恋の話というのは楽しい。聞くのも喋るのも時間を忘れて話してしまう。恋というものは人を夢中にさせるのである。
今日久しぶりに恋の話をした。若い人の間では「恋バナ」と言うらしい。どんな人を好きになってどんな付き合いをしてどんなところが好きなのかを聞く。
あ~そういうのいいよね、わかる、わかる、わかる、の繰り返し。人の感情を自分の感情に重ねる。共感が多くなる。
好きだけじゃ生きていけない。嫌いなとこだってもちろんある。好きと言ってくれない、なかなか会えない、不満は数えればキリがない。でもそれ以上に好きがあれば大抵のことは有り余るほどにカバーできる。
結婚生活なら好きだけで誤魔化せないことも、恋人の関係なら誤魔化せる。冷たいことを言えば私とあなたは所詮他人でお互いの人生に責任を持たない関係だから。愛や恋よりももっとふわふわとした弱い関係がある。セフレとか○○フレンドという関係。
大人になってうまく恋愛をしてこなくてフレンドという関係でしかやっていけないけどそれでも愛というものはある。「その相手の人はどんな人なの?」と聞いたときにはにかむような笑顔を見てみたらすごく好きなんだろうなと思うのだ。あの顔をその相手に見せつけて「おたく、めちゃくちゃ愛されてますよ」と言いたい。
愛の形は人それぞれ。決まってなどいない。あなたが選んだ愛の形はどんな形?
夫婦、恋人、フレンド、ひとり。なんだっていい。好きな人を好きでいることを楽しんで。いつかあいつに言ってやってくれないか?「あなたは私にこんなに愛されて世界一幸せね」と。誰かを愛するあなたは世界一かっこよくて美しくて素晴らしい。