ねねはたまに実家で夕ご飯当番をしています。
その姿はまさにただのおばちゃん。
もしくは主婦。
自転車で買い物に出かけ、ごっさり買い込み、
可愛い植物があれば買って庭に埋め、
庭木が伸びていれば剪定もする、
近所のおばちゃんが出てくれば挨拶と世間話を交わし、
甥っ子姪っ子が来れば、程よく相手にし食べ物を与える。
旦那も子どももいないので、自称独身主婦です。
主婦って大変なのっていう人、仰る通りだと思っています。
家族が見ていないところで、家族が過ごしやすいよう細々めんどくさいことやっているのだもの。
ねねはこのラグマット洗いでほとほと主婦すごいわぁと尊敬しました。
こういう地味な作業は疲れる。
今日は夕飯当番で、夕方買い物にでかけました。
雲行き怪しく小雨が降っていましたが、近くのマルエツ(自転車で３分)だし、車じゃなくていいか。と颯爽と自転車に乗って出掛けたのです。
卵やら野菜などおばおば買い込み、大袋２個抱えて帰ろうとすると、
ｻﾞｰｰｰｰｰ
ｻﾞｧｯｰｰｰ
ｻﾞｻﾞｧｯｰｰ
大雨です。
え、うそ、ものの５分でこの始末？
みんな雨宿りしてますけど。
これ、どうしよう、宿るか？
いや、炊飯器スイッチいれな！
炊き上がらなくなるもん。
雨宿る？
いやいや、ご飯スイッチ。
時間ないよ。
１分考え、
よし、帰ろう
と決めます。
自転車だから傘なんて持ってきてないよ、どうするのねねちゃん、ずぶ濡れになるよ？
ここはマルエツ。
２階は衣料品売り場。
雨具が売ってるんです！
急いで２階でポンチョを買い、
外に出ます。
帰れなくて雨宿りしてる他の主婦のみなさんの間をくぐり抜け、
颯爽とポンチョ(480円)を羽織り、
自転車にまたがって帰路につく。
ｻｯ(ポンチョを羽織る音)
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ(ボタンをとめる音)
待ってるだけじゃ、道は開けないぜ
格の違いを見せてやる
保守的なおばちゃんたちよ、これがハードボイルドだ！
あばよ！
と言わんばかりにｼｬｰｼｬｰ自転車をこいで帰ります。
かっこよく自転車にまたがるまでは良かったのですが、足さばきよく出来てるポンチョ、スカートが野ざらし。
スニーカーなんてものの30秒でずぶ濡れ。
帽子の上からフードをかぶったので、顔は濡れずとも、足元は雨ざらしでした。
く、これがハードボイルドか！！
思いのほか、ダメージでかいぞ。
もう、一心不乱で自転車を漕ぐしかないです。
帰路なかば、
車と、濡れると困るという概念がないのか、普段着のまま自転車にのってる青年しかいませんでした。
何とか家につく頃にはスカートは着替えが必要なレベル、
買い物袋は雨に打たれ、ムヒの外箱はベロベロになっていました。
無事炊飯器のスイッチは押せて、夕飯も間に合い、スカートも着替え、なんのトラブルも無くさかもツイン一族が夕食が食べられたのはハードボイルドおばちゃんのおかげだと思います。
今日のまとめ
- ハードボイルドおばちゃんは炊飯器のスイッチを時間通りに押すことに命をかける
- そうして炊けたご飯はちょっと水気が多くてちょっと今日の山かけごはんには向いてなかったけどかけて食べた
- 今日買ったポンチョは今後旅先の雨具として活用する
ゴキブリが出ても
｢あぁー！｣と一言だけ放ち、サンダル履きの足で踏みつけて殺しゴミ袋にサッと包み捨てるハードボイルドおばちゃん。
家事全般めんどくさがるけど程よくこなすから誰が結婚してくれたらいいのに。
このスキル、婚活市場で評価されないし、
職業や年齢に並んで家事スキルをアピールするおしても、ゴキ殺しのねねですなんて自己紹介できないから、宝の持ち腐れだなって思うねねでした。
