遅ればせながらゴールデンカムイを読んだ。
https://youngjump.jp/goldenkamuy/_sp/
(以下の画像は上記より引用)
テレビアニメ化され『カムイ飯』などとも話題になる漫画で少年向け漫画は、日常系ほのぼの漫画が好きなねねには向かないと思っていたのだ。それは大きな勘違いであり只の読まず嫌いだった。
めめ(妹)に電子書籍版をちらっと見せてもらったところ、ところどころに出てくるギャグ要素、コミカルなストーリーが非常におもしろく、ヒグマや敵方との乱闘ではグロいなと思う部分もあるがコミカルさで中和されるので読んでてしんどくならない。詳しいストーリーなどの説明は割愛する。
これは紙の本でほしいと繰り返し言っていたらめめが買ってきてくれた。クリスマスもお正月も風邪で動けず本屋にも行けなかったので予期せぬクリスマスプレゼントを夢中で読み込んだ。
今家は積みゴールデンカムイでいっぱいである。16巻まで読んだらまた1巻へもどり読む。5回くらい読み込んでやっと登場人物が把握できるようになった。繰り返し読みたくなるのもゴールデンカムイの魅力だろう。
主人公は杉元とアシリパさんだが他の登場人物も個性が強い。屈強な男たちに惚れ惚れした女子たちも多いのではないか?
男性キャラの方が多いのでついついこの人はこういう性格で付き合ったら大変そうとかそういう妄想をしてしまうのでそれを延々と言いたい。恋愛相談のエキスパートみたいな立場で言いたい。読者の皆さま、この妄想にどうかお付き合いくださいませ。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%82%A4
ゴールデンカムイ - Wikipedia
杉元佐一
顔は男前、どんな怪我をしても死なない。すごい。
人間健康が第一、恋人が健康ならもうそれで十分、というなら杉元がいいかもしれないが色んな怪我をしてくるので心配事が尽きなさそうだが不死身なら安心である。真っ直ぐで優しい性格も持ち合わせているので非常にいい男なのだが、故郷に『梅ちゃん』というちょっと恋心を寄せてはいるが色々と拗らせてしまっているのでそれが厄介。ことあるごとに梅ちゃんのことを想っている。むしろ梅ちゃんと共同生活をして第2夫人的なポジションでもいいと割りきれるなら杉元をおすすめする。そこまで惚れたならとことんやりきりなさい、と肩を押す。梅ちゃん以上の女にはなれないだろうが杉元はいいやつだし情があるので大丈夫。頑張って!
白石由竹
脱獄が得意。調子がいい。ちょっとドジ。だけどなんか憎めない。かわいこちゃんには目がないタイプ。こういう男性は本命が誰なのか見抜きにくい。口説かれていてもそれはワンナイト的な、一生涯愛するという概念がないタイプかもしれないのでワンナイトラブに留めておいたほうがいいだろう。
調子よくてかわいいからってかわいがっても分が悪くなればいつか逃げるぞ!
谷垣源次郎
前半ではかなり雄々しい日露戦争帰りの兵隊さんという感じなのだが怪我をしてアイヌの村で療養してからすっかり丸くなりピュア過ぎるゆえいじられキャラともなっている。
恋愛アドバイザーさかもツインねねからしたら谷垣を推す。
一途、情に熱い、こどもの面倒も見る、体格がしっかりしている、胸毛がすごい、猟の腕がある。相手の事情を汲んだりとオレオレコミュニケーションをとらないところが素晴らしい。
メンタルがピュアすぎて16巻では泣きべそをかいているがやるときはやる男、それが谷垣なのだ。みんな、谷垣に惚れろ!そしておとせ!
キロランケ
アイヌの謎の男、キロランケ。こいつはあれだ、ルパン三世でいう峰不二子的な危うさを持ち合わせている。なんかセクシーだが近寄らない方がいい。工作員をしていたこともあり爆弾を作ったりしている。ほらオタクの旦那さん爆弾とか作ってるんでしょ?来年はオリンピックもあるし、テロとかしたらやぁねぇ、と近所で噂になりかねないのでこの色気は喰ってはいけない色気と己が心に刻んでほしい。
牛山辰馬
牛山は強いぞ。熊にも勝てる。何があっても助けてくれるだろう。谷垣の次におすすめしたい殿方だ。
家永という囚人が寝込んでいるときにお粥を食べさせてあげていたり世話見もできるので何かあったときに頼りになる。体つきもデカイので丈夫そうという安心感が強い。人間まずは生きている、健康というところに尽きる思想の恋愛エキスパートとしては屈強な牛山はそれだけでポイントが高い。ひとつ難を挙げるとすれば性欲が強いということ。それがいい、という人もいるならそれでいい。どれくらい強いかはわからないがここはうまく関係を持つことが仲良しの秘訣かと思われる。
月島軍曹
この人はすごい、どんな変人にも対応できる。たとえばあなたがヒステリーを起こしても多分気にしないだろう。怒って皿とか投げてもきちんとキャッチし洗って食器棚にしまってくれそう。落ち着いている男性っていいですよね。
杉元と違い故郷に好きな女がいたが形見とされる髪の毛を捨てたりと過去の清算もきちんとする。前の女は引きずらないタイプだろう。だいたい無表情なので何を考えているかは全然わからないがよくコミュニケーションをとればきっといい人だと思う。ありのままのあなたでいさせてくれる、それが耐性の強い月島軍曹だ!
鯉登音之進
爽やかな薩摩隼人なのだが、鶴見中尉が好きすぎるので我々女子が飛び込んでいっても玉砕するだけであろう。負け戦は闘わぬ、それが婚カツ。
ただ身体能力がずば抜けて高いのでパフォーマーとしてもやっていけるだろう。友達になって鯉登君が出るイベントがあったらたまに見に行くくらいの関係がちょうどいい。
鶴見中尉
謎のカリスマ性があり部下たちが異常に慕うというこの男。リーダーシップのある上司として惚れてしまいそうだが気をつけてほしい。戦場で前頭葉が欠けてしまいたまにカッとなってしまうのだ。ひどいときは他人の指を食いちぎったりするのでそういうプレイとして楽しめる猛者だけが鶴見中尉に近づいて良し。他の普通の女子は谷垣か月島軍曹を狙え。
二階堂
色々あって最終的に引きこもりになってしまう。なんとも言えないこの表情にめちゃくちゃ笑わされる。けっこう好きなのだが違法薬物(モルヒネ)を盗んだりするので一緒にいるとしょっぴかれるぞ!二階堂に惚れたらお前も薬物常用者扱いだ!
尾形百之助
こいつはやばい。やばいぞ。
狙撃の名人で強い。ハンサム。顎が割れて縫ったあとがある。オールバックのヘアスタイルなのでいつもはらりとした毛を撫で付けている。
心内がまったく読めない。口数も少ない。なに考えてるかわからないミステリアスボーイ。親を平気で殺す、腹違いの兄も殺す、サイコパスだ。よく匂いをかいでフレーメン反応を示している。
あとよく分からないものを食べてもリアクションはほぼなし。
こんなミステリアスボーイ、惚れたら地獄だぜお嬢さんがた。婚カツという土俵に尾形は上がってこない。それでも無理やり上がらせて恋したいと思うのは尾形百之助の色気やニヒルな表情なのかたまらなくドキドキさせられてしまうのだ。尾形百之助め。
こういう男を選んだ時点で恋は成就していない。だけど惹かれる。理屈じゃないんだ、それが恋心ってもんだろう。当たってくだけるか、内に秘めるかは自由。恋せよ乙女、尾形は二次元。フラレることはない。
そう、ねねはすっかり尾形に惚れ込んでしまったのだ。恋愛エキスパートとして面目ないが尾形好き。谷垣や杉元に嫌みを言ったりするけどなんか憎めないのだ。
13巻でみんなが温泉に入っているときプリプリしたケツが描写されているが、杉元や谷垣のケツを見ても「あはは、ケツだぁ」と笑えるのに尾形のケツだけは「尾形の…ケツ…?」と血眼かっぴらいて本気で見てしまう。そのときに尾形に惚れ込んでいることに気付いたのだ。これが恋なのか。
尾形、なんという罪な男よ。まぁ色気のある男というのはそういうもんなのだろうな。我々女どもは惚れたら最後惚れ尽くすのみなのである。
ちなみにゴールデンカムイといえばラッコ鍋、という人もいるだろう。ラッコ鍋の回はとにかくおもしろいので全部でなくてもラッコ鍋が収録されている12巻だけでも読んでみてはいかがだろうか。
きっとあなたの推しメンが見つかる。
推しメンのいる暮らしはいいぞ~。
以上惚れたら惚れ尽くせ、恋愛エキスパートさかもツインねねのゴールデンカムイにおける恋愛指南でした。では。