こんばんは、ねね(姉)です。
昨日は中川ホメオパシー作の干支天使チアラットが実写化されるということで試写会にいって参りました。
クラウドファンディングでさかもツインはパトロンとなり試写会に行く権利を得ていたのです。
2月にパトロンを募集して7月にチアラットの実写化がされるというファンとパトロンにとってこの5ヶ月、ドキドキしてワクワクしてまるで初恋のように、いや大胆な大人の一夏の恋のように気持ちが高まっていました。
中川ホメオパシー原作「干支天使チアラット」河崎実監督で実写映像化! - CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
いかレスラーなど日本B級映画の異才と名高い川崎実監督が指揮を執るとのことで、ギャグ漫画とB級映画がどんな相乗効果をもたらすのか期待しかありません。
そんな胸の高鳴りを抑えつつさかもツインは新宿ハーモニックホールへ向かいます。
新宿警察署の角を曲がり
ハーモニックホール。
小さく看板が出ていました。
少し早く着いたので開場まで少し並ぶことに。
最前列は扇子を持った、若い女の子を見るとはぁはぁしそうな紳士方(失礼のないようにねね的には最大限の配慮をした発言となっているためご理解のほどよろしく)が密集していてもしかしてこちらの方々は女優さん推しでパトロンになられたのかな、と思いました。
原作ファンだけでなく色んな方面からこの映画を見に来ているんですね。
ハーモニックホールの前の壁掛け。
危険物品持ち込み禁止とかあるけどもこの映画が1番の危険物だろうし、合法とはいえど、中川ホメオパシーの危険思想はなかなかの常軌逸脱っぷりだと思うので新宿警察署のポリ公にしょっぴかれないか不安でした。がそんなことはなかったので、合法ってすご~い!と思いました。
受付のあたりにチアラット担当編集で有名なあのK本さんご本人がいらしていました。
「涼しくなりましたね~」とか誰かと世間話をしていたのでいたって外身は普通のご紳士様なんでしょうけど、あの作品を担当している敏腕編集者さんですからね。K本さんも崇拝の対象です。
こちらは中川ホメオパシー闇の終末セミナーの時のあれなんですけど、この顔そのまんまの人ですね。いかに中川ホメオパシーの画力がすばらしいか。
ぶるぶるしてるK本さん。
中は撮影禁止(多分女優さんの肖像権とか)のため写真はここから先ないのです。
ので、
さかもツインねねの㊙ノートブックにメモとってきましたよ~!
まずはハーモニックホールトイレレポート☆
トイレの便器が紺色ですげーなと思いました。となりの男子トイレから「ウェエエエーゥボェェー」と絶え間なく聞こえてきたので中年男性は痰が絡んでかわいそうだなと思いました。
~トイレレポートおわり~
試写会は自由席だったので、前の方に陣どりさかもツインセット完了です。
あいにく前方に背の高い方が座っていたのでねねの視界は
ほぼほぼおっさんでしたね。どんなにねねが角度をつけてスクリーンを見ても右の方はあんまり見られなかったので、後日DVDでゆっくりみたいです。
こんな下らない絵を描いているうちに定刻となり舞台挨拶が始まりました!
北の大地が育んだ合法気分高揚物質、中川ホメオパシー先生の登場に尊さが、崇め奉る心が走り出して止まらない。
あんまり大きな声を出すとつまみ出されるので小さめの声で「ギャオーッ‼」と言いました。
川崎実監督の挨拶から始まり中川ホメオパシー先生の紹介。
小林先生はシャツの裾をにぎにぎ、とても緊張されている様子。
監督に的場先生は藤子不二雄で言ったらどっちか聞かれて「A寄りですね」と答えていました。黒い方か。なんとなくわかる気がします。と、すると少年の心を持ち続けた白い方は小林先生ですね。
川崎実監督も中川ホメオパシー先生もお互いを狂っていると認識されているようで壇上で狂っている人が狂っている人に狂っているという狂気の沙汰が新宿警察署の近くの地下で執り行われていてファンとしてはすごく興奮しました。狂った世界だな~って。
そしてそれを的場先生「理想的なマリアージュ」と仰ったとき、先生の品の良いお言葉が示す先が狂気で満ち溢れているのにギャップ萌えしました。
狂人に染めるコツを知っているんだ、的場先生は。絶対狂った新興宗教始めたら崇拝する人たくさんいる。それほどに言葉にカリスマ性と人の中の狂気を引き出して面白くする力を持っている。
小林先生は実写化できてありがとうございますというお心遣いのあるお言葉を口にされました。
某悪役で出てきた康芳夫さんはどこの老夫かと思いきや実はすごい人らしいのでウィキペディアで調べてみました。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%B7%E8%8A%B3%E5%A4%AB
康芳夫 - Wikipedia
伝説のプロデューサーさんだそうです。
挨拶では「パロディ映画、ナンセンスコメディ、奇妙な印象」と話されていました。あまりの趣の異なる老夫の登場に開場は騒然としていました。
挨拶は女優陣へ
レミ役の希崎山ジェシカさんはクラウドファンディングで達成できるのか、
くるみ役の辰巳ゆいさんは原作を読んで実写化できるのか、
コハク役の友田彩也香さんは想像以上のやばさ、原作ファンの方に受け入れられなかったら…と少なからず皆さん不安を持っていたようです。
シャノワール役の姫乃たまさんはこの世界は狂っていると断言していました。
川崎実監督より私の作品なので多目に見てやって下さいと言われいよいよ上映スタートです。
スクリーンにハエがたかっていたの、気づいた方いらっしゃいましたか?上映後数分ぶーんぶーんとハエが飛んでいてさすがです!中川ホメオパシー作品、普通に上映とかありえない!という悪意が伝わってくる~!
しばらくして勝手にいなくなりましたが、ハエの演出には笑いました。
ネタバレの要素を含みたくないので内容は深く書きませんが、すごくよかったです。
中川ホメオパシー作品をベースに川崎実スパイスが加えられ、漫画で読む干支天使チアラットとはまた違った作品でした。(いい意味で)
要所要所で笑いがおきて開場は終始和やかな感じでした。
チアラットのテーマソングもすごいよくて、聞き取れた一部「男の臭いは労災」とか最高だなぁとしみじみ。
見てよかった、来てよかった、パトロンになってよかった、と思える56分が終わりました。
最後のご挨拶で皆様再び舞台に上がられます。
ライトを浴びた中川ホメオパシー先生はお美しかった…。
登場人物で一際目をひいた康芳夫(80歳)さん。
映画を観た後「監督にアレされて終わっちゃったけど今見て色んなことがわかってきました」と完全にやらされている雰囲気、監督の老夫の使い方がとてもうまい。
「みなさんに迷惑かけないよう一生懸命やりました」って老夫が言うこの舞台挨拶が狂っている。
川崎実監督は血が苦手とのことですが小林先生はスプラッター映画がお好きだそう。なるほど、中川ホメオパシー作品のぐしゃぐしゃ即死コースの描写が素晴らしいのは小林先生が好きで見ている世界があるからなんですね。
こうして満足度幸福度が高い試写会を終え、さかもツインは打ち上げ開場に向かいます。
途中大雨が降り、めめ(妹)は高架下で見事に転倒からの即立ち上がり。転んだら即立ち上がる、それがさかもツインの掟。誰の手も借りない、かしてもらえないの知ってるから。
通過する外国人団体に「アーユーオーケェー?」
と聞かれまくってだいじょびだいじょびヤってるめめおかしくてねねは高架下で大爆笑しました。めめはけつがスゲー汚れてかわいそうだなと思いましたね。ええ。
打ち上げの様子はまた後日。
しばらく中川ホメオパシー祭り続く予感。では。
追記
干支天使チアラットの上映予定は9月3日のみの予定です。渋谷にて。チケットはこちらからです。↓
https://ticketpay.jp/booking/?event_id=9682
狂いたい、狂った世界を見てみたい方におすすめです。