ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

泣きながら鼻毛を抜いたんだ

さかもツインは鼻毛を抜いた。本来鼻毛は気道のフィルターのような役割をしているので人体には必要な毛なのだが、現代社会では鼻毛が鼻からこんにちはしていると「あいつ鼻毛でてる、キモい」と嫌悪感を抱かれてしまう悲しい毛なのだ。必要なのに必要としていない。必要なのに!忌々しい存在!

 

なんか鼻毛がかわいそうになってきたが、やはしレディのエチケットとして鼻毛は抜いておこうと思った。ちょうどおめかしして出掛ける用事がたて込んでいるのでゴッソというブラジリアンワックス鼻毛脱毛を2人でやることにした。


新たな鼻毛処理革命 ブラジリアンワックス鼻毛脱毛キット GOSSO-ゴッソ-

鼻に温めたワックスをつけてワックスが固まったらべりりとはがす、というものだ。

 

ねね(姉)はワックスを電子レンジにかけたりするのはやらなくていいと思っているので全部めめ(妹)にやらせた。

この理論はよくわからないかもしれないが、実はねねのなかに気高いお嬢様の人格がありトイレ掃除、ガスコンロのごとくの掃除、生ゴミの処理はねねはやってはいけないと思っている。だけど他にやる人がいない独居住まいなのでやる。ちゃんとできるが、ねねの中の気高いお嬢様が「ごとくは熱くて危ないかもしれないからねねちゃんは触っちゃダメ、危ない危ない」と毎回制止にかかる。

ねねは「でもやるしかないから…頑張ってやるね!」と気高いお嬢様を諭しごとくを掃除するのだ。

 

その理論でワックスを温めるのは熱いかもしれない、危ないからめめにやらせようということになる。

めめはそんなねねの中の気高いお嬢様の存在を知らないし、ねねがゴッソをやって「ムギャーーー」と叫ぶのがおもしろくて見たいようなので進んでワックスを温めてくれる。

これがwinwinというやつだ。さかもツインのwinwinなのだ。

 

さて、ワックスが温まったところでめめにワックスを鼻に詰めてもらう。ここもめめにやってもらう。ワックスは危ないのでねねがやるべきではないのだが、ここでめめというポンコツのことを信用してはならない。

こいつは人の身体に配慮する心がかけているので、熱々のワックスをねねの鼻に遠慮なく詰め込むっつあっつぅ~!

ねねはあつぅあつぅと叫んだ。

めめは「そんなに熱い?」と他人事だ。

ワックスの熱さは徐々に冷めてくるので我慢して待つ。

さて、鼻に詰まったワックスを引き剥がしましょう。


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こういう棒状のものにワックスをつけて最後引き抜くのだが、これが痛い痛い。やるしかないのでやるが、まぁ痛い。
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痛みに対して非常に敏感なのでねねは一気にこれを引き抜くことができない。びびっているのだ。

これはあれれ抜けない痛い抜けないとやっているニヤニヤした顔だ。引っ張りが足りなくて抜けないのだ。らちがあかない。
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んあーーーーーとやった。気合いを入れた。

びちびちぶっついいぃぃーー!と聞こえた(ような気がした)

はぁ、はぁ、目から涙がこぼれる。

悲しいことがあっても失恋してもそんなに泣かなくなってしまった33歳の初夏。

鼻毛を抜くときだけはいつだって号泣してしまう。

 

気合いで引き抜いたゴッソには剣山のように鼻毛がついていた。鼻毛オールクリーン。

ねねは涙をぬぐったティッシュとともに必要であったはずの気道フィルターを捨てた。めめんちに捨てた。

ちなみに丈夫さに定評のあるめめは
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ダブルホールワックスを余裕でかましていた。なんだよ、あいつ。頭おかしいのかな。