り、目を覚ますと口のなかがかっぴかぴになっています。

尋常じゃない口腔内の感想。暖房の効いた部屋で寝てもこんなんにはならない。歯列から全部カピカピ。どうしようもないくらいカピカピ。こんなカピカピになる?と笑えてきました。この時点で頭痛も落ち着いて大分楽になったのです。

 

「K藤さん、少し良くなったよ。助かったよ。生きてるよ。こんな遠くまで本当にありがとう、命の恩人だよ。」と声をかけると

「大丈夫?ほんと大丈夫?顔色がすごく悪かったからこりゃ帰れないだろうなって思って気持ち悪いかもしれないけど車で送った方がいいと思ってさ」と適切な判断を振り返っていました。

電車で帰るつもりでいたので送ってもらえて助かりました。

 

そして無事ねねをドナドナして「何か食べないとダメだからとりあえずお粥買ってきた」と途中でコンビニに立ち寄りねねにお守りを持たせてくれたのです。優しい。ありがとう。
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 命の恩人だよほんと。のちほどカフェのお代とい・ろ・は・すいちご味を贈呈いたします。

 

そして施しのお陰で大分命が回復したのでブログを書いているわけなのですが、本当にねぇ一瞬死ぬかと思いましたね。

熱中症からカラダを守ろう|大塚製薬

 

熱中症にも種類があって、多分ねねは熱疲労だと思うんですが、熱中症はこりゃ死ぬね。ほんと。

 

ねねの今日の様子を振り替えると

  • 普段浴びない日差しを存分に浴びた
  • 着なれない浴衣がちょっと苦しかった
  • 消化不良を起こすまで食べてしまった
  • ゆえに水分をほとんど取れなかった
  • 湿度が低くカラっとした気候で自分がどれだけ汗をかいているか自覚できていなかった

これらが重なり死にかけたと思われます。

30歳過ぎると暑さへの抵抗がぐっとなくなるので浴衣でお出掛けするときは休み休みじゃないと死ぬよという教訓です。

気付いたら体がぽっぽっと普段より熱くてびっくりしました。

 

万が一具合が悪くなったらしっかり水分をとり衣類の締め付けを緩めて横になるのが1番です。体を冷やすこともお忘れなく。

とはいえ外出先でなかなか横になれるところってないからねぇ~。カラオケとかホテルとかなのかしら。これが一人だったらヤバかっただろうな。いきだおれたな。ねねはたまたま運よく車に乗せてもらえたから良かったけども。ダメなら病院に行こう。無理しても無理なもんは無理。

連れの方も落ち着いて対応を。その落ち着きは当人を安心させるのでとにかく慌てないでほしいです。今日K藤さんがいててくれて良かった。

 

以上ねねの死にかけて口がパサパサになった話でした。9月に入っても暑い日があるので皆様も熱中症にはまだまだお気をつけてくださいまし。では。

 

浴衣お出掛けトラウマになったわ。