青森県おいらせ町にホテルナポレオンというそれはそれは素敵なラブホテルがある。
※画像はHPより
このエマニエルという部屋、ピンクの貝殻ベッドが何とも言えない昭和のギラギラした輝きを放っている。いまどきこんなギラギラしたものを再現してもこのようにはならないだろう。だからホテルナポレオンに行きたいのだ。ただしここへ行くまでにはいくつかクリアしないといけない問題がある。
ホテルナポレオンに行くまでにクリアしないといけないこと
- 長距離移動
- レンタカーをかりること
- 撮影用の大荷物を運べること
- 感染症対策
- 一緒に行く人を見つけること
この5点をクリアしないといけない。
長距離移動
まずはこれに限る。
この自粛生活で長距離移動を半年以上していない。埼玉から青森県八戸駅、そこからレンタカーというプランになりそうだが新幹線にずっと座っていられるかという不安がある。
圧倒的な体力のなさと圧倒的に脆弱な肛門
ここが不安のたねなのである。
この時期暑さですでに自律神経はぼろぼろ。ずっと座っていると貧血っぽくなる。動機や気分不快。まぁ普通にプレ更年期でしょう。救心買おうかな。飲んでる人います?あれ効くんですか?効くなら買います。乗り物酔いにはアネロンニスキャップがいいです。こてんと寝られます。
体力的なことは薬でカバーするとしても脆弱な肛門はなかなかカバーできない。長時間座位で私の肛門は血豆ができる。血栓性外痔核というものだ。実際今も1週間前にできた血豆が猛威を振るっている。
治りかけているがずっきんずっきんして歩くのも寝るのも辛かった。ボラギノールを塗り、ボラギノールを塗り、月日が流れるのをひたすら耐えて待つ。やっと治りかけたとこなんだ。この肛門に長時間座位という試練を与えたら爆発すると思う。
肛門は爆発器官じゃないから爆発しないという人もいるかもしれない。でも感覚的には間違いなく爆発している。あ、なんか今おしりズキッてした。なんかもう絶望…もってくれ、この肛門!!!
レンタカーをかりること
レンタカーを借りたことがない。ひとり旅では基本公共交通機関の利用か徒歩だ。
家族旅行で父がレンタカーを手配してくれたことならあるが私主体でレンタカーを借りたことがないのできちんと借りられるか不安なのだ。なによりガソリンスタンドでの給油ができない。ガソリンが怖い。セルフのガソリンスタンドとか正気か?と思う。給油口をあけるシステムもわからない。もう、ガソリン入れるのはできない!タスケテ!!
使った分のガソリンをレンタカーの事業所で支払うというシステムもあるらしい。それを採用して思いきってレンタカーするしかない。
撮影用の大荷物を運べること
いつも使っていたリュックは古くなって汚れが気になったのとカビ臭いホテルへ持ち込んだら匂いがついてとれなくなってしまったため寿命と判断し破棄した。32Lの容量でもいつもパンパン。衣装の着替えがとにかくかさばる。軽くてポケットがあって30L以上のリュックを探しているがなかなか見つからない。リュックを見に行ったが25Lのものがほとんどだ。
これはかなり困難を極める。気に入ったものしか買わない頑固な気質なので困る。リュックを探さねば。お願いだ、ドでかリュックを売ってくれ!流行りのしゃれたリュック屋さんで丁寧な生活してそうなしゃれたカップルが買うようなリュックは中身がないんだ!詰め込む夢の量が違うのだよ…
ちなみにキャリーケースという選択肢はない。トイレにがらがら引き連れていくのが嫌なのだ。頻尿でトイレアタックのたびにキャリーをトイレに…うん、無理!
感染症対策
まぁ今の時期これだよね。やれることは日々やってるけどどうなるかわからないから…
一緒に行く人を見つけること
これ、めちゃくちゃ難易度高い。
ラブホ巡りに理解のある彼氏がいればいいよ。レンタカー2人で運転してさ、ホテルナポレオンの近くに他にもラブホあるみたいだから行ってみよとか言える人がいいのよ。あ~昭和のピンク感でてるね~とか言いたいわけ。写真撮ってさ、すごいねって興奮を分かち合いたいの。
土地勘のない地方のラブホということでひとりで入るにはやはり防犯とか人の目とか、迷子やら何かあったときの対応が1人だと不安。誰かいてくれると心強いという点である。
めめ(妹)に頼みたいところだが遠くてやだというだろう。
しかしホテルナポレオンだってこのコロナ渦でどうなるかわからない。行くならこの秋が勝負だと思っている。冬は積雪により関東圏のひ弱シティーガールに運転は無理だろう!
これをクリアできればホテルナポレオンへ行ける。
人生でどうしても見たい場所だしナポレオンのことを考えるも非常にわくわくする。生きる上で必要な栄養って多分旅とか知らない景色から摂取しているだろう。ここ最近はこの栄養が足りなくてさみしかったがホテルナポレオンを見つけてから「行かなきゃ」という気持ちが私を強くする(肛門以外)
目から手が出るほど見てみたい。そんな気持ちへいつぶりだろう。いけない今と行く日のことを考える今。この葛藤で気が狂いそうな日々をなんだか楽しく過ごしているのである。