3月24日、四国の片隅でひっそりと閉業した場所がある。平家物語歴史館だ。
年末の一族旅行で行き、なんとも薄気味悪いところだなと思った記憶は新しい。もう見ることのできない平家物語歴史館の一部の記録を記しておく。
展示室に入ってすぐこれだった。
薄気味悪い。
蝋人形ありすぎ。
誰?
誰?
ねぇ誰なの?
はぁ、ムカつく。
1階フロアがこんな感じだったのでそそくさと2階へ行こうとしたら
これだもの。
多分源平合戦の山からの奇襲を再現しているんだと思う。ヒヒーン(馬のヒヒーン)、うぉーーー(男の叫び声)、パカラッパカラッ(馬の蹄の音)がエンドレスで流されている。音が大きくて姪は泣いた。抱っこにより移動を余儀なくされた。かわいそう。金払ってきていい思いできないのはかわいそう。
まぁ言っても迫力はすごい。
ダイナミックですね、気味が悪いです。
2階は平家物語のシーンにそって蝋人形が展示されている。
それにしても12月の寒波が来ているときにエアコンが効いていない。外より寒い。なんなのこれ、寒くするのは蝋人形を溶かさないため?
もうお願いだから全部溶けてくれませんか?死体の蝋人形を展示すな!
結局一族全員のテンションをだだ下げしただけの平家物語歴史館だった。
ここが閉館するとこれらの人形は溶かされてしまうのだろうか。きっと再就職の道はないだろう。
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。
いつかは滅びる。
平家物語がそう言っているのを身をもって教えてくれた平家物語歴史館。さようなら。さようなら。我々は夢をみていただけなのだ。
この平家物語歴史館に行ったあとめちゃくちゃ具合が悪くなり熱が出たので多分平家の呪いだと思う。解体作業中に絶対事故が起こりそうな気がする。平家の怨念は恐ろしい。