ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

ニュー高瀬 洋室5号室に潜入

どえらいところに来てしまった…その部屋を目の前にしてそう言うしかなかった。いまだかつて見たことのない回るベッドの昭和遺産はひどく私を感動させた。ここにいる時間が永遠ならいいのに、そう思いながらカメラのシャッターをきった。

 

ホテルの名はニュー高瀬という。


ニュー高瀬 (ニュータカセ)|埼玉県 秩父市|ハッピーホテル

車を走らせ秩父の山を越え辿り着いたときは無事ついたという安心感が強かった。

 

戸建タイプのホテルになる。ニュー高瀬の看板が立つ道を入っていくと、「和室」と「洋室」エリアに分かれていて奥の洋室エリアへ車を進めた。
f:id:sakamotwin:20211127215003j:image

かわいらしい三角屋根が建ち並ぶ。

 

入口の看板に誘われていざ入室。
f:id:sakamotwin:20211127215223j:image

木のドアを開けてみると…
f:id:sakamotwin:20211127215305j:image

おっ!薄紫の階段!
f:id:sakamotwin:20211127215358j:image

銀色の不思議な模様の壁!
f:id:sakamotwin:20211127215443j:image

この時点で期待がすごい。

f:id:sakamotwin:20211127215524j:image

見上げると

f:id:sakamotwin:20211127215758j:image

f:id:sakamotwin:20211127215629j:image

レトロフューチャーみのある照明。この壁紙と絨毯によく合う。

f:id:sakamotwin:20211127220318j:image

24時間、ドキドキ。アルコールシュッシュしてメインルームへ。

 

ズッ。
f:id:sakamotwin:20211127221650j:image

ドン。
f:id:sakamotwin:20211127221735j:image 

 

ど、どえらいこっちゃ!

f:id:sakamotwin:20211127231726j:image

台座を含めるとベッドヘッドの高さは2mくらいはおりそうである。
f:id:sakamotwin:20211127224010j:image

そしてペアの椅子。
f:id:sakamotwin:20211127224106j:image

ベッドヘッドのオーディオは現役でラジオからブリトニー・スピアーズのtoxicが途切れ途切れ流れてきたのが最高によかった。

f:id:sakamotwin:20211127224225j:image

ビゲンの回転ベッド。ボタンを押せばゆったりと回る。1周1分くらいかな。
f:id:sakamotwin:20211127224444j:image
ピカピカ光るようにもなっている。
f:id:sakamotwin:20211127224657j:image

回っている動画はこちら↓
https://twitter.com/sakamotwin/status/1462747476868284418?t=ov3bPhQ2CZdiESdHKfXhfg&s=19

昭和レトロといいつつも必要なところは平成令和でアップデートしていてエアコンもよく効く居心地のいい空間である。
f:id:sakamotwin:20211127224858j:image

電子レンジ冷蔵庫完備。
f:id:sakamotwin:20211127225131j:image

 

洗面所は広々。
f:id:sakamotwin:20211127225258j:image

アメニティ。

f:id:sakamotwin:20211127225324j:image

メインルームの強さに負けない赤い壁紙。
f:id:sakamotwin:20211127225341j:image

お手洗いも清潔でとても使いやすい。
f:id:sakamotwin:20211127225424j:image

 

さて。

もう抜く度肝もないのだが、もうひとつだけ抜いてもいいですか。
f:id:sakamotwin:20211127225455j:image

浴室なんですけど、
f:id:sakamotwin:20211127225536j:image

金の円形風呂です。
f:id:sakamotwin:20211127225554j:image


ちゃんと銀色のスケベ椅子まで。
f:id:sakamotwin:20211127225646j:image
赤いタイルによく映えます。


f:id:sakamotwin:20211127225723j:image
メインルームとの境はこれ。
f:id:sakamotwin:20211127224131j:image

とにかく色が鮮やかで圧倒されつつも楽しくなる。

 

このポールがあることによって神殿みが加えられる。
f:id:sakamotwin:20211127225835j:image

タオル入れに露天の宿の入浴剤。ホテルの人の優しさが伺える。

f:id:sakamotwin:20211127225921j:image

 

窓からはちょうど紅葉が見えた。
f:id:sakamotwin:20211127225030j:image


f:id:sakamotwin:20211127230130j:image

ラブホを訪問したとき窓を開けて何が見えるかというのを毎度やるのだが(世界の車窓から気分で)、多くは駐車場や隣のビルである。たまに田んぼもあるが、紅葉は初めてで遠からずのところから川のせせらぎが聞こえてきた。

 

こんな昭和純度が高いホテルなのに自然が豊かで空気がおいしいというのはますますニュー高瀬が好きになる要素である。

 

ひとつひとつ手の込んだ装飾にため息をつかずにはいられなかった。
f:id:sakamotwin:20211127230416j:image


f:id:sakamotwin:20211127230443j:image


f:id:sakamotwin:20211127230453j:image

来られてよかった、また来たい、できればいつまでもこのままの姿で、を望んでしまう。きっとひとつひとつ大切にされてきたというのが伝わってくるからだろう。すっかりこの部屋の虜になったのであった。

 

2021年11月訪問

 

 

【追記】

私は埼玉県民ではあるが秩父は秘境のようなところで人生で3度しか行ったことのない場所である。得意ではない運転をしてまで行こうと思ったのは、愛欲空間でお馴染み愛染シオンちゃんと「2人なら行ける」と思ったからである。シオンちゃんのラブホ訪問ブログはこちら↓

http://furuyado.blog.fc2.com/

2020年、21年でずいぶんと多くの昭和ラブホが閉業しその度に胸を痛めてきた。なるべく多くの昭和ラブホを巡ろうと頑張っているのでラブホ巡りフレンドが登場してくれると行きにくいところに行く勇気がわくのでとてもありがたい存在である。

興味を持たれたらぜひ行ってみてほしい場所です。