ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

餅をつける女になりたい、そしてもっと強くなりたい

緊急事態宣言が出されおうち時間が増えたとき家でできることってなんだろうと考えとき『餅つき』がうかんだ。

2020年5月のときにさかも一族内で臼と杵を買うか検討してみたが、近くのホームセンターには売っておらずアマゾンで調べてみたところ臼が10kgほどあると知り「重たいから管理が難しいかな」という事で諦めた。

 

そして2020年が終わる頃『やっぱり家で餅をついたらいいのではないか?』ということになった。

 

Twitterで臼と杵を買うかアンケートをとったところ57%の支持を受けて買う運びとなった。大々的に買おうか悩んでると言ってやっぱ買いませんというのはダサいので悩んだときはアンケートをとるのが背中を押してもらういい方法である。
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そして木の臼と石の臼、どちらがいいかというと石だった。木は10kgに対し石臼は15kgほどあるらしい。持てるかなと心配したが持てなかった場合己自身を鍛えればいいので頑張ることにした。

 

そしてねねはアマゾンで石臼の餅つきセット(一升用の小さいやつ)を買ったのである。

 

どどん!
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あけちゃうよ!
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すごいね~!
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よし、餅つき決行の日まで待ってろよ!

石臼は重たいながらもなんとか持てる重さだったので安心した。

 

 

2021年1月、2度目の緊急事態宣言が出された。イヨッ待ってました(待ってないし緊急事態宣言悲しい…)!

絶好の餅つきタイミングです!ポジティブにいきましょう!そのためのさかも一族秘伝の石臼じゃあないですか!

 

 

餅米は一升。炊飯器で炊くやり方でやってみましょう!
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おっ!柔らかいね~(怪しい雲行き)
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一族が「なんか餅米が柔らかすぎて無理かも…」とざわつきます。でもここまできたらつくしかない!
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べちょん!

こねる段取りしなくてももう餅になってる。

 

ぎゃ~!タスケテ!
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ついた瞬間べちょんと餅米がとぶ。姪の髪の毛にべっとりついて完全に終わっていた。もう唖然。どうしようもないさかも一族。全ては餅米を柔らかく炊きすぎたねねに責任がある。

 

責任を感じてねっとりした餅をいつまでもついた。それはもう激しくついた。べっっとん!べっとっっん!今まであまり体感したことのない感触。おもしろい。ストレスとか吹っ飛ぶだろうな。ただし杵は軽いのに餅が粘るので振り下ろす杵はめちゃくちゃ重かった。さかも一族の家の前を行く通行人がぎょっとした顔で見ていた。ナチュラルに餅つきする地方じゃないので仕方ない。

 

 

つき上がったべちょ餅はのし餅にして数日乾燥させてあげ餅にして食べることにした。
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石臼を食卓に上げ、石臼についたべちょ餅(べちょべちょになった餅のこと)をスプーンで絡めとり食べた。一族の未来を背負う者(キッズたち)が醤油をつけ海苔で巻いて美味しそうに食べていた。それはもうびっくりするくらい食い付いていたのでよかった。

 

一緒に鏡開きもした。餅を揚げるやつ。おかき。

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これはめちゃくちゃ美味しくて揚げた瞬間なくなった。べちょ餅もこうやって食べる予定。揚げ餅のお雑煮にしようと思うので来週末また餅を楽しめるのはうれしい。

 

飛び散ったべちょ餅とこびりついたべちょ餅の片付けば大変だったがこれくらい労力を使うと1日充実した感じがあっていい。

 

初めからうまくいくことなんてそうそうないから、うまくいかなかったことをちょっと笑ってなんとかリカバリーしてまた次に繋げる、それが楽しいと思えるのはやっぱり餅つきのおもしろさだろう。次は蒸した餅米でやる。絶対べちゃ餅にしない。強くなりたい。餅をつける女になって強くなって2021年笑い飛ばしてやろうと思う。