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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

男子が着るセーラー服には夢とロマンがある

セーラー服、と聞くとどんなイメージがあるだろうか?

女子学生の制服?セーラームーン?コスプレ?そういうイメージがあると思う。

セーラー服について調べてみると元々は男性が着用していたものである。

 

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E6%9C%8D
セーラー服 - Wikipedia

セーラー服(セーラーふく)は、セーラーカラーと呼ばれる、独特の形状をした大きな襟が特徴のトップス。セーラー服は、19世紀に水夫(セーラー、英語:sailor)の甲板衣として誕生した。海軍の軍服として使われ続けている他、19世紀後半から20世紀初頭にかけて子供服や女性のファッションとして世界的に流行した。※Wikipediaより

 

平成の終わりの日本ではセーラー服は女子が着るものと認識されていると思う。だけどもねね(姉)は男子が着てもかわいいと思うのだ。

というか、セーラー服そのものがかわいいから制服以外でももっとカジュアルに多くの人が着ていいのではないかと思っている。

というか単にねねがセーラー服が好き、という話だ。セーラー服めちゃくちゃかわいくないですか?

 

そこでメンズにも着てもらおうと思った。とはいえ、気軽にそういうことを頼める彼氏的な存在がいるわけでもないので、『インタビューと撮影』と称してサボテンサトシを召喚した。

 
誰もいないその駅で - ここから先は私のペースで失礼いたします

 国道駅での撮影後、(セーラー服が似合いそうなロケーションの)船へ行こうと提案した。

横浜には日本郵船氷川丸という船の展示があり船内に入れるのだ。サボテンサトシは「いいですね。」と言ったので船へ誘き寄せることに成功した。

ただ、船へ向かう電車にギリギリで乗り込んだので
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 電車にむき出しのギターを抱えて乗り込んでしまいたいそう恥ずかしそうにしていた。

 

船に着いてサボテンサトシは「中に入れるんですね、すごいですね。こんなところあるんですね。」と驚いていた。

 ねねは言った。「そうなんだよ、ここ、中に入れるんだよ。でね、ちょっと言いにくいんだけど、むちゃくちゃ言うんだけどさ、今日これ持ってきたから着てくれない?多分メンズ用のだから着られるはず。そこにトイレあるから、ギター持ってるから着てきてほしい。」

サボテンサトシは驚いていたが最近腹を括った部分もいくつかあるらしく「え、ええ?」と言いながらもトイレへお色直しに向かった。
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セーラー服船に合う~!

 

サボテンサトシはいい人なのでちゃんとセーラー服を着て出てきた。そのままばっくれないようギターを預かっといてよかった。人質ならぬギター質である。今後も活用していきたいスキルである。


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木馬に優しく語りかけるセーラー戦士サボテンサトシ。木馬はもちろん応えることはない。

 

鏡を見て 髪の毛を微調整していた。年頃の男子なので、そういう繊細さは暖かく見守る。
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両階段から華麗に登場。

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フィナーレ?エトワール?
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お客はサボテンサトシ本人のみ。
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鏡の中の自分が自分を見ている。

 

「写真を撮られるという意識が湧いてきました」というサボテンサトシのポーズはぎこちなかった。

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写真を撮られることに馴れていないのか少し疲れた顔をして休んでいる。かわいそう。
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また鏡を見て 髪の毛を微調整していた。年頃の男子なので、そういう繊細さは暖かく見守る。
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 青空と白いセーラー服がよく映える。
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船内をうろつく流しみたいでいいなと思う。
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 いつ聞いてもサボテンサトシの歌と声はいい。とてもいい。
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サボテンサトシはすごい汗をかいていた。こめかみから汗が流れていたが『代謝がいい人なんだな』と思った。

 

ぼんやりと外を眺めていた。そういう時間も必要だ。
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 たまには海に来て青一面の世界を感じるのもいいなと思う。
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海風に吹かれてサボテンサトシのギターと歌を聴き優雅な昼下がりとなった。

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 デッキから船内へ戻る。
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無数の機械とギター芸人という組み合わせはあまり見かけないのでぜひここで見ておいてほしい。
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写真を撮っているとサボテンサトシに聞かれた。

「ねねさんはどんな気持ちで写真を撮っているんですか?」と。

少し悩んで「かっこいいなと思って撮っている」と言った。それが正しい答えかわからないし、サボテンサトシがその答えで満足したかもわからない。
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ただ、ねねが男だったらこういう風にセーラー服を着たいし、ギターを弾いてみたかったという憧れがあるのでサボテンサトシにちょっとした羨望の眼差しを向けているのは確かだ。ねねは女だしギターも弾けないからやらないけども。

 

「そうですか。」とだけ返事をするサボテンサトシ。
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その背中のセーラー襟はとても素敵だった。
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出口付近でご婦人に「出口はどこですか、どうやったら出られますか?」としつこく聞かれるサボテンサトシ。どうやら館内のスタッフと勘違いされていたようだ。丁寧に出口を教えたサボテンサトシはいい人だと思う。

 

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我々も一通り船内を巡ったので出ることにした。

「もうちょっと空調が聞いててもよかったかもしれませんね。」とサボテンサトシは言った。ねねも暑いなと思っていたので「そうだね」と答えた。

 
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船とセーラー服とサボテンサトシ。とてもいい組み合わせだと思う。

 

サボテンサトシは「僕着替えてきますね」とトイレへ行った。
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もと着ていた服で出てきた。
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 「えー、こんなにTシャツ気持ちいいんですか?涼しいです。風が身体を吹き抜けていきます。」と喜んでいる。爽快感があるらしい。

 

ん、もしかして、セーラー服暑かった?すごく暑かった?

確かに丈夫なコットン素材、しかも長袖なので暑かったか~。

気付かなかった。サボテンサトシが暑い思いをしていたなんて。

だからあんなに汗をかいていたのか。ごめんね、と言ったが笑っていた。暑いと一切文句を言わないサボテンサトシのいい人さを褒め称える。

そのあとコンビニでキンキンに冷えた酒を2本買って飲んでいたので相当暑かったのだと思う。

 

そこまで暑い思いをさせてでも着てもらったセーラー服は良かった。もう少し涼しくなったらまた着てもらおうと思う。

ちなみにこのセーラー服は古着屋を何件も巡って見つけたものである。メンズ服コーナーで探しても見つからなかったが、レディースのシャツ売り場でやっとこのセーラー服を見つけたのでホッとして買ったが、ネットでは検索すると結構セーラー服がヒットするので手に入りやすいものだと思う。

着てみたいなと思ったメンズの方はぜひ着てほしい。Vネックなので首回りがスッキリして見えるし他に着ている人があまりいないので目立つしオススメだ。

女子が着るセーラー服がかわいいのはもう既視感があるけども男子が着るのもかわいいんだよ、というねねの夢とロマンの話である。以上。