9月の4連休はせっかくなのでどこかに行こうと思った。ちょうど今月は父の誕生日があった。誕生日プレゼント代わりに旅行に行くのが我が一族の恒例なのである。
甥っ子姪っ子も行くかい?と聞いて行かないと返事が返ってきたのが旅行予定前々日。そこから宿の予約を取ろうとしてもなかなか見つからず。みんか連休のときは早めに予約してるのね‥。じゃらん、楽天トラベル、JTB、色んなサイトを3時間くらい探してもいい温泉旅館が見つからない‥諦めて翌日探してみたらやっとのことで蔵王温泉がヒットした。なんとか見つかってほっとした。
そうして我が一族はひょんなことから山形に行くことになったのである。
一族は山形に行ったことがない。私は友人の結婚式で1度行ったことがあるがすぐ帰って来てしまったので観光での訪問は初めてである。
山形の旅行雑誌を見てみると蔵王温泉から車で小一時間のところに山寺がある。松尾芭蕉も訪れたというあの山寺。行き当たりばったりの旅だがなんだかいいカードばかりでてくる。
12時頃到着し、お昼ごはん。
予期せずおいしいそば。皆おいしいおいしいと喜んで食べていた。
手打ちそば 梅蕎麦 (テウチチソバウメソバ) - 山形/そば [食べログ]
翌日また訪れたら行列で入れなかったので初日にすっと入れたのは奇跡だったようだ。
そうして蔵王へ。
蔵王ロープウェイに乗ってハイキング。
曇り空で気温は11度。めちゃくちゃ寒かった。
みたことないキノコがいっぱいあってうれしかった。キノコが生えてるとウケちゃうのである。食べてはいけません。素人なので食べるのは売ってるキノコだけにします。
空気がおいしいな。
リフトも乗っちゃってさ
思い切り深呼吸して肺の空気を入れ替えておこ。
もう少ししたら咲くだろうね。
人がほとんどいなくて、誰もいない場所が好きな我が一族は自由に楽しんだ。毎日人が多すぎる場所にいるからイライラするんだと思う。誰もいないとこで羽も気持ちを伸ばしておこう。
あっというまに夜になって
夕日と月が美しかった。
それはもう本当に美しかった。
蔵王温泉は硫黄泉で体の重たさが抜けたと一族皆口を揃えて言った。本当に背中の重荷がリュックを下ろすようになくなっていた。
空を見ながら入る温泉って人生には必要。
久しぶりの温泉はとにかくよかった。
朝起きて山が見えて力が漲ってくる感じ。
2日目は山寺へ向かう。
石段を1000段ほど上るそうだ。
大丈夫かな。
ひぃひいいいながらも上れた。
背筋がしゃきんとして体がいい感じに整ってきた。
帰る前に寄るところ、それは道の駅。
我が一族は道の駅が大好きなのである。直売所でおいしい野菜や果物を買う、それが旅の醍醐味のひとつ。重たいものはめめにお願いする。持てる荷物と買うもののバランスを見極めるのに毎度苦労する。帰ってきて果物を食べて「もっと買ってくればよかったね」「もう持てなかったよ」「今度は宅急便で送ろう」と言うまでが恒例の流れである。
今回は紅の蔵という直売所に寄ったのだが桃やミニトマトが非常においしかった。山形に行くことがあればまた行きたい直売所である。
あっという間の山形旅行だった。
体が元気になり力が沸いてきた。もしかしたらひょいとじゃなくて導かれていたのかもしれない。
不思議な場所だね、山形。また行こうっと。