先日サボテンサトシというギター芸人と埼玉県を巡る旅に出てきました。1日がかりで埼玉県を巡るのは暑さもありなかなかキツかったです。
埼玉には何もないと君が言ったから埼玉県のJRの駅を全て巡る旅をするハメになったんだ~フィナーレ~ - ここから先は私のペースで失礼いたします
ここ数年ねね(姉)はひとり旅かめめ(妹)とのふたり旅が多くて、他人と日帰りとは言え旅に出るのは久しぶりでした。
他人と長時間過ごすのは結構緊張を強いられます。話すこと、距離感、トイレに行くタイミング、相手が疲れていないか、ストレスを感じていないか、夏場なら汗の匂いとかも。1人や身内だと気にしなくていいことが気になります。
そういう気の遣い方が緊張することになるんであまり人と出かけるのが得意ではありません。飲み会などの帰り道もできれば同じ方面の人と一緒に電車に乗りたくないので「ちょっと寄り道していく。」などと特別用事がなくても一緒に帰らない方法を探して早くひとりになりたくなるのです。
その人が嫌いとかではなくて、気を遣うからひとりになりたい、ということです。
サボテンサトシにおいてはあまり気を遣わなくてもいいというか、サボテンサトシの本性はねねの本性にも通ずるところがあり「この人には(いい意味で)気を遣わなくても大丈夫」という認識があります。まぁもちろん気を遣わないと死に追い詰めてしまいかねないのですが。
↑死が間近のサボテンサトシ
なので埼玉県を巡る旅は終始マイペースに行動させてもらいました。途中足が痛いと言いサボテンサトシは動かなくなってしまったのですが、このときはちょっと困りました。
うそ~動いて~歩いて~と無言のプレッシャーを感じたのかサボテンサトシはしばらくすると動き始めました。相手のペースに合わずというのはコンディションを気遣うことからなんだなと思いました。ねねはねねでこの旅で学ぶことは多かったです。
八高線で旅情溢れる車窓を見ていたとき、誰かと旅するのもいいな、と思いました。
いいものをいい、と共感できる人がいるのは楽しいです。何がいいかを話しているときって楽しいですから。
まぁそのうちサボテンサトシは寝てしまったんですけどもね。
土地勘のない場所を巡らされてサボテンサトシは何がなんだか、という状況だったようです。
「ねねさん、次は何に乗ってどこまで行くんですか?どれくらいかかりますか?」
この質問は何度もされました。その度にねねはさっきも聞いてきたよなぁと思いつつ丁寧に「○○へ行きます。多分○分くらいかかります。」と丁寧に答えました。ねねは連れ回されるよりも連れ回したいタイプなので文句も言わずサボテンサトシが電車に乗ってくれたので良かったです。
ふたり旅、いちばんいいなと思うところは、写真です。ねねが撮るのは素人のポートレートですが、だからこそかしこまらないありのままの相手の写真が撮れるので写真を見返すのも旅の楽しみのひとつです。
ひとり旅だと風景や食べ物の写真で終わってしまいますが、被写体がいると旅が華やぎます。今回の旅で撮った写真で好きなのは
屋上遊園地で遊ぶサボテンサトシと、
足つぼが痛かったときのサボテンサトシです。
埼玉県の代わり映えのしない車窓を見ながら
旅は希望だな、と思いました。
見知らぬ景色を見て好きな場所や景色を増やしていくこと。行きたい場所があるということ。いるだけで心がほぐれてまた来たいと思える感覚。次に行きたい場所を考えるだけでわくわくする気持ち。この人生に旅がなかったら息が詰まってしまう、旅が好きで良かった。ひとりでも旅に行ける力をつけておいたことは20代の頃のねねの功績だと思います。24歳のときにひとり旅に憧れてひとりで京都に行ったのがひとり旅の始まり。10年近く前の出来事です。あのとき思いきって旅に出て良かった。
サボテンサトシは旅には出ないタイプのようで、「久しぶりの旅行です。」とのことでした。旅=人生=暇潰し という旅の哲学を持っているらしく、楽しい方がいい、と考えているそうです。いかに楽しむか、これがサボテンサトシのテーマのようです。ないものを数えるのは簡単ですがあるものでどう楽しんでいくかを考えていたらないものに興味はなくなっていくのではないでしょうか。あったものを時折恋しく思うことはありますが、ないものは仕方ないのです。
ひとりがさみしくないか、と聞かれたら寂しいこともそりゃあるけど誰かといても寂しいことだってあるでしょう。誰かはわたしの寂しさを埋めるために生きていないのです。
でも誰かと同じ時間を共有するのはおもしろいもんだな~としみじみ思いました。旅は道連れ、道連れされた人の気持ちは察しなくてはいけないけども。
ちょっと告知
9/9(日)渋谷ズンチャカ出演まさかのハチ公前特設ステージにて歌います!(出番12:45予定)
— サボテンサトシ (@sabotensatoshi) 2018年9月2日
せっかくの機会なので爪痕か傷跡のどちらかは残してきたいと思います!
冷やかしおよびサクラの皆さま大歓迎です!
よろしくお願いします!https://t.co/Lvtu0pxwTb pic.twitter.com/6V4HzEf7LQ
そんなサボテンサトシ、どんな活動をしているのか気になる方もいるかと思います。(頼む、いてくれ!)
9月9日、渋谷ハチ公前ステージでサボテンサトシが歌うそうなので興味のある方、渋谷に用事がある方は是非見に行ってください。
普段は地下のライブハウスなどで歌っているので地上で、オープンな場所で歌う貴重な機会となります。ねねはこっそり見に行こうと思います。