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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

できればメンズシェーバー回転刃を買ってきてくれませんか。

男性が女性の化粧品のことをよく分からないのと同様、女性は男性の髭剃り(シェーバー)についてよくわからない。分かっている人ももちろんいるだろうから一般的な意見のひとつとして読み取ってほしい。

 

なぜ急に髭剃りの話をしているか。

それは「入院患者さんの髭剃り」問題によくぶち当たるためです。

 

誰かが緊急入院するとき荷物を用意するのは家族の人、まぁ配偶者が多いわけです。特に高齢者が多く入院する内科病棟では、男性患者さんのキーパーソンは高齢の妻、もしくは娘であることがほとんどです。

(70~90代の患者さんに対し、同年齢の妻、もしくは30~50代の娘、どの家庭でも息子が登場することは滅多にない、80代以上の60代定年退職組の息子がキーパーソンになることもたまにはある)

 

入院患者さんを迎え入れるときに髭剃りを持ってくるようお願いしている。名前を書いて、充電器、替刃、お手入れブラシもお願いするのだけど、これが案外スムーズにいかない。

 

女性からしてみれば髭剃りなんて全く興味がない。道端に落ちている小石くらいスルーしている。

「お父さんが元気だったとき使っていたもので構いません」

と説明してスムーズに用意できた試しがない。絶対充電器を忘れられている。

だから「多分充電器があると思うのでそちらもお持ちください」と言う。そうすると

「充電器が見つからなかったので新しいの買ってきました」と新しいのを持ってきてくれる。

 

その…新しいのを買うときに参考にしてほしいんですけど、高いの買わなくていいから。

できればパナソニックメンズシェーバー回転刃を買ってきてくれませんか。

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メンズシェーバー 回転刃 ES-KS30 商品概要 | メンズシェーバー(電動・電気シェーバー) | Panasonic

 

これのいいところを言うと、

・軽い

・取り扱いやすい

・コンパクト

プラグイン充電器(本体からにゅっとプラグがでてくるので本体をコンセントにさすだけで充電できる=充電器が別口で必要ない=無くさないですむ)

・刃がシンプルでお手入れがとってもしやすい

・安い

・結構しっかり剃れる

・コンパクトなヘッドで痩せた患者さんの頬にもフィットしやすい(これ結構重要でヘッド部分が大きいと痩せてくぼんだ頬に刃が沿わないので剃れない)

 

これの悪いところはない。患者さんの髭を剃るとき使いやすいので他の看護師さんからも「結局なんだかんだでこれが1番いいよね」と評判がいい。

 


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こういう大がかりな髭剃りは手入れが面倒だったので、シンプルなのがいい。


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パナソニックのシェーバーなのにメンズシェーバー回転刃が選び方ガイドに入ってないのは何か理由があるのだろうか。現役看護師さんに聞いた、男性用髭剃り使いやすいランキング(さかもツインねね調べ)は1位なのに。。

 

こういうご時世ですからね、急に病院から「髭剃り持ってきてください」と言われてどうしたらいいかわからない場合パナソニックメンズシェーバー回転刃を持ってきてください。ちなみに電池式のもあるのでプラグイン式と間違えずに持ってきてくれると助かります。安いからってT字のカミソリはダメよ、お肌傷物になっちゃうからね。

 

ちなみに私は父が入院したとききちんと普段使っている髭剃りを持っていき、父はベッドの上で使いなれた髭剃りをじーじー誇らしげに使っていました。自分でできるなら使いなれたもののほうがいいです。(充電はばっちりしてあったので入院中充電器使わず事足りた)

3年前の熱中症

今年も夏の暑さがやってきてる。

毎日セミが泣きガッとガッツリくる日差し、直ぐに乾く洗濯物。

さかもツインは今年から新しい住処になり良い環境で暮らしているのでクーラーの中で猫とのびのびしている。

 

ふと昔のブログが出てきた。さかもツインが多分熱中症になった時のもの。思い出してもかなりしんどかったよ。


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コロナ、暑い夏、人間が試されてる様な気がする。もうこの際ロックダウンをして皆自宅待機にさせてくれ!もうちょいお金も配ってくれよな。と思ってしまうよ。

 

 

 

暑い

夏の暑さだよ!と言うカンカンの日差し。溶けるよと思いながら太陽のパワーのつまみを弱(ヨワ)にしたい。

 

猫は暑さに強いのか、冷房の部屋からするぅと逃げ出して日差しを浴びている。朝日が入る時間帯には窓辺にちょこんと座って日向ぼっこしている。

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おーい、チミチミ!そこは暑くないんかい?

 

さかもツインキャットはもともと野良猫。ガリガリに痩せてたから保護されたと言う猫だ。当時は推定1歳で某N県で暑さ寒さを凌いで生き延びていたタフな猫だったはず。

 

室内の気温じゃ動じないのか?

それでも猫の熱中症なんかもあるみたいだからおばちゃん心配なんですわ。

涼しい部屋で

ねんねこしいな。
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他の猫も

さかもツイン、近所をうろうろ徘徊していた時のこと。

道端に小さなねこちゃんがいた。きっとこの春生まれたのだろう。まだ小さくて成猫のようなずっしり感はなくぽてぽて、ほよほよと言った猫だった。一頭でうろうろしていたので独り立ちしたのかな?

近寄ると逃げるので完全に野良猫育ちだなと思っていたら隣にいたねねの様子に異変が起こる。

 

 

「ねこちゃん可愛い」とふるふるしていたのだ。

もうそれ以後ねこちゃん、可愛いしか言わずにいた。なんなら連れて帰ろうとまで言い出した。

いつもは飼い猫ゆんゆん丸一頭でいいというのに。

 

ベビちゃん猫のかわゆさには勝てないよね。めめもそう思う。

いい夢みているかい?

ゆんゆん丸、さかもツインハウスに暮らす猫。

大きい白猫、美しい雄猫だ。

 

夜は遊んだり、トイレに起きた人間を見れば餌だと勘違いして大きな立派な声で鳴く。猫語は分からぬがたぶんご飯くれよと言っている。

 

慣れてきたとは言え抱っこや膝上に乗ることは無い。だが人間の寝床にはやってくる。

 

ベッドの足元で寝る

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枕でも寝る
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ウトウト
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お陰で人間が寝るところが少なくなってしまったが可愛いからそれでいいと受け入れている。

こちらも寝てしまうと足が当たってしまったり頭が当たったりしてゆんゆん丸が軽くクレームしてくる。ニャッと鳴いたり、爪を立てない猫パンチなど。

そんな時はごめんねと言い小さくなって寝る。お猫様は世界一だからね。

きっとこの日々は

ゆんゆん丸という白くて大きい猫が家に来て2ヶ月が経った。
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毎日鮮度ピチピチのかわいさを振り撒きおばちゃん双子はすっかりゆんゆん丸の虜である。

「かわいい」

この言葉を何度言ったことだろう。一生分のかわいいを摂取している気がする。かわいいオーバードーズでどうかしてしまわないかと心配になるほどかわいい。
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半目なところもかわいいね!

 

朝起きれば「ゆんちゃ~ん」と挨拶し、出掛けるときには「ゆんちゃん行ってきますよ、お留守番よろしくです」と声をかける。

帰ってくれば「ゆんちゃんただいま!お留守番ありがとうね!何してたの~?あ~かわいい」となでなでする。

 

独り暮らしのときに「いってきます」とか「ただいま」とか言ったことはなかった。実家にいたときですら言わなかった言葉をゆんゆん丸は私に言わせている。いってきますと言えばただいまと帰ってきたときのほっとする感を味わえる気がする。

「わぁ~ん」(ゆんゆん丸の鳴き声はにゃーんというよりもわぁ~んという)

と返事をして出迎えてくれるのもうれしい。

 

いってきますもただいまも言わなくてもなんとでもなるけど、言えば気持ちが豊かになるのかもしれない。ちょっとしたことの違いというものをふとしたときに感じている。

 

 

ゆんゆん丸が来て初めて病院に連れていった。ワクチンを受けるためだ。キャリーに入れ外に連れ出したら不安そうに「わぁ~ん」と鳴いていた。

初めての病院で身体をみてもらい、おしりで体温を測る。これが嫌だったらしく診察台からぬるりと逃げ出した。

「飼い主さん、ちょっと押さえててくださいね~」と先生に言われるも、猫を飼って2ヶ月の猫ド素人の我々がゆんゆん丸の本気に勝てるわけがない。ぬるりと逃げ出すゆんゆん丸は結局看護師さんに押さえてもらった。

 

そのとき、毎日お世話をしているけども本当に心を許しているわけではないのかもしれないなと思った。嫌なことは絶対嫌という猫の本質を垣間見た。飼い主として責任をもって押さえたいけど、飼い主だからって絶対的になんでもできるわけないそれだけは忘れずにいないといけないなと改めて思った。世話してるから私はえらいんです、とか、世話してるから私は絶対なんです、とかそんな傲りは一切通用しない厳しさも感じている。

言葉は通じない、私からのお願いも通じない、ただただ尊重する。そういう存在との関わりから学ぶことは多い。

職場で天使のように優しい人たちがいる。多分この「尊重」を生涯のどこかで学んできたのだろう。私もそんな人たちのように優しい人になれればいいなと思う。ゆんゆん丸から癒しだけでなく「尊重」というテーマを学び与えられるものが大きいと感じている。

 

 

ふと目を離したときにゆんゆん丸がいなくなればどこにいるかと探す。違う部屋の窓際やカーテンの影、お風呂場、いつだって「ここにいたの!?」という場所にいて驚かされる。

きっとゆんゆん丸がいなくなって、私も歳をとってゆんゆん丸がいたことすら忘れてしまう日が来るだろう。だけどもこのゆんゆん丸と暮らしゆんゆん丸に話しかけゆんゆん丸を追いかける日々の温もりだけは忘れないと思う。

 

ゆんゆん丸がいたことを覚えていれば「ゆんちゃん、ゆんちゃんどこかな~」と探すだろう。

ゆんゆん丸がいたことを忘れたとしても「えっと何か、何かを探しているんだけど」とゆんゆん丸を探しているという形だけはからだが覚えているだろう。

 

いつかどこかの老人ホームで「ゆんちゃん、ゆんちゃん」と言って徘徊する老婆がいれば私だと思う。そのときは「白い猫ちゃんは今寝てるから大丈夫、ご飯もさっきあげましたよ、鶏のささみを茹でたやつね」と声かけてほしい。きっとほっとした顔をすると思う。きっとこの日々は私のなかでいつまでも輝く宝物のような日々なのだ。


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大きくて白いうちの猫、どうぞこのまま元気でできるだけ長生きしてね。