ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

甥がエロに目覚める

その瞬間をねね(姉)は目撃してしまった。

 

甥(小2)がエロに目覚めた瞬間  である。

 

今日一族で食事をとり、久しぶりに甥ちゃんと遊んだ。

ここのところ甥ちゃんはスカした感じを出してくるようになった。親元を離れボーイスカウトのキャンプに1人で挑んでから何かスカしてる。

 

甥ちゃんが大好きなだっこしてもスカしてる。

甥ちゃんはだっこ好きじゃないの?と聞いたら「えー、ほんとはちょっと嬉しいけど、もう大人っぽくしないとおかしいしー。」と言ってくる。

めめ(妹)は甥ちゃんの言う大人ってどうせ名探偵コナンだろ、バァーロォー(バカ野郎の意)と笑った。

 

お風呂上がりの着替えも、おばちゃんさかもツインに見られると「キャーーー!」と恥ずかしがり隠すようになった。

 

甥ちゃんはどうしたのだろうか。スカしてる。

甥ちゃんが産まれたときから甥ちゃんを見ている。

甥ちゃんが赤ちゃんの時は便秘になれば肛門を綿棒で続いてうんこを出させた。

甥ちゃんが幼児の頃は熱を出したときテレビを見る甥ちゃんの背後から迫りすっと座薬を入れて泣かした。

そんなケツの穴まで知っている甥ちゃんがエロに目覚めた。

 

 

甥ちゃんはねねに「キューティーハニーって知ってる?」と聞いてきた。

ねねは「知ってるけど世代じゃないから見てはいない」と答えた。

 

そしてもじもじしている。

 

甥ちゃんの母は「昨日テレビで見たから知ってるんだよね。」と付け加えた。

 

甥ちゃんは「おしりが出てるからエロい。きもい。」

といい始めた。

 

おばちゃんという立場のねねはギョッとした。来る日が来たのか、と思った。

 

ねねの育った家庭は女系家庭だったので、エロといえばおやっさんのパンツを母が投げる位だったと思う。一族が騒然とする時間だった。エロ本やビデオなどは一切なかったと思われる(知らないだけだったのかもしれないが)

 

だから甥ちゃんが男として成長していく姿は想像できないし、でもいつかエロに目覚めてエロ本をこそこそ隠したりする日が来るだろうと思っているしそのときはこっそりお小遣いをあげようと思っている。

 

これからそういう道を歩む甥ちゃん。

キューティーハニーで目覚めた甥ちゃん。

「おしりが出てるのはエロ」と言いながらもよだれをたらしながら一生懸命エロと闘う甥ちゃん。

よだれをたらす姿を見て、何だかんだで好きなんだろ?と言いたくなったが、否定も肯定もしない方がいいと思って「へぇー。」とだけ言った。

 

甥ちゃん的には「おっぱいはいいけどおしりはダメ」らしい。わからないがそうなのか。

ねねはまた「へぇー」と苦笑いをし、今日はいつもより元気そうな花を買って墓参りに行った。

ご先祖様に甥ちゃんは立派に成長していますよ、と言えず無言で手を合わせた。

心なしか今日の線香は激しく燃えた。

 

 

エロについてはこじらすと色々と大変かもしれないのでこれからもそっと甥ちゃんを見守ろうと思う。

今は甥ちゃんは扉を開けたことだけ認識しておけばいい。

 

それをからかったり笑わないよう気を付けるしかないし、むやみやたらにキューティーハニーと言わないようにしよう。

 

キューティーハニーか…と心の中では笑ってるしブログのネタにしてるのバレなければいいな。

 

ちなみにこじらすとどうなるか、33歳処女編をお伝えすると

情事がどのように執り行われるかわからないから不安。テレビドラマや映画は一部しか映さないからわからない。

初めての相手に一緒にエロビデオを見てもらい、どうするか教えてほしい、と希望を語っていた。エロビデオをお手本にするな、手順書じゃねぇ!ということ、相手に任して拒絶しなければ大丈夫じゃなかろうか?そんなやついるか?ということを言っておいた。

方向性がぶっとびやすいので、エロについては流れに身を任せるしかないのである。

頑張れ甥ちゃん。頑張れこじらせ処女。

ねねはそっと見守りよきにはからえ、と願うのみである。