珍しく先客がおり、先生(いつも師とよんでいる、勝手に。以下師と記す)は
「ちょっとご飯でも食べてきてまたキテヨ」と。
ねね(姉)はプロントでお茶してから再度整体センターへ向かいました。
師
「今日は何食べてきたの?」
ねね
「カレーです」
師
「ここら辺でカレー食べるとこある?」
ねね
「いや、家で食べてきました」
カレーを作ったことが伺われたようで、こここら怒涛の師のクッキングレクチャーが始まります。
麻婆豆腐
顔がブツブツ(シミ?)だらけのお婆さんが作る豆腐料理
そのお婆さんの名前を知る者はいない
しかし、その豆腐料理はおいしい、山椒がよく効いていて、おいしい
そんな麻婆豆腐
これは師が言いたかっただけであろう。ニンニクと山椒がポイントのようだ。
豚の角煮
師よ!これはねねにとってタイムリーすぎる。
昨日作って鍋を焦がし、未だにこげた鍋のこびりつきがんーともすーともいわない。
ねねの肉料理の悩みは肉が硬くなってしまうことで、その事を伝えると
師
「あなたどーやって作る?」と聞かれる。
ねねは豚肉を1度煮こぼしてから味付けて煮ると言うと、
師
「ダメね、それじゃぁ肉硬くなるよ。
最初植物油しいて焼く、中火よ中火。イミワカル?
そしたら水と酒、紹興酒が香りいい。あと、醤油、めんつゆ。
日本人八角嫌いね、入れなくてもいい。生姜入れて1時間煮る。
途中味ミルヨ?
これで、出来上がり」
中国では栗やジャガイモ、厚揚げ、湯葉などを付け合せのように煮合わせるのだそう。
肉の旨みを吸って美味しいんだとか。
玉子ももちろん入れて良しだそう。
話は堀下がり、
師
「毛沢東知ってる?」
「40年前かな。その頃中国配給性(共産主義)。貧乏だった、太ってる人イナイ。
だから豚肉重宝。豚の角煮栄養ある、貧乏料理ね」
と歴史まで話される。
ねねは、ちょっともうここら辺でそっと寝かせてほしいとマッサージをされながら思うのでした。
もう、師は
「私料理できるヨー!いっぱいおしえてあげるよ」
とのってしまっている。
ねねは相づちをうちながら、マッサージの悶絶痛に耐えながら聞くのでありました。
茶碗蒸し
これは電子レンジでもできるらしいです。
師
「玉子つぶして(溶いてのことかと思われる)水、味の素、塩入れる。どんぶりに入れて電子レンジかける。これだけでいい
一番美味しいのは豚ひき肉炒めて入れる。
椎茸、木の実(銀杏とかであろう)入れてもおいしい」
楽チン茶碗蒸し。これはやってみたい。
にらたま
師
「ニラ美味しいよ、ニラ火通しすぎちゃいけないね、小指くらいに切り刻む。(ねねの背中で切り刻むトントンの真似、ねね、背中無駄に叩かれる)
油入れる…」
にらたまの時に超絶首押しが始まり、血の気が引く痛みのため聞き取れなかったのです。
多分焼けばいいのでしょう。
あ、水を入れるとか言ってましたね。焦げ付き予防らしいです。
トマトスープ
これは師、イチオシらしいです。
ぐしょぐしょになる直前のトマトを煮込み、溶けた頃に味の素、塩で整え、玉子をサッと流し込む。
シイタケやニラを入れてもいいそうです。
味噌汁としてもいけるとか。
手羽先の焼いたヤツ
師
「簡単ね、手羽先に塩コショウしてやくだけ。ガスに放り込む。ひっくり返す塩コショウするまた焼く。これが美味しい。」
(ガス=グリルの事のよう)
もう今日の師は止められなかった。
ほぼ、マッサージそっちのけで料理の話をしまくった。
異国の者に対する気遣いか、
1句1句しゃべる事に、
「意味わかる?」
「分かる?」
を連発するのです。
都度、「分かった!」「はいはい!」「なるほどねー」この3句をローテーションしながら答えるねねでした。
このリアクションがいいと、師はさらに詳しく話だします。
今日はウトウトしたかった…
でもねねは肩こりがすっきりして帰ってきたので良しとします。
師は
「私いつでもここにいるから、分からなくなっちゃったらキテネ!また教えるよ!」と、ご満悦の表情で送り出してくれました。
ねねは帰宅し、このレシピをまとめた次第でございます。
早速次の休みの時にやってみようとおもいました。
今日のまとめ
中国4000年の歴史は料理とともにある
何かをレクチャーする時は、理解度を確認しながら話を進める
以上、明日もカレーを食べるであろうねねとしばらくは作られないであろう師のレシピまとめでした。