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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

わが一族の猪鍋

初めて猪肉を食べたとき「全然臭みがなくておいしい、食べやすい」と思った。鹿肉やラム肉は苦手なのだが猪肉はおいしいと思っている。人生で数えるほどしか食べたことはないが、先日猪肉欲にぶあっと火がついた。きっかけは叔父に猪肉をもらったからだ。

 

「血抜きして冷凍したやつだから。罠でとったやつ。」と手土産に持たせてくれたのだ。猪が出ることも恐ろしいが罠猟で猪を獲るのはすごい。得意気に500gはありそうなブロック肉をくれたのでわが一族はうきうき肉を持ち帰った。

 

とはいえ猪肉を食べたことはあるけど料理するのは初めてだったのでどうするかと悩んだ。

   

以前栃木県益子町にあるいろり茶屋というところで食べた猪なべがおいしかったので記憶を頼りに猪鍋を作ることにした。


いろり茶屋 - 益子町の食堂・うどん|栃ナビ!


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↑いろり茶屋で食べた猪鍋。

 

「白菜、にら、ごぼうが入っていた」

「味噌ベース」

「にんにくが隠し味」

「ねぎもあった」

 

ざっくりとした記憶。

よし、これでやりましょう。

 

・だしをとる

ごぼうを炒めてin

・白菜、ねぎ、しょうがをin

・ゆでこぼした猪肉をin

・あくをとる

・にらをin

・みそで味を整える

 

完成!

これが初めて作る猪鍋だったのだが、初回から満点を叩き出した。うまい、うまい。

にんにく味噌がいいらしい。にんにくをひとかけ軽く叩いて入れる。主張しすぎずちょうどいいおいしさになった。

叔父さんこの猪肉めちゃくちゃおいしいよ。処理がよかったんだね、すごいわぁ、と感謝した。

 

1度味をしめたら何度でも食べたくなる。

猪肉というのは一般的に流通していないのでどこで買えるか手当たり次第探してみたがデパート、スーパー、教務スーパーに見当たらず諦めて通販で買うことにした。地方の道の駅に行くとあったりするとのことだったので地方に行ったら絶対見つけ出して買おうと思う。そのときはまた「どこどこに売ってましたぁ!」と大きな声で言おう。

 

そして届いたのがこちら。
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2キロ分買ってしまった。多分気が狂ったんだ。仕方ない。やっと買えるとなったときに正気でいるほうが難しい。


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猪ロースの鍋!!さあこいっ!

同様の手順で作り、やはりおいしかった。

〆にきしめんを入れたらHAPPYになる。うまみが麺によくからむ。にんにく味噌なので食べると体が温まるのでこの時期おすすめだ。甥っ子姪っこにふるまったら肉をあまり好まない子どもたちがばくばく食べていた。気に入った様子である。

最近食の細くなった一族の長もばくばく食べている。よし、みんな、肉を食ってパワーをつけろ!

 

まだあと1.5キロ残っているので一族秘伝のぼたん鍋をもっとやろう。猪肉がなくなったら豚肉でもいいかもしれない。次は〆をラーメンにしてみようかしら。猪肉のある生活はなんだかちょっといつもよりご機嫌なのである。