昨晩は19時に帰ってきて夕食を済ませ寝てしまった。風呂に入らないとベッドに入れない性質なので床で寝ていた。これはお昼寝のようなものであり夜寝と呼んでいる。いわゆる仮眠というやつだ。
0時に目が覚め、Twitterをぼんやり眺め、風呂に入る。風呂から出てベランダで涼む。小雨がぱらついていた。どこからともなく「ミャオミャオ」と聞こえる。聞きなれない猫の声。甲高いミャオミャオはきっと幼猫だろう。どこにいるのか探してみても見当たらない。見当たらないなら仕方ない、寝ようと思ってベッドに入るもミャオミャオと鳴き続ける幼猫。またベランダに出て姿を探すと道路に見たこともない白い子猫がいた。
近所の野良猫は要チェックしているので初見の猫を見ると「どうした!どこから来た!?」と気になってしまう。ましてや幼猫。親猫とはぐれてしまったのか。
かれこれ1時間以上はミャオミャオと鳴き続けている。心配になってきたので外に出て幼猫の様子を見に行くことにした。
隣の隣の家の駐車場からミャオミャオ聞こえる。「ネコチャン?ネコチャン?」と声をかける。ミャオミャオは聞こえるが姿は見えない。駐車場の車のタイヤの上に両手に乗るくらいの小さな子猫がいた。
「ネコチャンどうしたの?」
と聞いてもわからない。逆に怖がらせてしまったみたいで隠れてしまった。出てこないなら様子を見ようにも見られない。
困ったときの猫頼み。いつも野良猫がいるところに向かう。ここにいる猫は人懐っこい。子猫の面倒をみてくれと声をかけると「ウニャア」とごろごろしていた。
「こっちに子猫いるからついてきて」と子猫の方へ誘導する。が、なかなかついてきてくれない。そううまいこといかないもんだ。猫にもテリトリーがあるし。
近くまで誘導したが車の音に驚いて路地に逃げ込んでしまった。仕方ないよな、お前さんは猫助けするために生きてるんじゃないもんな。無茶なお願いしてごめんね。
もう一度幼猫の様子を見に行き帰ることにした。雨足が強くなってきた。猫の問題に介入することはできない、己の無力さを痛感する。真夜中の3時、猫の鳴き声を聞きながらベッドに入る。もしあの猫を保護して飼うとしたら…引っ越さなきゃいけないな、とかあることないこと考える。金曜日の真夜中の夜更かしと猫の話。