ベテランの域に達するのも時間の問題でしょう。
どんどん虫も殺せるし、マンションの壁にヤモリがいても悲鳴すら上げず、写真を取ろうとして、ズームの方法が分からなくて、ピントも合わなくて
こんなんしか撮れないよね。
いたんですよ、この黒点はヤモリなんですよ。
ぺたぁーっていたの。
ただ、おばさんだから、こちらも。
スマートフォンっていうのかな。
スマートフォンの写メ?カメラ?っていうのが上手く使えないんですよ。
精一杯。
これが、おばおば女子の精一杯。
これからどんどんこうやって機械に疎くなっていくんでしょうね。
そうして世間からあのおばさんめんどくさって疎まれるんでしょうね。
重々承知しておりますわ。
こちら側の対策案としては、アナログへ逆行し、周りの視線をものともしない強い心を持つことです。
肝心なのは気持ちの持ちよう♡
前置きが長くなりましたが
ねねの職場では、25歳のかわいこちゃんが最年少です。
次に若いねね(31)ですが、やはし6つも離れると、アラサーという同じ括りにはいられません。
具体的に上げましょうか。
かわいこちゃんは、
- 声が若い、かわいい
- 肌がつるつる、ハリがある
- くすんでいない
- 顔色良好
- なんか、明るい
- のびのびしている
ねねは
- 声が年々低くなる
- ハリがない。声にも肌にも
- くすんできた
- いつも疲れてる
- 動きが鈍い
- スキあらば座る
- 肌のアラが目立つ
- ムダ毛(腕毛)がやたら長く伸びる
- 老人の耳毛や眉毛みたいにもっさりしちゃいがち
更に年上の人を上げるとねねなんかはまだいいほうなのかもしれないが、ちょっと前まであぁだった、っていう過去の栄光なんていうのも混じってくるのです。
そんなかわいこちゃん、前髪を作り、髪の毛を明るく染め、いやもう。かわいい。
ねねが目が痒くて仕方ないからと諦めたまつ毛エクステもモノにし、ふんわりゆるヘアがかわいい。
今日ロッカー室で、どんな今どきの子が来たんだ!と驚いていたらかわいこちゃんで、朝からずっとかわいいと思っていたのですが、
「かわいいね」って言うチャンスがなくて、ずっと言いたくてじとーって見てしまったのは本当にキモかったと思うのです。
で、就業15分前にやっと
「前髪作ったんですか?かわいい!」
と声をかけたところ、
「ねねさんはそうやっていつも褒めるー♡」
と満面のスマイル
ガフゥッッ(喀血)
褒めを受けつつ、感謝の気持ちまでキャッシュバック!!
褒めたこちらまで嬉しくなるような返し!
KIZUKAI…
こ、これが20代か!
バタリ
ガフゥッッ、ゥ、ね、ね、は20代のこのかわいこちゃんとは全くもって同じ女子じゃない。
違うよー違うんだよー
こんなにピュアなかわいこちゃんと、賞味期限切れたビールがぶ飲みするねねとは、若者女子でくくれないんだよ。
そしてそのやり取りを、イケメン副主任が横目で見ていました。
あ、もしかしたら、イケメン副主任もかわいいって言ってもらいたかったのかも知れないですね。
今日もいい匂いを引っさげて、つやつやの髪の毛をきれいに結ってやってきたので、褒めるところしかありませんよ、老いを感じさせない完璧人間め。
ねねも若いときは
「若くていいね」と言われてきましたが、言われる立場から言う立場になるとはね。
これからもどんどんかわいこちゃんを褒めていこうと思うのでした。
今日のまとめ
- 若い子はね、若いだけでもう可愛いんだから自信もってどんどん好きなことやったらいい
- 若い子が自信を持てるように、たくさん褒めるのも(嘘はいらない)おばおば女子の役目
- 若い子を見る目がなんだかおばあちゃんみたいになってきて、そのうち食べ物あげるようになりそう
- 若い子が好むお菓子をリサーチして、お菓子のまちおかで買っておこう
- ねねが大好きなカンロ飴はぜったいウケないから買わない
※これはうまい、懐かしい味がする
以上、かわいこちゃんに癒され、ねねのおばおば女子としての立場を確認した金曜日でした。