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ハロウィンの渋谷を歩いて思ったこと

昨年のハロウィンで『逝き遅れ花嫁ゾンビ』という仮装をしたときに「これで外出てほしかった」というお声を頂戴したので今年は昨年の自分を越えるという意味でも外で逝き遅れ花嫁ゾンビをやりたいと思った。メイク時間や逝き遅れ花嫁ゾンビの顔で電車に乗ることを考えると渋谷に宿をとることがいいのでは、と思い立ち、めめ(妹)が滞りなく宿の手配をしてくれた。

ハロウィン間近の渋谷は軽トラックがひっくり返されたり暴徒化した民衆の様子が話題となり、ハロウィン当日渋谷は大混乱になるのでは、と不安になったが宿の予約をしてあったためとりあえず荷物を持って渋谷に行くことにした。

 

渋谷の駅に着くとお勤め帰りの社会人に混じって仮装した若者がちらほらいた。

センター街に近付くと身動きとれなくなりそうだったのでヒカリエで食べ物を買い、ホテルへ向かう。ホテルから見える渋谷の街は見たこともない姿だった。警察車両と蟻のように群がる人。ハチ公前の人だかりが窓からよく見える。
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この人混みに近付くのは危険と判断し、スクランブル交差点とマルイの前辺りを通って原宿で写真を撮って帰ろうということになった。

 

交差点には警察ががっちり警備をしているので信号を無視したりする人たちはいなかった。
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センター街へ抜ける道は車両は通行禁止となり人混みがすごかったので行っていない。ガヤガヤしているが大声を出したり危険行為をしている人はいなかった。
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スクランブル交差点の警備がすごく警察車両からは「押さないでください」と繰り返しアナウンスされていた。
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ここで転倒したら将棋倒しになり惨事となるだろう。押し合わず進む人たち。警察によってコントロールされているが異様な賑わいなので何が起こるかわからないところはある、

 

ハチ公前やセンター街は見るからに人で溢れていて用がなければ立ち入らない方がいいなと感じたので行くのをやめた。

 

仮装した若者がとにかく楽しそうで賑やかだった。数年前は仮装と言えばカチューシャをつけたり帽子を被ったりする簡素なものがメインだったと思うが、見ているとゾンビメイクや顔の白塗り、生々しい傷メイクなどとても手がこんだ仮装が多かった。

 

魔女チックな仮装のギャルたちはとてもかわいらしくて普段だったら声をかけられないような人も「かわいいね、写真いい?」等気軽に声をかけられる状況だと思う。もちろん節度は守らなければならないが。

街全体がパーティーみたいだなぁと思った。出会いがなくて困っている人にはいいかもしれないと思った。

バーやコリドー街でナンパ待ちをしても声をかけられるのは一部の顔面偏差値が優秀な者だけだし。仮装がすごかったり目を引くようなものであれば声をかけてもらえるだろう。逆に気になる仮装の人や話してみたいと思ったら「それ、すごいですね」と声をかけるきっかけがあるのだ。

ハロウィンはパリピのイベントというイメージが強いがパリピじゃなくても楽しい。人が多くて疲れるが色んな人がいておもしろい。実際に知らない人に声をかけられてちょっと喋って笑って終わり、というコミュニケーションはさくさくしてて気軽でいい。普段の生活ではなかなか味わえない感覚だ。ファストコミュニケーションとでも言おうか。ファストなりの清々しさがある。

 

外国人も多かった。忍たま乱太郎のコスプレをしていた外国人がかわいかった。

男性でチャイナ服やセーラー服を着ている人も意外と多くて女装に実は興味がある、という人も多いのでは、と思った。普段と違う自分や街の様子を楽しんでいるように見えた。こういうところで解放感を味わうのも社会人だからこそ必要なのかもしれない。

その反面渋谷で仕事や生活をしている人は普段通りにいかず不便だろうと思う。

 

23時頃の渋谷のそんなに混んでいないところを歩いて思ったことだ。

 

ヒカリエ方面の渋谷の道で派手な車をゆっさゆささせ車の上に立ち上がる人もいたので、目立ちたい気持ちが変な方向にいったときが危険だなと思う。やっていいこととやってはいけないことを明確化しないとルールを守れない時代なのかもしれない。それはとても怖いことだ。

 

24時も近付くと終電に乗るために駅へ向かう仮装の人たちが多くいた。電車に乗るの大変そうだな~と思いながらホテルへ戻りハチ公前の様子を部屋から眺めた。

終電が終わるであろう深夜1時を迎えてもハチ公前はガヤガヤしていた。この人たちはどこへ行くのだろう、朝まで帰らないのかもしれない。ハロウィンの夜は更けていった。

 

仮装をして渋谷のハロウィンを楽しみたければ渋谷周辺のホテルをとるのもいいかもしれない。そのまま女子会をしたりホテルステイを楽しめる。終電で帰る必要もないし、メイクや着替え、トイレなども困らない。

年に1度のハロウィンという日本に新たに参入してきたイベントをどう過ごすか。渋谷を歩いて思ったことは「楽しかった」が多くを占めている。しかし暴徒化やゴミ問題など、誰もが楽しいだけで終われないのも事実なのである。ハロウィンがいいか悪いか一概には言えないことなのでひとりひとりが安全性やモラルを考えて行動する必要があると思った。

 


今年もあいつがやって来た!ハロウィンの渋谷で逝き遅れ花嫁ゾンビは婚カツをする。 - ここから先は私のペースで失礼いたします