ぼんやり何もせず休日を過ごしたねねです。
写真の整理をしていたら、去年のクリスマスは一人旅をしていました。
仕事終わりで新幹線で山口へ向かい、その帰りに京都に寄り、東京駅のクリスマスイルミネーションを見たという一人旅。
今年もこんな一人クリスマスになりそうですが。 そしたらあちこち巡って、孤独リスマスであることを忘れたいと思います。
獺祭という呑むためではなく味わうための酒、など美味しいものも沢山。
萩の古い町並みも美しいところです。
ただ、初めて山口に行ったので、何が有名かあまり分からなかったねねは
秋芳洞に行きました。
この日は天皇誕生日という祝日にも関わらず、朝一番だったためかバスは2人しか乗っていませんでした。
バス停からおみやげ屋さん通りを少し歩いて
ここが秋芳洞(鍾乳洞)の入口。
流れ出てくる水が美しいです、が、岩の割れ目が余りにも暗すぎる。
え、えと。
この暗闇を1人で行くのか…。
2分悩みました。
とりあえず入場料払ったので行くことにしました。
同じバスに乗っていた人も鍾乳洞へ向かったようですが、早足で行ってしまったので、ここから先は全くの孤独です。
中に入り後ろを振り返ると光が恋しいです。
要所要所薄暗い電気があり岩肌を照らします。
怖くて景色を楽しむ余裕はありませんでした。
音声ガイドのボタンがあるので押しまくり、人の声を耳に入れ不安をかき消します。
変な音とか、聞きたくないから。
ここは皿のように鍾乳石が連なるところ。百枚皿と呼ばれる名所です。
圧巻の景色だったので、入ってから5分ほどたったこともありここら辺から恐怖は半減してきます。
ここは富士山ライクな鍾乳石。
不思議な形の岩と暗闇が面白くなってきました。
でも1人なのでここで何かあっても誰も助けてくれないから安全第一で、という強い気持ちを持ちます。
この大きい鍾乳石の前が写真スポットのようで、カメラマンのおっさんが1人で座っていましたが、声をかけられるでもなく、お互い存在している意識をせず通り過ぎました。
誰もいない所から誰かがぽつんといる、というのも新たな恐怖でした。
見事な鍾乳石をみて、20分ほどでようやく外に出ます。
ほとんど誰もいませんでした。
おみやげ屋軽食屋さんでうどんを食べ、店のおばちゃんに「寒かったでしょ」とストーブに当てさせてもらった時は本当にホッとしました。
おばちゃんは人の心を救う天才。
セルフィで写真を撮ったら歩いてるだけの写真でなおかつ、どこからか急に現れたカップルにそれを見られてすごく嫌でした。
今まで誰もいなかったのにこのタイミングで急にカップル出してくるとか嫌がらせ。
一瞬恥ずかしかったですが、一生話すこともない人たちでしょうから気にしないことにしました。
ちょっとした展望台がありますが
曇りすぎてぼんやり。
さて、帰りますか。
またここから秋芳洞に入りバス停を目指します。
古めかしいエレベーターから再入場です。
このエレベーターの昭和感も閉じ込められたらどうしようと思い息がつまりそうでした。
帰りはグループの人が数名いたので、安心して鍾乳洞道をあるきました。
写真なので全体的に明るく写っていますが、実際はもっと暗いです。
入口の光が見えた時
心から安心しました。
生きて帰れたって。
今日のまとめ
- 山口県はおもしろい
- 秋芳洞はひっそりとしている
- そのひっそりさが異世界感を引き立たせる
- 暗闇は怖い
- クリスマス何してたの、って聞かれた時1人で鍾乳洞みてたって話したら若干引かれた
- もう一度行きたいけれど、今度は誰かと行くと思う
以上、1人飯より敷居が高いな、とおもう鍾乳洞巡りでした。
ちなみに、クリスマスイブは京都の伏見稲荷大社の山を1人登山し、
クリスマス当日は仕事でした。