人は輝かしいものや美しいものを見てエネルギーをもらうらしい。絶景、秘境、芸術、この世界にはたくさんの美しいものがあり知らず知らずに人の心を癒し活力を与えている。シャトーすがももエネルギーのある美しい場所のひとつだと思う。だから私は光に吸い寄せられる虫のようにシャトーすがもへ行く。
今回は405号室へ。
フロントパネルの前でどの部屋にするか悩みに悩み青い壁のお風呂が決め手となり405号室を選んだ。
シャトーすがもの場合どこを選んでも正解なので悩むという行為はここでは楽しむものなのだ。
アーチの扉、期待が高まる。
ドアノブが素敵なのですもの。
さぁ、目眩く405室へ。
まず目に飛び込むのがこの鏡張り。
ソファーの背後が五面鏡になっている。神殿かと思った…。
彫刻(?)が
ペアであるのでやっぱりここは神殿でいいと思う。名前をつけるならすがも神殿かな。シャトーなのに。
高鳴る鼓動を落ち着かせる間もなくベッドルームを見れば純度の高い飴色の昭和がそこに。
完全に飲み込まれてしまいましたわ。
布団の柄がこの部屋によく合う。
ベッドヘッドのパネル、
オブジェ、
天井の鏡。どれも雰囲気があってとてもいい。
ふと横を見ればあの青が見える。
あの青とは浴室の青だ。
シャトーすがもには赤い浴室のほうが多いが青い浴室もあるのです。
カーテンで目隠しできるようになっているけど目隠ししなくてもいいかも。不思議な解放感がある。
シャワーや
洗面器は昭和からアップデートされているので使いやすい。
トイレももちろんきれい。
昭和と平成のいいとこどり。
テレビは今時のテレビ。
お湯沸かしはあまり見慣れぬタイプだけどラブホにはよくあるっぽいものと最近は見慣れてきた。
お茶うけのmeijiのチョコレート。シャトーすがもにはどの部屋にもある。
ベッドルームの天井にはなにかかいてある。
よく見ると
ひとだった。人だった。
窓をあければ山手線が走っていてガタンゴトンと聞こえてくる。
夢も現も共存する場所だ。
窓は閉めてもう少し夢のほうにいよう。
ほら
ぼんやりとした光が心地いいでしょう。
昭和のきらめき忘れないで。
じゃあまた来るから。そのときまでまたね。