クリスマスも終わりすっかり正月モードです。魚屋でカズノコが売っているのを見るとそんなに好きじゃないんだよな、といつも思うねね(姉)です。
そんな12月年の瀬、ねねの務める小規模な病院のねねが所属するフロアでスタッフが2人辞めることになりました。
看護師20人程のうちの2人。(本当はあと2人辞めるつもりだったが、一気に4人辞めるとまずいので延期してもらっているとのこと)
これはけっこう手痛くて、ただでさえ少ない人数で2人削られてしまうと業務負担が大きくなることが安易に予測されます。
1人は陽気なおばちゃん。
「ここはくだらない事でギャーギャー騒いでくだらないよ。早く辞めた方がいいよ。」
と言います。
陽気でいつも笑っててでも割とチャキチャキ仕事して雰囲気のいいおばちゃん。
ムードメーカー的な人だったので辞めてしまうのはすごく寂しい。他にそういうキャラがいない職場なので多分陽気なおばちゃんがいなくなったら陰気度が5割ほど増すと思われます。
くだらない事でギャーギャー騒ぐ、これは小規模な病院から倍の病床数へ増設移転したので年老いた古株が昔と同じやり方を守ろうとするため新しく来た人とどうしてもやり方が合わずもモメるのです。
『カンファレンス』と称し、総師長、フロアの師長が顔を合わせば総師長が
「私はね、この師長に本当に腹が立ってるんです。もう勝手にしてください。」と公開パワハラをする始末。
70歳近いババアが何を言うか。老害でしかないな、本当にくだらない。
みんな呆気に取られカンファレンスはお開きとなった。
正直その時間で患者の爪切りなんか5人分くらい出来たはず。
老害すぎて虫唾がはしります。
もう1人のおばちゃんは穏やか。
いつもどすっぴんなので、本当に顔色が悪くて具合悪いのか、幸薄いのか、と心配してしまいがちですが、いつもそうなので心配しなくていいみたいです。
師長より心無い言葉を言われて深く傷つき、話にならないから総師長に退職の旨伝えたら、総師長から師長に謝れと怒られ、師長から穏やかなおばちゃんに「これから事務長に謝罪して許して貰えたか報告しに行かないといけないから丸く収めてもらえないか」的な話があったと聞いて、で伝言ゲームかのような負の連鎖が続くのである。
バカだなー。くだらないなー。
師長は、心無い言葉しか言えない人なんですよ。古い人はそれを知ってるからあの人はああだからと許すけど、普通に考えてそれはない。
なんで看護師になったんだろう。お願いだから心無い言葉しかかけられない罪で免許剥奪してほしい。
「私が辞めるのはよっぽどのことがあったと思ってください。」
寂しげに言うおばちゃんの顔色は血の気が引いて生きている感じがしなかった。
とてもマジメに仕事をする人で、悪口なんか言ってる姿を見たことはなく目立たないけどさり気なく気配りしてくれるおばちゃんでした。
今日最終日なのを知らず、お疲れ様のプレゼントを用意出来なかったのがすごく心残りで申し訳ないです。
穏やかなおばちゃんは疲れきった顔をして少し泣いて辞めていきました。
きっと悔しい気持ちが大きいんだと思います。
残されたおばちゃんも少し泣いていました。
みんなが「ありがとうございました」と声をかけて、この穏やかなおばちゃんのこと、みんなありがたい存在だと思って大切にしていたんだなと思いました。
ねねはこの病院に入職面接に来た時、穏やかなおばちゃんが軽く会釈してくれて、少しほっとしたことを覚えていて、それを伝えたら「だって誰か知らない人が来てたら挨拶するでしょ」って当たり前のこと当たり前にしているいい人なんですよ。
看護師さんて案外挨拶しない人多いですからね。(挨拶するのはコミュニケーションとして大事な仕事の割に接客業なんかと比べると挨拶しないという意味)忙しくてそれどころじゃないのも分かるけど。
それで残されるのは仕事頑張ってる人ももちろんいるけど、お金稼ぐために来ているだけのぐうたらなおばちゃんが慣れた環境でそんなに頑張らなくても誰も怒らない職場でもう少し出来るはずのことを何となくやって定時に帰るんですよ。
引き継ぐ人のことも考えず、次の人が気持ちよく仕事できるように環境を整えるとかないからね。
そんな惰性なおばちゃんが残るんですよ。
師長が自分の席に一日中靴脱いであぐらかいて座って寝てる姿見ちゃえば下々のものだってそりゃ惰性丸出しですよ。
このブログ書いてて嫌になってきましたがここしばらくそんな職場に嫌気がさし師長から話しかけられることを全てシカトで返している。
ねねも挨拶ができない人種と一緒なので仕事を辞める日も近いようだ。
今日のまとめ
- ねねの職場はぼぼ終わっている
以上、10月に入った新人さんが辞めないよう大事に大事に声かけたり教えたりしたのに、1月で辞めてしまう現実に、「あんなに丁寧に教えたねねの努力は水の泡」と無力感しか残らないねねでした。