ホワイト餃子というずいぶんとうまい餃子がある。埼玉や千葉を中心に展開している餃子チェーン店だ。餃子の満州や王将ほど有名ではないがホワイト餃子は我が道をゆくどっしりと構えた奴なのである。
ホワイトの魅力は何と言ってもそのずんぐりむっくりしたボディ。何をどうしたらそんなになるのか、と聞きたくなるほどの造形だ。美しさというよりかわいらしさがありいとおしくなる。そっと手に乗せチュッと口づけをしてもいいだろう。ひよこのように丸々とした造形を撫でるでもなく潰すでもなくただただ眺めていたい。
この説明でホワイト餃子がどんな造形か想像できただろうか?難しいかもしれない。ならば説明を足すまでだ。
ホワイト餃子は蒸し、茹で、焼きの3パターンがある。どれも美味しい。私が1番好きなのは焼だ。たっぷりの油で焼かれて、焼かれたというよりは揚げられたようになる。
表面はきつね色、カリカリとした食感だ(ここでホワイト餃子をムシャムシャ食べる)
んまい。
それ以上の説明は必要ないだろう。白飯が進んでしまう。止まらない。私が女子高生ならホワイト餃子で白飯茶碗3杯は軽く平らげたであろう。餃子からこぼれた酢醤油が染みた白飯は何とも言えないうまさがある。
さて、いつまでも焦らしていたって仕方ない。ホワイト餃子をご覧いただこう。
これが焼だ!
これが蒸しだ!
おっと、こいつぁ~スープ餃子た!茹でを頼んでいなかった。
こいつはこいつでうまい。中華料理店のチャーハンについてくる鶏ガラスープのうまさの海にホワイト餃子を沈めている。ふぅ。なんつーものを作り出してしまったんかいな。箸が止まらんじゃないの。
愛してるぜホワイト餃子。いつだって口のなかに入れていたいぜ。だけどそれは虫歯の原因になるからな、やっぱり然るときに口に入れるだけにしよう。この愛にはほどよい距離が必要なのだ。