こんばんは、ねね(姉)です。
ねねの人生に欠かせないもの、それはひとり旅。誰とも喋らずただひたすら自分の好きなものだけ追っかけて歩くのはいいですよ。精神に効く。ここのところひとりでじっくり過ごしてなかったので「もうだめだひとりにしてくれ」と思い立ち、行きたいところをサクッと行ってきました。
ハイライトをどうぞ
1日目 福岡→大阪
2日間で福岡→大阪→京都を巡るにはどうしても福岡まで苦手な飛行機を使うしかなかったので、ほぼ始発に乗り込み福岡へ。関東は晴れていましたが福岡は雪。降下時にものすっごい揺れて「死ぬ死ぬ、もう死ぬんだ」と震えながら酔い止めと生唾を飲み込み、無事に飛行機が着陸した瞬間、ホロリと泣いていました。大人でも泣くほど怖いものがあるんですね。再確認しました。放心状態で空港のベンチにしばらく座り込み気分を奮い立たせて外に出るとパラパラと雪が舞い、道の端にはかすかに積もった雪が旅情をぐっと高めます。
どうしても行きたかったところ、それは
志免鉱業所竪坑槽(しめこうぎょうしょたてこうやぐら)です。
https://www.town.shime.lg.jp/site/bunkazai/tatekou-yagura.html
この不気味なタワーですね。
竪櫓は地下炭鉱へ炭鉱夫を下ろすエレベーターのようなもので、軍艦島にもあったのですが現在は崩壊しこのように竪櫓が残っているのは貴重なのです。
ああ、竪櫓…すごい迫力。
ちょうど雪もパラつき辺り一面灰色の世界となり、その中の朽ちたコンクリートが異世界のようでゾクゾクしました。
ねねと竪櫓だけの世界みたいで、ひとり旅のこの独り占め感を知ってしまったら病み付きになるのです。
坑道も残ってはいるのですが、封鎖されています。安全の確保がとれないので仕方ないですね。
竪櫓周りも崩壊の危険があるためフェンスが張り巡らされ近寄れないようになっています。
一部コンクリート壁から鉄筋が見えていたので徐々に崩れてきている最中なのでしょう。形あるものはいつか朽ちるから尊いですね。
その後博多へ向かいとんこつラーメンを食べました。
すっごい脂がてかてかしてて博多のそういうとこ好きだよと囁き新幹線に乗り込みます。
大阪まで2時間半ちょい。
大阪へはモモモグラへ行きたかったのですが間に合わず。
https://www.momomogura.com/%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB/
劇画狼さんという非常に珍しい個性を持った御方がやっているギャラリーなのです。
劇画狼さんについてはこちらを見ればヤバさがわかるかと↓
http://toyokeizai.net/articles/-/199863
何やってもかわいくて強い、それが劇画狼、さかもツインはめちゃくちゃファンなのです。
大阪でもうひとつやりたかったこと、それは
たこ焼きを食べる、です。
うん、おいしかった。大阪の都市交通ははちゃめちゃで理解不能、ダンジョン化してるからGoogleマップのGPSがしょっちゅうロスト。迷いに迷いながら着いたとき、大阪はこれだから全く!と若干キレつつも、たこ焼きを食べて機嫌を取り戻すのです。
ふあふあであつあつは幸せ。
ホテルは駅直結(外に出ると絶対迷うから)のグランヴィアにしましたが、結論から言うと大阪に来たらここに泊まるべきだと思います。
朝ご飯ビュッフェ最高なんだもの。
種類が豊富でデザートもしっかりあるので食べごたえ満点でした。
ホテルステイは非日常でいいですね。
朝からのーんびりご飯を食べるだけで最高の気分です。あとお風呂にじーっくり浸かれるのもいいです。
2日目 大阪→京都→東京
大阪を後にし、京都へ移動です。新幹線を使わなくても快速で30分、560円で行けちゃうのがいいですね。Suicaも使えるので移動は楽々です。
京都から京都市役所前へ。
京都市役所は現在改修工事中。それでも古いコンクリート壁は圧巻です。
ここからは徒歩旅。
寺町通りをうろうろしましょう。まずは村上開新堂。クッキーのお店です。
ロシアケーキというレトロでほろ懐かしいクッキーのお店です。
お店自体がレトロかわいいので行く価値が高いです。最近奥にティールームができたので時間があればまた行ってみたいです。
お次は1928ビル
外観がかなり独特なレトロビル。中に飲食店が入っていることを知り、地下のカフェへ。
階段はタイル張りでかわいいです。
スコーンとチャイ、美味しかったです。
最後はお馴染み六曜社。地下店は最近では混んで並んだりすることもあると聞いたので12時の開店直後に行くと誰もおらずすんなり入れました。
旅行のバックパックを持って大荷物だったのでカウンターでと言うとテーブルに座ってと言われカウンターが良かった~と思いつつテーブルに座ると背もたれが心地よくてマスターが寛げるよう配慮してくれたのかと思うと、やはし六曜社のマスターはすごいとしか思えないのです。
確かに長旅で足を伸ばして座れないカウンターよりテーブル席の方がいい。
出てきたコーヒーと「ごゆっくり」の言葉はやはしここに来て良かった、と思えるおもてなしなのです。
いつだって六曜社がねねのなかで1番のコーヒー。
そして東京へ戻るねねなのでした。
1泊2日移動メインのような旅行でしたが
好きなものをぎっちぎちに詰め込んで西日本をぶっちぎり楽しかったです。
帰ってきてからどこかで胃腸炎ウィルスをもらったのかもーれつな吐き気を催し寝込んでいるので、これは体力と免疫力を高めないとな、と思うのでした。
好きなものをとことん追いかけるにはひとり旅がおすすめです。誰に話しかけるでもなく自分に話しかけて好きなものをじっくり考えてる機会にひとり旅はいかがでしょう?そして、良い旅を、では。