ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

チャレンジ1年生を始めようと思ったのは。

ぐっと寒さが厳しくなったこの週末。皆様におかれましてはクリスマス前や忘年会シーズンということで外出されたりウキウキされたりすることもあったのではないのでしょうか?

 

ねね(姉)はなにもしなった。この週末。本気で。

誰かと何をするという予定はなかったので(そのようなことはほとんどない)大掃除をしたり、銭湯に行ったり、仕事用の時計が壊れたので銀座までお買い物などをしようと頭の中では計画して金曜の夜静かに床についた。

 

そして迎えた土曜日の朝、寒かった。「あ、これ布団から出たら死ぬやつじゃん」と思いスマホで10時であることを確認、Twitterなどを見て「よし、一旦寝よう」と布団に更に潜り込んだ。そして気づけば夕方16時。「あれ~、どうしちゃった、日が沈んできてるねぇ」と薄暗い部屋を見つめる。

あぁ、今日洗濯しようとしていたシーツはもう終わったなーと布団の中で考える。ねねはとても賢いので布団の外へ出たら寒いことを理解している。いかに長く布団に滞在するか。しかしながら布団生活を長期戦に持ち込むとなるとこの空腹はどうにかしないといけない。それにそろそろ尿意もやってきた。仕方ない1度布団の外へ出た。

 

トイレに行ったら「ウソ…」というような色の尿が出た。溜め込みすぎたよう。

昨日多く作っておいたヒガシマルのうどんスープうどんが残っていたのでそれをモサモサ食べTwitterを見て歯をみがいて再び布団に戻る。

スヤスヤ。

いくらでも寝られる。寒いから。気付けば20時を過ぎていた。めめ(妹)が部屋に遊びに来た。どうやらゴールデンカムイを見せてくれるらしい。それにしてもお腹が空いた。さっき食べたうどんは少なすぎたらしい。

金曜日の仕事終わりに買っておいた肉を炒め肉うどんにする。ここでまたヒガシマルのうどんスープを使う。ねねは何食でも好きであれば同じものを食べられるのでまたうどんを食べた。おいしかった。

 

ここでやっと布団と決別しストーブの前でゴールデンカムイを読み始める。とはいえ15巻まであり登場人物も多く複雑な展開のこの漫画は読むのに時間がかかる。これが噂のカムイ飯か~、これがアシリパさんか~ふむ~と言いながら読み進めた。展開がおもしろく途中で区切ることなどできなかった。気付けば日をまたぎ、深夜3時となっていた。このまま布団に入ることも考えたが、さすがに1日中顔を洗わないのはまずいと思いシャワーを浴び土曜日を終了とした。

 

翌、日曜日。寒さが厳しい。薄曇りの空を見る。時刻は11時半。ああ今日も終わったなーと思った。全てを受け入れ起きるのをやめた。

 そして再び眠りにつく。良く眠れる。夕方になりお腹が空いたので起きる。もう16時。いったい全体どうしてしまったのか。惰性で生きるというのはこういうことだと思う。寝すぎて頭がぼんやりするし痛い。鍋に残ったうどんを食べきったので外へ出る。実家の様子を見に行く。ケーキをもらったとのことで運良くケーキを食べぼんやりして帰ってきた。

 

20時、行きつけの銭湯に行きぐちゃぐちゃになった自律神経を整える。ここ数日の寒さで体はすっかり冷えておりいくら湯に浸かってもサウナに入ってもなかなか温まらなかった。3時間ほど浴室の中で過ごしやっと体がぽかぽかしてきたので帰る。終電間際の電車に乗り穏やかな気持ちだ。何にもしなかったけどそういうねねもねねなので何も言わない責めない。

 

帰ってから軽くシャワーを浴びて寝る。寝すぎて眠たくない。この2連休の中で今がいちばん元気。クソッなんなんだよ。今ピークがくるなんて。もう寝ないと明日の仕事に差し障る。なのにめちゃくちゃ元気。今から遊びに行っちゃいたい人~は~い!みたいな不毛さがある。

 

なんとか寝るも嫌な夢を見て体をガチガチに緊張させて目が覚めた。金縛りだったのかもしれない。ふぅ、嫌な夢を見たぜ、と思い時計を見ると5時。ここで起きても仕方ない。また寝る。

7時。雨が降る朝目覚ましに起こされる。眠い。だるい。すっきり眠った感覚はない。最悪だと思いながら仕度を始める。

 

朝は機嫌が悪い。朝礼は参加者全員を睨むように殺意を振り撒く。スマイル0円、やめやめ、そんなの。今日は一段と機嫌が悪い。布団と決別させた社会が憎い。

 

それでもウソみたいな話し声で仕事場を渡り歩く。やらなきゃいけないときはやるのだ。

テレビのCMで「早寝早起きの生活リズムを作ろう、チャレンジ1年生」と言っている。

ああ、それ、今のねねにいちばん必要なやつじゃん。

早起きができないから早寝もできないし、早寝ができないから早起きもできない。どちらが先か、どちらでもいいのである。できないのだから。

 

あたしチャレンジ1年生始めようかな。始めた方がいいかもしれない、とぼんやりした頭で考える。

冬は寒い。冬眠する準備はできている。が、社会がそれを許さない。人間に本当に文明は必要だったのか。チャレンジ1年生は必要な気がする。早寝早起きの生活リズムを作ろう。文明、社会、恋人、クリスマス、平成最後の冬。とりあえず一旦おいて、チャレンジ1年生を始めたい。