ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

レトロ

ビュー浅間202号室に潜入

昭和ラブホ巡りのおもしろいところは「こんな場所にこんな秘宝のようなお部屋が!」と度肝を抜かれるところだと思う。 ビュー浅間もそんなホテルである。訪室して風呂上がりにビールで喉を潤すような「ぁあ~っっ」という声が出るとか出ないとか。それは訪問…

ホテルファンタジア12号室に潜入

美しい貝殻のベッドで人魚姫のように眠りたい、そんな乙女心を叶えてくれるホテル、名をファンタジアという。 熱海駅と湯河原駅の間の海沿いの国道を行くと真白いお城のような外観の建物が見えてくる。 人魚姫のお部屋は12号室。 乙女心をくすぐると聞いてや…

夢の城13号室に潜入

夢の城、と聞いて頭に何を思い浮かべるか。私はこんな城を思い浮かべた。 そう、ここはラブホテル。夜分に到着した我々を薄い緑の光が歓迎した。 光に吸い寄せられ我々が向かったのは13号室。 中では青い青い光が煌めいている。 夢の城。 あぁ夢の城。 平成…

サンパール(熊谷) 203号室に潜入

私はどうしてもこの輝きに引き寄せられる運命なのかもしれない。昭和ラブホテルの輝きが頭にこびりついて離れない。その光を目に入れればようやく満たされる、そんな性分も悪くないと思っている。 熊谷駅から徒歩3分。迷うことなくたどり着ける。 なにせ駅を…

シャルマン 336号室に潜入

何かが起こるような黒いムード… 期待と興奮に愛の矢が射られます その部屋はシャルマン336号室、ブラックエンジェル。 いつでも扉を開けば目映い昭和の光が見られると思い込んでいたが、いつでもその光は一瞬で消え去るということを思い知らされた。このたび…

ホテル ファミー703号室に潜入

高速道路の脇にひときわ目を引くお城のような豪華な建物があって、昭和後期生まれの子どもたちは「お母さんあれ何?あそこ行きたいなぁ!」とか言って親を困らせたことがあるのではないかと思う。 その頃の子どもが今や大きくなり「あの頃見たお城」に訪れる…

ガラスの城104号室に潜入

昭和ラブホを巡り始めて数々の個性豊かなベッドに度肝を抜かれてきた。度肝抜かれランキングがあるとすればこのベッドは上位に入ると思う。 栃木県にあるガラスの城104号室、馬車ベッドのことである。 room | ガラスの城 このベッドは馬車のように動きはしな…

ガラスの城107号室に潜入

那須ののどかな道を行くとガラスの城というラブホテルがある。 窓を開け爽やかな風を浴びながらドライブした後にたどり着くならこんなロマンチックな城がいい。 room | ガラスの城 ガレージタイプのお部屋。107号室に入る。(※退室時に撮った写真なので車を停…

ホテルナポレオンという運命~ルイ13世編~

その部屋を目の当たりにしたとき喜びや嬉しさといった感情のダムが一瞬で崩壊し「はぁ」とため息をついてから「すごい」と言って跳び跳ねて喜んだ。 ホテルナポレオンルイ13世の部屋のことである。 この類い稀なる昭和ラブホテル、ナポレオンの部屋のなかで…

ホテルナポレオンという運命~エマニエル編~

ここに来たのは運命だったのかもしれない。大げさな言い方だがあれよあれよと話が進み導かれるようにやって来た。全ての運を使い果たしてでも来てよかった、そう思えるホテル、それがナポレオンである。 ホテル ナポレオン いつか行ってみたいと思っていたが…

八戸を旅するなら

八戸を旅するならどう旅するか。パラパラと旅行雑誌をめくりまぁなんとなく行ってみるかと歩いてみたら好きなものがギュッと詰まった楽しい町だった。 12:00 八戸駅着 新幹線を降りたらシンとする寒さでまだ10月だというのにコートとセーターを着込んだ。 駅…

新むつ旅館に潜入~前編~

ひょんなことから青森へ行くこととなり、そういえば青森には元遊郭の旅館があったなと本を開いてみたら新むつ旅館が目にとまった。 新むつ旅館 (青森県八戸市) ちょうど行動範囲内の場所にあり、いつか行ってみたいが今なんだろうなと宿泊予約の電話をかけ…

里ノ沢7号室に潜入

そこはシルエットロマンスという昭和の歌謡曲がよく似合う場所だった。 青森県十和田市にある里ノ沢というラブホテルである。 ホテル 里ノ沢(サトノサワ) : 青森県・十和田市 - ハッピー・ホテル 青い空によく映える看板である。 赤い屋根のガレージタイプ…

ホテル ルーエ 210号室に潜入

レトロなラブホ巡りを始めて1年半がたつ。いつか行ってみたいラブホは星の数ほどあってよなよなラブホのサイトを開いては「はぁ、素敵」とうっとりしているのである。 その中でも特にであってみたいのが貝殻ベッド、貝殻バスタブである。貝殻の形をしたベッ…

学士会館406号室に潜入

神保町駅からすぐのところにぱっと目を引くクラシカルな建物がある。学士会館という。 宿泊 トップ - 学士会館 旧館は昭和3年、新館は昭和12年建造。2003年に国の有形文化財に登録されている。 現在は宿泊、レストランなど一般の人でも利用できる施設となっ…

旅館 江戸駒6号室に潜入

駒込駅から少し歩いたところに 夜怪しく光る看板がある。 その看板の持ち主を旅館江戸駒という。 旅館 江戸駒 駒込 初めて江戸駒を見たのは15寝んほど前であったろう。ラブホテルというものは知っていても連れ込み宿というものは知らなかった。旅館ではない…

シャトーすがも405号室に潜入

人は輝かしいものや美しいものを見てエネルギーをもらうらしい。絶景、秘境、芸術、この世界にはたくさんの美しいものがあり知らず知らずに人の心を癒し活力を与えている。シャトーすがももエネルギーのある美しい場所のひとつだと思う。だから私は光に吸い…

カオサンワールド浅草メゾネットに潜入

浅草という場所は東京であってなんだか東京でないような不思議な場所だと思っている。浅草寺、隅田川、花やしき、ふらりと行ってレトロな非日常を味わうにはちょうどいい。そんな不思議な浅草にカオサンワールドというこれまた不思議なホテルがある。 【公式…

シャトーすがも202号に潜入

このホテルの全てを知りたい。そう思ってしまった。夏の始まり、胸をときめかせるネオン。シャトーすがもよ、私に一晩の夢を見させてはくれないか。 エレベーターは点検中で赤絨毯の階段をひとつひとつのぼりたどり着いたは202号室。この扉の先はどんな世界…

シャトーすがも305号室に潜入

いつだってこの街を妖しく照らすネオン、シャトーすがもというホテル。この光に引き寄せられふらりと入ってしまった。 フロントで鍵をもらう。先払いかと思って財布を用意して待っていたら「後払いになります。」と言われ鍵だけ受け取って部屋へ向かう。ラブ…

シャルマン345室に潜入

ホテルシャルマンというところにはメリーゴーランドのある部屋があるらしい。いままでメリーゴーランドは遊園地でしか見たことがない。ラブホテルの一室に一体なんのためにあるのか。本当にあるのか。その謎を明らかにすべく我々さかもツインは京都府の奥地…

シャルマン232号に潜入

それは沼だった。底無しの。1度ハマったらずぶずぶと沈むしかない沼。京都にあるラブホテル、シャルマンのことである。 京都南インター ラブホテル シャルマン 京都の桃山御陵前駅から2km。徒歩25分、タクシーだと10分ほど、1,000円でお釣りが来る距離だ。「…

小岩シャトーに潜入~304号室編~

シャトーとはフランス語で『城』を意味する。フランス人でも貴族でもないが行けるものなら行きたい魅惑のシャトー。お気軽に入れるシャトーは小岩にあった。 ここはシャトーの入口。 城は城でも小岩にある小岩シャトー、ラブホテルだ。 小岩シャトー | ラブ…

ホテル赤い靴に潜入~301号室編~

今夜場末のホテルで そんなタイトルがつけられそうな、昭和の残り香が漂うホテル、「赤い靴」。 少しだけ昔のきらびやかな世界は色褪せながら今も輝く。その鈍い光に誘われて私はホテルの門を潜った。 赤い靴 | ラブホテル検索・予約ならカップルズ 小岩駅か…

ホテルエレガンス(佐賀)113号室に潜入

佐賀に行くことになったときどうしても行ってみたいラブホテルがあった。ホテルエレガンスという回転ベッドのあるラブホテルだ。 性の文化遺産「回転ベッド」の中でも珍しい せり上がる回転ベッド取材してみた | おたくま経済新聞 回転ベッド時代は1985年に…

武雄温泉殿様湯に潜入

佐賀県にある武雄温泉がすごいです。レトロでフォトジェニックでノスタルジックでロマンチックなのだから。 四面ロマンな武雄温泉へようこそ - ここから先は私のペースで失礼いたします というのを先日書きましたが、公衆浴場だけでなく貸しきり湯にも入って…

四面ロマンな武雄温泉へようこそ

佐賀には武雄温泉という温泉地がある。佐賀と言えばですぐに浮かぶのは呼子のイカとか伊万里焼とか嬉野温泉だろう。武雄温泉、まずなんて読む?というところから始まる人の方が多いと思う。たけおおんせん、と読む。 私は佐賀に温泉があることすらピンとこな…

元遊郭 武雄温泉しらさぎ荘に潜入

人生のうちいつか行ってみたいと思っている場所はいくつかあって、その中のひとつに『元遊郭の旅館』があった。 昭和32年(1957年)、売春防止法が成立し、昭和33年4月1日の同法の施行と共に公娼地域としての遊廓の歴史は完全に幕を閉じている。『遊郭』という…

都電の走る街

都電荒川線の存在はずいぶん前より知ってはいたが乗ったことがなかった。王子駅はよく通過するが、そこを経由し早稲田、大塚、町田、三ノ輪方面へ行く用事がないからである。この夏初めて都電荒川線に乗り楽しかったのでお出かけをしようということになった…

シャトーすがも203号室に潜入

シャトーすがもには生きた昭和がある。誰が言ったか言わないか。元号が変わってもそれを昭和と呼べるのはなぜか。真実を突き止めるために我々さかもツインはJR巣鴨駅へと向かった。。 シャトーすがもは回転ベッドのあるラブホテルだ。円形のベッドがぐるぐる…