ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

私は正しかったのか。

私は正しかったのか。
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ジップロックに冷飯と椎茸と卵とめんつゆを入れた。

 

私は正しかったのか

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先ほど100円均一で買ってきたすりこぎ棒でそのジップロックごと叩いた。

 

私は正しかったのか。 

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あまりにも米が硬く擦るように米に圧をかけた。何度も何度も米に力を加えた。暴力と思われてはいないだろうか。

 

私は正しかったのか。 

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ほどよく馴染んだところで天つゆを加えた。

 

私は正しかったのか。 

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 カニかまが激安だったので買った。

 

私は正しかったのか。

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カニかまと挽き肉を並べたのだ。どうかしている。

 

私は正しかったのか。

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それを先ほどのジップロックに入れて丁寧に丁寧に揉みほぐしたのだ。ついでに片栗粉と塩コショウもふるった。粉を扱うのは麻薬密売人だけかと思っていた。どうやらそれは違うようだ。それだけはわかった。

 

私は正しかったのか。

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そこへ嫌いな小松菜を刻んで入れたのだ。ジップロックを再び卑猥な手つきで揉みほぐした。

緑と桃色が混ざりあっていく。この世界は私が作ったものだ。

 

私は正しかったのか。

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手にとって丸めた。

 

私は正しかったのか。きっと正気ではなかった。

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胡麻油を多目にひいたフライパンでそれを焼いてしまったのだ。

 

 私は正しかったのか。

 

私は。

 

私は。

 

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嫌いな小松菜を余りご飯と混ぜ合わせチヂミ風にしてしまったのだ。

椎茸をボッコボコに叩いたので椎茸の風味がとてもいい。カニかまも嘘の蟹ではあるが蟹味もいう旨味がとても効いている。

多目の胡麻油で焼いたチヂミ風の謎の食べ物は、外はカリカリと揚がり心地よい噛みごたえがした。ポン酢をかけて食すとおいしかった。

嫌いな小松菜はえぐみもなくおいしく食べられた。

 

 私は正しかったのか。

 

人生においてこの問いはしばしば自分自身にに投げ掛けられる。

 

その答えなどどうでもよい。

 

正しくなくても私は私として生きていく。