ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

胸のひとつやふたつ、焦がしてやろうじゃないの。

さつま芋がそんなに好きでなかった。母がよく茹でておやつに出してくれたこと、もそもそして市販のお菓子のほうがおいしいと知ってしまったことからさつま芋と距離を置くようになってしまった。

大学芋は好きな方だがわざわざ買うほどでもないし、芋味のお菓子などは「なぜわざわざ芋味にするのか?」と不思議に思って食べない。

それでも秋にダイエーでさつま芋のおはぎを見つけてなんだかなめらかな黄金の塊に心惹かれた。f:id:sakamotwin:20210211221443j:image

買って食べてみたらそれはもうとてもおいしかった。「え?芋ってこんなにおいしかったっけ…」と考えを改めた。

 

芋のこと、ちょっと好きかも。

意識し始めたら世界が変わった。芋売場にあるさつま芋の品種を見るようになった。安穏芋や紅はるか、色んな種類の芋がある。ねっとり系やほっくり系。個性があって選ぶのが楽しい。

 

芋売場の横には石焼き芋が売っているコーナーがある。あの独自の保温機は子どもの頃憧れたが母が「家で蒸かした芋があるから」と買ってくれたためしはない。何があるのかよくわからないが私が手に入れられるものではないという意識付けがされてしまった。

 

石焼き芋の保温機を見ていたら「もしかしてもうこれを自由に買ってもいい時が来たのかもしれない」と思った。

5個ほど紙袋に入った石焼き芋を見る。これを手に取り籠に入れレジを通せば私は石焼き芋を買える女になる。よし買おう。1番奥の長い石焼き芋を選んだ。

 

石焼き芋は店員さんにピッとされ会計済みの赤い籠に入る。

ポリ袋に入れて大切に持ち帰る。

 

ここから破くようになっているのか。なるほどね、よくできてるわ。
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いいねこの紙袋から覗く芋。

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持って帰る間に冷めちゃったからホットサンドメーカーで炙りましょう。
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はみ出た皮がちょっともえたけどいい感じ。
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仕上げにクロテッドクリームを塗っていただきます。
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え!焼き芋ってこんなにおいしいの!

 

うそ~芋ってこんなにおいしいんだ。なんとなく避けてたけど好きになっちゃったよ。また買っちゃうだろうな、石焼き芋。毎年実家の菜園でさつま芋育ててるけど今年はもっと本気でやろう。そしておいしい芋をたくさん食べるんだ!

2021年、さつま芋との新しい関係が始まる予感…。胸のひとつやふたつ、焦がしてやろうじゃないの。