ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

シャルマン 336号室に潜入

何かが起こるような黒いムード…

期待と興奮に愛の矢が射られます

 


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その部屋はシャルマン336号室、ブラックエンジェル。

いつでも扉を開けば目映い昭和の光が見られると思い込んでいたが、いつでもその光は一瞬で消え去るということを思い知らされた。このたびシャルマンはリニューアルのため休業をするとのこと。リニューアル前に慌てて京都行の新幹線に飛び乗ってきたのだ。

 

緊張した面持ちでシャルマンに辿り着いてみればこれから休業期間に入るとは思えないほど静かだった。
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明日も明後日もこのまま営業しますというような顔をしている。

 

336号室に入ればギラギラとした光が消えるなんて思えないほど勢いのある輝き。
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反射した輝きはライターだって照らすのだ。
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ソファーに腰を掛けて普段は見ないお部屋案内を手に取る。
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ごあいさつに始まり
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各部屋の名前と設備、特徴が書かれている一覧があった。
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全69室にこのタイトル。冒頭の何かが起こるような黒いムードというのはシャルマンの中の人が書いたものである。ひとつひとつにこんな洒落た詩を書くなんて。どれだけこのホテルに愛情を注いでいたのだろうか。

「この部屋どんな部屋だろう、次はここ行ってみよう」

そんなカップルたちもいたに違いない。

 


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ベッド周りの鏡はギラギラと反射するような斜めのカットが入っている。


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ゆらゆらとうごめく光。


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照らされるシャルマンの文字。


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ブラックエンジェルに愛の矢を射られたらどうなるのだろう。ここでなら射られてもいいか。ふたりきりの世界なんだし。

 

 

コーヒーを飲むならここを開けて。
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浴室は…もう見えてるけどここにあるの。f:id:sakamotwin:20210411133811j:image

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昭和の子どもが想像した宇宙船みたいな色をしている。
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そんな水回り。

 

シャルマンの好きなところ。
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お手拭きがあるところ。


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ロゴ入りのマットがかわいいところ。

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ちょっとだけ懐かしい気持ちになれるところ。


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次来るときにはどんな姿になっているのだろうか。在りし日の姿を見届けたらさみしさが溢れてきた。

 

2021年3月訪問