ロマンスの神様がいるとしたらきっとここに立ち寄ってふっと息をかけていったろう、そんなホテルロマンス。
ひっそりとした外観だが営業している。
5号室に入ってみることにした。というのは調べてもほとんど情報がなくお目当ての部屋もなにもない、開拓という気持ちで訪問したからである。
車を停め、奥へ進むと部屋がある。
チップとデールのマットに出迎えられふふふと笑う。
入室して宝探しの宝が見つかった気分になった。
なんて不思議で魅力的な部屋なんだろう。
布団も鏡も照明も、全部全部好きなやつだ。
枕元には…
このレースクロスが実にいい。
ベッドの回りの緑のところは人工芝みたいな素材。
換気扇に素敵な絵が描いてある。
ムーディーな雰囲気はお任せあれ。
なんたってロマンスなのだから。
少し窓を開ければ自然が溢れていて空気がおいしい。
くつろぐならこっちもいいよ。
テーブルの足が白鳥なのも心をくすぐられる。
ご案内と木の盆、ガラスの灰皿。
石油ストーブがあるのが助かる。とっても暖かい。
鴨の置物。昭和のお家にはこういうのよくあったな。流行っていたのかな。
右の黄色い扉の先は水回り。
なぜか緑の壁。どうもペンキで塗ってあるよう。
洗面所。
アメニティ。
浴室の岩!
白いタイルが美しいから朝風呂に入りたい。
お湯は溜めたら栓を抜いて帰りましょう。
静かな部屋で静かなひとときを。そんなロマンスがあってもいい。情熱的なのだけがロマンスじゃないから。
2021年12月訪問
https://love-hotels.jp/ibaraki/1546
【あとがき】
同行 那部亜弓ちゃん
https://instagram.com/ayuminabe?utm_medium=copy_link
「ここにホテルがあるみたいなんだけど、やってるかわからない。とりあえず行ってみよ❗」という会話のあとたどり着いたホテルロマンスにバリケードが張ってなくて「え、営業してる!?」と歓喜に震えながら入室しました。
昭和ラブホにこういう形で巡り合えたときの喜びはかなりのものです。体験すればするほどますます昭和ラブホ沼にはまっていっちゃうね、と話しました。