こんばんは、ねね(姉)です。
クリームシチューをごはんにかけるかかけないか、この議論は人類を対立させ狂わせます。
1度対立し火花を散らせば互いの言い分など聞き入れず新しい世界を閉ざしてしまうのです。
クリームシチューをごはんにかける側の人間から言わせて頂きたいのは、そりゃシチューにはパンという定番がある、けども案外そのクリーミーさがごはんに合うんだよ、ということです。
ねねがクリームシチューをごはんにかける側になったのは今日です。今朝です。
そうなんです、今日目覚めてしまったのです。クリームシチューごはんがおいしいことに。
数年前母が孫の世話をするときに「孫ちゃん夕御飯だよ~シチューごはんだよ~」とだばだばごはんにかけられていて、ねねは「そりゃないでしょう」と言いましたが、当時3才の孫ちゃん(ねねからすると甥ちゃん)は若干の戸惑いのようなものを見せながらも食べていました。
ねねは「(甥ちゃんわけわからんもの食わされてかわいそうだな)」と思いました。
このときはシチューごはんに抵抗があったのです。
ただ母の幼児のごはん提供スタイルは多分ねねを育てた時と変わらないのでねねも記憶にないだけでシチューごはんを食べていたのだと思います。
それからシチューごはんのことなど頭になかったのですが、最近シチューごはんてお行儀悪いけど食べてみたいかも、と思い出してしまったのです。
1度気になって、ロールキャベツクリームソースがけのソースのところにごはんを投入してみたところ
…うん、おいしい
と思ったのです。クリームシチューのこっくりした甘味と温かさが優しくごはんを包み冬の冷えた体を胃からほかほかにしてくれる気分。
クリームシチューもイケる!
助走をつけて踏み切り坂を踏んだのであとは跳ぶだけ!跳び箱のように!ねねは5段までしか跳べないし、4段跳んだとき顔から落ちてマットで鼻擦りむいて血が出たから跳び箱嫌いなんだ、跳び箱の話はもうやめよう。マットで擦られたあの感覚思い出すから。
そして先日牡蠣のクリームシチューを作って、今朝ごはんと一緒に食べたのです。
するとなんということでしょう。
めちゃくちゃおいしい❗
めちゃくちゃ、おいしい❗❗
驚きました。クリームシチューごはん最高じゃないですか。
牡蠣の旨味がしっかりあったのもよかったのですけど、それ以上にクリームが牡蠣とごはんを仕上げてくれるよう…。
グルタミン酸×ごはんの方程式は永遠に食べ続けたい旨味なのでは。
カレーとは違うんですよね、クリームシチューのごはんの取り込み方が。
まぁとにかくおいしい。優しい甘味でごはんが進む。スプーンで食べる。熱源が身体に染みる。
クリームシチューごはん。最高じゃないですか。好きですよ。
一気にクリームシチューをごはんにかける側の跳び箱は完全にキマった。着地してポーズをキメている。
あのとき鼻から転倒したねねはもういないのだ。負傷という言葉は一切ない。
ただクリームシチューを作るときにクリームシチューのルーだけで仕上げる味付けだと甘すぎてごはんには合わないかもしれないです。
今日食べたのは牡蠣の旨味があるシチューだったのでクリームシチュー+αの旨味がほしい。
ということで、またクリームシチューを作ったのですが今回はアゴ出汁で煮込んでみました。
出汁は昆布、鰹荒削り節、アゴを水に入れて半日くらい置いとくと旨味がじんわり出ているという時間だけかかるけどお手軽出汁抽出法を採用しています。これを初めてから味噌汁の旨味がぐんとあがりました。
ここに炒めた具を入れ煮込みます。
クリームシチューのフレークを使います。パルシステムのは塩気がマイルドなので味付けを微調整できるのがいいですね。
こうなります。
クリームシチューの味の奥にジャポニズム!
わっしょいキタよジャポニズム。ごはんに合うよ、ジャポニズム!あなたの遺伝子に直接語りかけるよ、ほら、ごはんとこの旨味が絶妙なハーモニー繰り出しちゃうよ‼
そういうことです。そういうことなんです。
クリームシチューだからといってごはんを遠ざける必要などなかったのです。
ねねは今日からクリームシチューをごはんにかける側の人間になる。そして、嫌がられても甥や姪のごはんにじゃばじゃばクリームシチューをかける。このおいしさの跳び箱をみんな跳んで越えていってくれ!という嵐の朝でした。では。