こんばんは、ねね(姉)です。
新年が明けまして早くも1週間経ちます。皆様、おせちは食べ終わりましたか?
同じものばかり食べて何か刺激的で物珍しいもの食べたいな、と思ったさかもツインは昨日とあるイベントに行ってきました。
茸本朗さんという野食家(?)の方のイベントでした。
お越しいただきありがとうございました! 楽しんでいただけたなら何よりです!
— 茸本朗 「野食のハナシ」ご来場ありがとうございました! (@tetsuto_w) 2018年1月6日
みなさまにウツボの御加護がありますように……! pic.twitter.com/PSV7ic6Nri
ざっくりいうと茸本さんはこちらのブログを書いている珍妙な食べ物を食べる人です。
http://www.outdoorfoodgathering.jp/
野食のススメ 東京自給自足生活という本を出していますので気になる方はぜひ。
『野食のススメ 東京自給自足生活』(茸本 朗):星海社新書|講談社BOOK倶楽部
ブログを拝読しますと、むちゃくちゃだ…という感想です。
それ食えるの?それどうやって食うの?うまいの?どんな味なの?何なの?…一気に押し寄せてくる茸本氏への疑問。未知のものを食べる人間を、未知のものを食べていない人間は圧倒され羨望と奇異の目で見るのだ、それしかできないのだ。野食ハンマープライスというブログの前で我々は無力。食べていないから。
未知の食材を採りに捕りに行き料理し食べるなんて刺激的で物珍しいですよね。うわ~と唸ること間違いなしです。
Twitterで告知があったのですが、ウツボが食べられるらしいとのことで会場入りし早速頼んでみました。カルガモのシチューも食べたかったのですがこれは売り切れで食べられませんでした。
こちらはすり身揚げ。イベント中何の魚か説明がありましたが忘れてしまった…。
ふあふあでしっかり旨味がありおいしかったです。
こちらがウツボ鍋。
ウツボといえば水族館でよく見かけますが見た目がめちゃくちゃ気持ち悪い、いや気色悪い、うえ~ってなります。蛇みたいなうねうね系は気持ち悪いと脳に遺伝子に刻み込まれていると思うのです。
かわいいと思っている方がいたらごめんなさいね。
うつぼは白身のあっさりとした魚でおいしかったです。クセもなく身も軟らかくて食べやすい感じです。もちろん鍋の出汁などおいしく食べられるよう丁寧に調理されているのもありますがまた食べたいなと思うような鍋でした。
魚屋で売っていないうつぼをどうやって手に入れたか、というと釣ってきたようです。漁師でもない一般人がウツボを手に入れるのは簡単なことではありません。
ウツボに咬まれて大ケガを負いました:野食ハンマープライス的 危険生物のリスクプロファイル① – 野食ハンマープライス
茸本さんご本人ウツボに噛まれて大ケガをしている話をたっぷり聞けました。
それでもウツボへの愛は変わらず、より愛が深まったとかウツボへのリスペクトとかすごくウツボジィティブだったので、好きって何でも乗り越えて愛という形にしていくからおもしろいよなと思いました。人の愛の形は人それぞれです。
1番面白かったのはバラムツの話ですね。
バラムツとアブラソコムツで人生を台無しにしかけました:野食ハンマープライス的 自然毒のリスクプロファイル② – 野食ハンマープライス
人間が消化できない油分をもつ魚。おしりからじゃばじゃば油が出てしまうアブラボウズという魚の存在は知っていましたが、他にもそういう魚がいるそうです。
どんな感じでオイルが漏れだすか…ヌルリヌルリかと思っていたらジャバーと出るそうなのでひとつ賢くなった気がします。
知らなくていいことを知ってしまった、と思う人はいないんじゃないですか?さかもツインのブログを読んでくださる皆様はおしりから謎のものが出てくる話好きですよね?好きですよね?(そういうの好きな人だと思っていますよ、あなたのこと)
ねねはおしりから謎のものが出てくる話、だぁ~い好き!
野食について、条例などで捕っていい場所やものが定められているので闇雲に好き勝手捕っていいわけではないのでそこはご理解を、とのことでした。なるほどねぇ。
あとは野食には寄生虫や細菌などリスクが大きいのでそれは各自の自己責任だと思います。
茸本さんご自身は、食中毒や何かがあったとき、そのあとのことまで受け入れる覚悟があると仰っていたのでそこら辺が野食に対する熱意がすごいと尊敬しました。
安心安全などないからこその自己責任。
誰のせいでもない、己の仕業、というやつ。これはねねにはとても真似できません。外でアイス食べて腹壊して心折れちゃうくらいだもの。
野食に興味を持たれる方もいるかと思いますが、茸本ってやつがやってたから平気だろうと言って腹を壊したとき茸本さんのせいにするのは違いますのでね、気をつけて下さいね。己の仕業ですので。
ねねは春先にやるセリ摘みくらいしか野食といえることはしないのですが、これはめちゃくちゃ楽しいので茸本さんが野食を好むのもなんとなくわかる気がします。自分で手に入れた食材というのは愛しく尊い。
さて、ウツボ鍋ですが中にサプライズ貝が入っていました。タカラガイというものだそうです。貝殻だけなら海辺のお土産やさんでよく見かける美しい模様の艶っとした貝です。
貝は食べるとおいしいそうです。
記念に持ち帰り中身をかきだしました。
けっこう詰まっていました。取り出すと干し貝のようなとてもいい匂いです。貝の旨味が広がるような匂いですが、あちらこちらに振り回して持ち帰ったので衛生面から中身は棄てました、食べなくてごめんなさい。
リスクは回避しましょう。腹弱いねねは特に。
地球の市販品に飽きたところなハンター気質の方はぜひ野食のススメ読んでみるとおもしろいかもしれません。
ねねはまむしの骨を食べて悪夢にうなされたのを思い出すのでした。では。
マムシの骨を食べたら悪夢にうなされた話 - ここから先は私のペースで失礼いたします