ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

REDISY 回転ベッドのお部屋に潜入

ラブホのフロントパネルを見て部屋を選ぶ瞬間は、ドーナツ屋で一つだけドーナツを選ぶ時間にも似ている。一つだけしか選択できないという難題がいつも我々をときめかせながら苦しめる。 大阪京橋にあるホテルREDISY。スペースシャトルのお部屋があると伺いや…

ホテルグリーン シャンボールに潜入

関東の平凡な土地に住む者としては北海道というのは想像もつかない謎の土地であり、北海道の話を聞く度にどんなところだろうとワクワクするのである。 ラブホテル巡りを始めてからどうしてもここは行っておきたい、と思っていたホテルが名寄にあるホテルグリ…

ホテルプレジデント202号室に潜入

訪室して第一声が「スリッパ遠っ」だった。 こういうところが昭和ラブホのおもしろいところだと思っている。 ここは長野県にあるホテルプレジデント202号室。 ちょっとレトロなアーケードを抜けてラブホテルがあるとは思えない街並を歩き進めると現れるプレ…

ホテル富貴にて見学撮影会&ミニ火曜サスペンスごっこ会を開催します

ホテル富貴さんは、私がラブホ巡りを始めた頃に訪問しそのきらびやかさの虜となったホテルです。 ホテル富貴 ホームページにも記載があるとおり、2023年3月現在ボイラーの故障によりお湯が使えなくてもいい人の利用のみ受け付けています。 普段混んでて入り…

ホテル千扇ペアフォト撮影会してきました

先日大阪京橋にあるホテル千扇にて開催されたサロン・ド・千扇のあと、ウェディングドレスを着て館内で撮影していたときのことだった。 「もしかしてホテル千扇ってロケーションフォト、フォトウェディングにも向くのではないか?」と思った。 赤い絨毯、白…

さよならルビノ京都堀川

世の中には星の数ほど煌めくホテルがあって、静かに消えゆく運命ならその煌めきを知らないほうが良かったかもしれないと思うことすらある。 ホテルルビノ京都堀川。3/31を持って閉館されるとのことで見ておきたい煌めきだなと思って慌てて訪問してきた。 営…

ホテル富貴102号室に潜入

この舟に乗ってどこかに導かれてみたい気もする。いや、このままラブホという沼に舟ごと沈んでもいい。少し馬鹿な空想もこの舟なら許してくれるだろう。 ここはホテル富貴102号室「舟」の部屋である。 http://www.hotelfuki.jp/index.html テレビ出演もした…

ホテルカレン512号室に潜入

スタイリッシュな車のベッドで素敵なドライブ気分、というコンセプトがあったかなかったか。 大阪には不思議なベッドのラブホテルが多いと思う。 ホテルカレンもそのひとつ。 今どきにリニューアルされつつも、おもしろい部分は引き継いでいるホテルだと思う…

サロン・ド・千扇/火曜サスペンスごっこ展を開催します。

この度さかもツインねねのライフワークとも言える火曜サスペンスごっこの6年間を記念して、大阪京橋ホテル千扇さまにて1/29(日)11:00〜18:00「サロン・ド・千扇」を開催します。 レトロホテル探訪イベント サロンド千扇 ↑詳細はこちら いつかは火サス展示…

きんせ旅館に宿泊

京都の街並みはどこも趣があり駅を降りた瞬間に京都に来たんだなという喜びで胸がいっぱいになる。 京都駅から少し離れた場所にきんせ旅館という元揚屋の建築物がある。 きんせ旅館 (@kinseryokan) / Twitter 京都駅からタクシーで向かう途中運転手さんが「…

その時プリンを食いたかった

俺はプリンを食いたい。 そう思ったのは電車の中だ。一緒にいたねねにプリンを食いたいからコンビニに行こうと誘うつもりだ。ただ家にはお土産で頂いた赤福1箱がある。ねねは言うだろう、 『甘いものが家にあるからプリンは買っちゃダメ』と。 めめはプリン…

優しい人がみる夢

場末の病院に勤めて早8年。 この病棟が平和だったことなど1度もない。常々誰かしらが歪み合い退職していく。怒鳴り散らすおばさんが辞めていきだいぶマシにはなったが新入職者の離職率が70%、下手したらそれ以上という一定基準のヤバさがある。 問題はその…

ホテル富貴405号室に潜入

大阪京橋駅から少し歩くときらびやかなネオンの中にきらびやかな昭和旅行ができるホテルがある。 ホテル富貴は何度か訪問しているが来るたびに「はぁ」と歓喜のため息が出る場所だ。 ホテル富貴 今回の訪問は405号室。 前回訪問した406号室の隣である。 ホテ…

スカイラーク15号室に潜入

空が大きく広がるだけの世界にぽつんと小さなお城があった。 城の名はスカイラーク、北海道にあるラブホテルである。 全6室の小さなホテル。道中は街灯もない緩やかな道がひたすら続き他に走る車もなかったので本当にここにホテルがあるのかと不安になった。…

ホテル富貴306号室に潜入

気持ちが重ための女なので好きなものや場所には重たいと言われそうなほど好きになってしまうことがある。 ホテル富貴もその1つで何度訪れても毎度好きが溢れて目が輝いてしまう。暗い話題が多いこのご時世にあいも変わらず輝き、かじかんだ心をそっとほぐし…

北の大地が仕掛けてくる 4日目最終日

稚内の朝は完全に冬だった。曇り空に小雨が混じり石油ストーブのかおりが漂う。 食堂に下り朝食をとる。今日の午後には飛行機に乗って東京に帰るので荷造りをしっかりする。こちらは10℃くらいしかないのに東京は25℃近くになるという。ダウンコートの下は半袖…

北の大地が仕掛けてくる 3日目

北海道の旅も折り返し地点。 3日目は稚内までの長距離ドライブ。普段そんなに車を運転しない身としては朝から緊張感に包まれていた。 昨日と同じようにラブホに泊まった那部さんを迎えに行き、いよいよ出発である。 〚ちょっと稚内まで〛 ざっと170㌔はある…

北の大地が仕掛けてくる 2日目

朝起きると薄ら曇の空だった。どんよりとはまた違う、水曜どうでしょうでノルウェーあたりを走っていた時期にやっていたフィヨルドの恋人のときのような色で北国に来たという実感が湧いてきた。 朝食会場に塩辛があったのでそれでもりもりご飯を食べ支度する…

北の大地が仕掛けてくる 1日目

言葉にすると叶うこともあるというのならこの旅はまるでそれだった。 私は最北端の土地に興味があった。暖かい気候の地域の陽気さより、寒い地域の気を張って生きないと自然に負けてしまうあのシンとした空気に寂しさとたくましさが入り混じった雰囲気が好き…

ホテルふじ201号室に潜入

北へ北へと車を走らせ日本海が見えてくる頃に突然現れる最果て地のホテルふじ。 ホテル ふじ (フジ)|北海道 稚内市|ハッピーホテル カーナビで目的地と設定しないと気づかないような静かな場所にある。日本海を目の前に佇み、船がホテル前にあるのになんの…

赤い風船103号室に潜入

クリスマスに天の川が流れるとしたらきっとこんな色だと思う。そんなイルミネーションのお部屋、ホテル赤い風船103号室。 https://happyhotel.jp/hotels/600362 HPでは赤い風船怪盗ルビーと出てくるのが、道を挟んで赤い風船と怪盗ルビーにわかれている戸建…

翁美家旅館に潜入

2022年夏も駒込の江戸駒や錦糸町の明日香村が閉業という知らせを聞き、古き良き空間のひとつの時代の終わりに立ち会っているのだと寂しさと焦燥感で頭がごちゃごちゃになった。できれば形そのまま残ってほしいものだが時代の流れを考えれば難しいことくらい…

ホテル湖城閉業に寄せて

三重県の桑名に湖城というラブホテルがあった。2022年1月に閉業の知らせがありTwitterでは昭和ラブホが好きな人たちが困惑していた。 私も閉業前に一目見たいと思っていたのだが都合がつかず途方にくれていた。詳細は省くが縁あって閉業後解体前の湖城を見せ…

ホテル Q&P 208号室に潜入

大きな声では言えないが、独り占めしたい遊び場というのがある。誰の目にも触れずに気の済むまで遊びたい。大人なのでその願望を忘れたふりして生きていけるけど大人だからこそたまには羽目を外したほうがいい。メリーゴーランドに乗ってしばらくはしゃいで…

松月502号室に潜入

大都市のホテル街はなんだか目を合わせてはいけない場所のような気がする。誰の目にも触れないように深い色のホテルに吸い込まれるように入った。 ここは新宿松月。都会的な駅前とは趣が違うエリアでひっそりと昭和が続いている。 2階にあるフロントへは階段…

さかも一族につきちゃんが加入しました

2022年4月、さかもゆんゆん丸というかわいい猫ちゃんをお迎えして1年。さかもツインは「もう1匹猫ちゃんを迎えてもいいのでは?」という議論を重ねていた。 ↑お利口猫ちゃん ゆんゆん丸はたまに便秘するくらいと耳くそが多いくらいで手のかからないお利口猫…

ゴールデンカムイのイケメンたちに恋するなら~完結記念編~

先日愛読していたゴールデンカムイが最終回を迎え1つの物語が美しく幕を下ろし胸がいっぱいになったところである。 ゴールデンカムイ公式サイト (以下画像は公式ホームページより) 最終巻では加筆された部分が登場人物の心のうちを些細な目線や仕草で表現し…

ホテル Q&P 308号室に潜入

ラブホテルにメリーゴーランドがあって、しかもそれが馬ではなくイルカとシャチとなれば一目拝んでみたいというのがオタク心。新幹線に飛び乗り大阪十三のホテルQ&Pへ。 ホテル Q&P (キューアンドピー)|大阪府 大阪市淀川区|ハッピーホテル 公式ラインがあ…

ホテルリープハーバー枚方413号室に潜入

昭和ラブホテルを巡る前までラブホテルと言えば大きめのベッドと2人がけのソファー、ちょっとしたテーブルがあって、それにスロットマシンやマッサージチェアを置いたらぎゅうぎゅうなシンプルなお部屋というイメージだった。 なのでこの数年広いお部屋や凝…

あの空間にこの身を溶かしたい

近代建築が好きで機会があれば都内や出先で洋館巡りなどをしている。最近は昭和のかほり漂うラブホ訪問が多いが、元々は古き良き時代を重ねたものへの興味というところからきている。 先日京都に訪問し、ずっと気にはなっていたけど行く機会のなかった場所へ…