大阪に味園ビルという不思議なビルがある。その中にはホテル味園という宿泊施設がある。2019年9月30日をもって閉館するとのことで「1度は中を見てみたい」という気持ちになり大阪へ行くことにした。
https://universe-misono.co.jp/hotelmisono/
https://universe-misono.co.jp/hotelmisono/
初めて味園ビルを見たとき、赤い螺旋スロープと派手なネオン看板に「なんて派手なビルなんだ、入ったら怒られそう」とおののいてしまった。それから数年後に泊まりにいくとは考えもしなかった。
難波から徒歩圏内、派手な外観ですぐわかる。
螺旋スロープも健在、バブル時代の謎のジャングルゴージャス感がある。
夜のライトがたまらなく美しい。
そんな螺旋スロープ。
エレベーターで4階へ。
フロントで鍵を受け取る。
廊下はキューブリックの世界みたい。
閉館に向けての寄せ書きコーナーがあった。
ちょっとした談話室と自販機もある。
これからなくなるホテルの一室に入るときどんな気持ちになるか。
その世界を目に焼き付けようと強い気持ちで中に入る。
第一印象は…
奥のトイレがめちゃめちゃ怖い！でした～。怯えるさかもツイン。
ベッドヘッドに謎のコントローラー。
当時の最新鋭設備なのだろう。レトロフューチャーという言葉がぴったりな部屋である。
クローゼットもあるし、
ちょっとした棚風なとこもある。
タオルラックもあり必要なものは全部ある。
スリッパは緑。レトロなスリッパだ。
鏡とデスク、荷物がゆったり広げられるのがいい。
ガラステーブルと赤い椅子ってなんだかバブリーでいい。
木製のキーホルダーが昭和っぽくてとてもいい。
テレビもちゃんとある。謎外国の風景壁。なぜ？と思ったけど本当のところはわからない。
それではバスルームへ参りましょう。
わ～
わ～
銀色のお風呂だ！
銀色のお風呂だ！
電気をつけないとこの色味なのでホラー要素が出てくる。ちょっと怖かった。
ずいぶんしゃれた水回りなのでなくなってしまうのが惜しい。
お風呂の排水溝、昭和を感じる。
銀色のお風呂、初めて入りましたが海外っぽくてよかったです。薄暗いのでレトロホラー感がすごい。
中野のコープブロードウェイに通ずるレトロフューチャー感。
エレベーターを降りるとそこは昭和だった～コープブロードウェイゲストルームに宿泊した一夜のこと～ - ここから先は私のペースで失礼いたします
今時のものがいくら真似てもできない生きる昭和。
こんなおもしろいところが閉館するなんて残念。昭和レトロがまたひとつなくなる。こうやっていつか行ってみたいという場所はどんどんなくなるからできるだけ見に行きたい。
ホテル味園の営業はあと10日。あと少しだけこの世界の余韻に浸ってさようなら。
ホテル味園、閉館するには惜しいホテル。チェックアウト時間ギリギリの廊下はまるでホラー映画のよう。 pic.twitter.com/Wqflc9cVet
— さかもツインねね (@sakamotwin) 2019年9月17日
夜明けのホテル味園 2019 9月
