海沿いの静かな国道を車で走り抜けると白いお城のようなホテルがある。
プリンセスという名のホテルは何件かあるが、今回の訪問は静岡県焼津市のホテルプリンセスです。
個性的なお部屋が揃うこのホテルでどの部屋に入るか決めるのはけっこう悩んだ。回転ベッドのある23号室に入り、せっかくだからとこちらも回転ベッドのある18号室に入室。
https://sakamotwin.hatenablog.com/entry/2022/05/13/161427
紫色のちょっと急な階段をあがると
ギラギラと点滅する照明に照らされたベッドがお出迎え。
普通の照明だとこんな感じ。
舞台みたいなカーテンが気持ちを昂らせる。普段見かけないものの視覚的な刺激はすごい。
現役で稼働する回転ベッド。
年季は入っているはずなのだがよく手入れされているのかとてもいい状態です。
天井のムーディーカラー鏡。紫色というのがいいアクセントになっている。
ベッド横にパネルと電話。
扉の上のアーチ装飾が乙女心をくすぐる。
もちろん照明だって素晴らしい。
扉の奥には洗面所とお手洗い。
アメニティも揃っている。
洗面所を抜けると長い廊下が出現する。ベッドのうしろにあったカーテンのさらにうしろがこの廊下。
迷路みたいで愉快である。ラブホのお部屋で廊下があるのは珍しいかな、私はあまり見かけたことないです。岐阜のサンエイトや大阪のホテル富貴にはあったか。
さてこれがどこに続くかというと、
浴室です。
どこかのバウムクーヘンの箱みたいな柄の浴槽。
廊下との境目がちょっと透けてるん。
ドアは玉虫色。
この椅子はどう考えても使用法の正解がわからなかった。寝てみたけど寝るにはちょっと寸足らずな感じ。縁起物なのかな。そう考えることにします。
タオルはロール状になっていて使うのがもったいなくなるほど整っている。
ドライヤーは2種類完備。
窓にはホテルからのメッセージ。
電子レンジやポットも完備。とにかく過ごしやすい。
古き良きレトロさを令和にいい形で継いできたお部屋だと思う。
いつの時代も来た人をときめかせてきたであろうこのホテルを好きにならずにはいられないのである。
2022年3月訪問