この特徴的なビルを初めて見たときなんて不思議で美しいビルなんだろうと思いました。
そのときは写真を撮っていいビルだなと思うだけでしたが、後々調べてみると中にはカフェもあるとのことで先のねねひとり旅で絶対行くと意気込んで来ました。
このビルはその名の通り1928年竣工、大阪毎日新聞社京都支局として使われていたもので、現在は補修工事を済ませ「アートコンプレックス1928」として生まれ変わっています。京都市登録有形文化財にも登録されているビルです。
このビルの2階にはカフェ・ショコラという明るく雰囲気の良いカフェがあるそうです。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26000163/
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カフェ・アンデパンダン!
地下にあるアングラなカフェです。
、長年廃墟同然だった地階を画家大山一行と仲間のアーティストたちが創建当時の姿に復元、そこに新たなデザインを加えて1998年6月に誕生しました。
剥落した漆喰壁画や貴重な辰砂釉タイル、夜勤の新聞記者たちのシャワールームの名残の赤レンガなどは現状のまま保存され、壁側に並ぶ大きなテーブルは、毎日新聞社講堂で長年使われてきたものです。
※上記リンクより引用↑
廃墟だった地下階。当時の名残がある空間、これは当時オタクにはたまりません。(ねねはレトロ、や、当時という言葉に弱い)
当時の暮らしを伺い知ることは断片的なことだけですけど、古いものを末永く守り続ける人の手とかそういうところにロマンを感じるのですよ。
さぁ、ビルを見上げて…
中へ入りましょう。
この緑の扉や窓枠が好き。色が素敵。
カフェアンデパンダンは地下です。
地下へ続く階段は美しいタイル張り。タイル張りの床いいなぁ。
古い壁がいい味出してます。
扉が開いている。ドアノブが丸くてかわいらしい。
階段を降りてまず出会うのがトイレ。渋い渋くて好き。茶色電球が何とも言えない世界観。
お店に入ると思っているよりも広々としていて解放感があります。地下なので窓はないけども洒落たアングラなバーのようです。
壁は至るところにぼろぼろさがあってそれが長く皆に使われてきた証だと感じさせられます。
テーブル、椅子はどれも雰囲気がいい。
色んなタイプのお席があるのでねねは小さなテーブルに。
デートで来てもひとりで来ても楽しめそうなカフェです。座るところを選ぶ楽しみがあってそれもまた乙。
奥には個室のような予約席も。
床板がだいぶ剥げている、ここを何人の新聞記者たちが行き来したのか、なんて想いを馳せるのです。
レジで注文をするキャッシュオンスタイル。
座ってぼーっとしてたら「注文はレジで伺います」と言われて恥ずかしかったのは内緒。
スコーンとチャイを頼みます。
軽くて食べやすいあっさりスコーンとチャイがまたよく合う!
スコーンにはシロップと生クリームがつくので結構ボリューミーに感じました。
メニューは他にもケーキ類やランチプレートなどあったのでランチ、ティータイム、様々な用途に使える良カフェでしょう。
お腹いっぱいになったところで、
ねねのおトイレチェック
です。
お洒落なカフェだもの、トイレだってお洒落でしょう?ねね、お洒落なトイレットたくさん行ってみたい!
おお!
古い建物ではありますが、ちゃんと便器は新しいもので入って嫌な感じは一切ないです。若干の下水臭さは地下だから致し方なしでしょう。
壁のタイルまでよく手が込んでいます。
個室の鍵はかわいい!
トイレ入り口のドアのこの曇りガラスのヒビとか茶色い枠とか古さを感じさせますね。
掃除が行き届いた使いやすいトイレでした。
この避難はしごはどこに繋がっているのだろう。
まぁともかく壁がすごい!廃墟感もりもり!
そうして異世界を味わい地上に戻ってきたのでありました。
タイルの床良すぎません?
東京にもレトロなビルやカフェはありますが、やはし京都のレトロさは独特な美しさがあっていいですね。ねねは古い建物がとても好きなのでこういうとこ、デートで連れていってくれたらうれしいですね。即効で落ちますわ。
京都に行ったら是非行ってみてほしい1928ビルの話でした。