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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

あの場所の桜を見たくて気がついたら新幹線にとび乗って見た景色

気がついたら新幹線に乗っていた。

 

先日行った足利という土地にすっかり惚れ込んでしまい、「桜の咲く頃はきれいだろうね、また来たいね。」と友人と話した。

そして今日、また足利に来てしまったのだ。

 
ショートトリップでリフレッシュしたいなら足利へ行くべき10の理由 - ここから先は私のペースで失礼いたします

 

足利までは2時間もあれば余裕で着くのだが、気持ちが焦ってしまい新幹線に乗った。1分でも早く着いて早く足利の街を歩きたいと思ったので。

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 小山駅から両毛線に乗る。1時間に1本なので慎重に乗り込んだ。

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足利駅から徒歩で鑁阿寺(ばんなじ)へ向かう。

レトロな街並みというか寂れたシャッター通りなのだが、この年季の入ったコンクリートのくすんだ色などがねねは好きでつい写真を撮っていた。

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人気のなさがまたいいのだ。

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歩道橋から足利学校を眺める。

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花が咲き新緑が色づき始める。世界の色が変わる瞬間を見逃したくない。

 

10分も歩けばレトロ鑁阿寺に着く。

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桜は咲いていた。

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あぁ、やっぱり美しい。

 

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鑁阿寺の桜は決して多く植えられていないからこそ、木造の寺院の渋い焦げ茶色や樹木の緑に映えて美しく華やかに見える。

ひっそりとした感じが満開の桜を見るとなんだか切なくなる人にはちょうどいい気がする。

 

そのまま織姫神社へ向かった。

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境内まで200段以上の階段を登る。けっこう息が切れる。

 

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階段わきに咲く水仙が見頃だった。みんな同じ方向を向いていておもしろかった。

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階段を登りきって足利の街を見下ろす。渡良瀬川の向こうで電車が走っている。遠くに桜の木を見つけてそっちも咲いてるのねと声をかける。

世界が色めいてきて心が踊る。

桜越しに眺める足利の街はそのままの日常を過ごしていて飾らないところと静かなところが本当にいいなと思う。

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こうやって桜を見下ろしたことってあまりない。いつも見上げている。上から眺めるのもいいなと思った。

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織姫神社の本殿の朱色と青空がとても清々しい気持ちにさせてくれる。かなりフォトジェニックな神社だと思う。

縁結びの神社なので色々お願いしてきた。

 

そして帰る。

渡良瀬川をかける中橋を通り菜の花の匂いを嗅ぐ。ちょっとくさいなと笑ってしまう。

 

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春のにおいだ。

 

静かな場所で1人歩き1本1本の桜を慈しむ。群れない桜はその場所で唯一無二の美しさだ。そんなひっそりした足利の街を彩る桜は控えめに見えて力強い。

 

「私だけをみて」

と言われている気がする。

「あなただけを見ているよ」と言う。そんなお花見も趣があっていいと思う。

 

今週のお題「お花見」